続日本橋寺社巡り その3

 続日本橋寺社巡りの第三弾は、人形町から東日本橋にかけてのお稲荷様を紹介します。
 お稲荷様を紹介する前に、人形町3丁目で撮影した商店と蔵です。このような昔ながらの建物がひょっこりと残っている街です。

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 先ほどの民家の近くにあるのが橘稲荷です。由緒書きによると「当初御殿山にあったものが江戸城内へ移り、さらに将軍家御典医岡本玄冶に下賜されて、岡本玄冶の邸があった当地へ移されたといい、岡本玄冶の元姓が橘に因んで、橘稲荷と称された」とのことです。察するに、御殿山は太田道灌が城を気づいた場所なので、中世に創建されたということでしょうか?
街中のお稲荷様の中には古社といってもよいものも中にはあります。

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 日本橋富沢町にある富沢稲荷神社です。人形町はお稲荷様の密集地といっても過言ではなく、周辺には三光稲荷神社(こちら)、末廣神社(こちら)etcがあります。

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 久松神社です。久松町会館内にあります。由緒は不明です。

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 久松神社から見て小伝馬町の方面にある日本橋堀留町の池洲稲荷神社です。創建時期は不明ですが、かつてこの地に池洲屋敷があり、その池から現れたお稲荷様を祀った神社とのことです。

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 最後に東日本橋の玉尾稲荷神社です。残念ながら由緒等は不明です。
 
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 今回はいつ頃創建されたか不明のお稲荷様が多かったです。
 再開発が絶え間ない東京では消えたお稲荷様も多いですが、今なおその土地に残っているということはそれだけ畏れられていると思われます。次回は続日本橋寺社巡りの最終回で日本橋室町周辺です。
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月岡芳年 月百姿 その3

 今年の15夜の満月は、時折雲がかかりましたが綺麗でした。太陽の光は活力を与えてくれますが、満月の光は清らかさを与えてくれる気がします。さて、今回紹介する月百姿はコメディーな作品を2つ紹介します。

 まずは「月夜釜 小鮒の源吾 島矢伴蔵」です。

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 二人の盗賊が大釜を盗もうとしたところ、実は釜の中で持ち主が寝ていて、その音にビックリしている場面とのことです。
 やせぎすなところがボヤッキーを連想し、音にビックリしている場面は、ドリフのコントで加藤茶がヘックシュンと大きくくしゃみして一同がびっくりする場面を連想します。
 「月夜に釜を抜かれる」は油断大敵とのことですが、寝てる釜の持ち主も驚きすぎの盗賊も油断しすぎなところが面白いです。

続いて「垣間見の月」です。

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 顔世御前に横恋慕する高師直に顔世の侍女が風呂上りの顔世の姿を覗き見させるという場面です。
 侍女は風呂上りすっぴんの顔世御前を見れば高師直も興ざめすると思い、このようなことをしたそうですが、逆に美しい裸体を見て別な意味で仰天したようです。なんかコロコロコミックとか少年誌向けのラブコメ・エロコメを見ているような気分です。
 月百姿では数少ない裸婦像です。覗いてる高師直をにらむようにも見えますが、顔世御前の凛々しい表情がいいですね。

 次は神々しい作品を紹介します。

滝野川・王子周辺の名所

 土日は北区の滝野川・王子周辺の公園で昆虫採集して過ごすことが多いです。
 この地域は公園も充実していますが、名所も多いので紹介します。まずは北区王子本町にある音無さくら緑地です。

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 一見、ただの崖のように見えますが、東京層といわれる地層の自然露頭です。近年東京の地形を愛でることが流行っていますが、地形を形作る地層の自然露頭を見ることができる唯一の場所といえそうです。
 この公園は石神井川の蛇行跡に作られられたもので馬蹄型をしております。東京の大地がいかにして出来上がったかを感じることができる公園です。

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 石神井川を下り、滝野川二丁目にある独立行政法人酒類総合研究所の東京事務所の「赤レンガ酒造工場」です。

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 明治37年に建設され、平成24年に国の重要文化財に指定されました。内部見学は予約が必要なので隣にある「醸造試験場跡地公園」から金網越しの見学になります。いつ見ても古さを感じない均整のとれた美しさが魅力です。

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 飛鳥公園の隣にある旧渋沢庭園にある晩香廬と呼ばわれる洋風茶室です。大正6年に建設されました。

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 晩香廬は渋沢栄一が内外の賓客を迎えるレセプション・ルームとして使用されていました。調度品は絢爛豪華でありませんが、上質な素材で丁寧に作られています。

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 青淵文庫です。渋沢栄一の80歳のお祝いと、男爵から子爵に昇格した祝いを兼ねて大正14年に建設されました。戦前までは他にも洋館・茶室等がありましたが、空襲で焼け現在はこの2棟のみ現存しています。
 2棟の建物は国の重要文化財です。都内でも数100メートルしか離れていない場所に3棟の重要文化財である建築物がある地域はそうそうないです。王子神社散策がてら併せて立ち寄るとよいです。
 ちなみに、、飛鳥山公園より旧渋沢庭園の方がなぜか虫が多いのでもっぱらこのあたりで採集しております。 

続日本橋寺社巡り その2

 続日本橋寺社巡りの第二弾です。
 まずは日本橋蛎殻町にある、最近改築した水天宮です。

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 まずは新しくなった鳥居です。。年月を得た青銅色の鳥居もよいですが夕日を浴びて赤銅に輝くこの鳥居もよいです。

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 境内です。普段は安産祈願の参拝客で賑わいますが閉門時刻間際はさすがに空いていました。

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 社殿です。木の香りが漂うようです。寺社は年月を得ているほうが風情があり良いですが、新しい社殿もよいですね。京都・鎌倉のお寺も建築された当時はこのような感じだったはずです。
 なお、改築前の水天宮の記事はこちらです。

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 水天宮のある日本橋蛎殻町の隣は箱崎町です。有名な箱崎ジャンクションの下にあるのが永久稲荷です。
 いつ創建されたかは不明ですが、産土神として今なお崇敬を受けています。なお、この画像は末社で隣にある民家が神社であることを後日知りました。

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 同じく箱崎町にある高尾稲荷神社です。江戸時代の遊女高尾太夫が仙台藩主伊達綱宗に切り殺され、遺体が引き揚げられた地にあるお稲荷様です。
 実体の神霊(実物の頭蓋骨)を祭神として社の中に安置しており、全国的にも非常に珍しいので今回の記事では特にお勧めしたいお稲荷様です。
 なお、頭にかかわること、例えば薄毛、頭痛、心の病にご利益があるので、特に念入りにお参りしました。

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 日本橋小網町にある明星稲荷神社です。
 元々は江戸城にあり、江戸開府とともにこの地に移転したとのことです。こういった由緒はよく見かけます。
察するに江戸城周辺は元々パワースポットで太田道灌も徳川家康もそれが分かっていたからこそ築城したと思われます。
次回は人形町から東日本橋一帯のお稲荷様を紹介します。

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