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生島浩 月隠り

 今回紹介するのは写実作家の大御所、生島浩の「月隠り」です。この作品はホキ美術館が所蔵する「5:55」(こちら)に次いで人気が高い作品です。

生島浩 月隠り

 フェルメールは手紙を書く女性を描いた作品が多いので、この作品はフェルメールを連想します。
 
 意味深なタイトルである「月隠り」は晦日のことです。暗めの部屋に明かりが差し込むさまは、晦日で暗い夜から月夜で明るくなり始める様です。

 西洋アンティークの秤、机、椅子そして典型的な日本人女性の組み合せに不思議な違和感を感じます。 また、女性は何を測ろうとしているのか?何を思って手紙を書くのか?心の動きが読みづらいところにも違和感を感じます。
 
 個人的には、月隠りは月の終わり、月の終わりの次は新しい月です。
 この女性ははかりかねることがありつつも、新たな一歩を踏み出そうとしている。カーテンの隙間から差す光がその一歩はよい結果をもたらすことを暗示していると解釈します。次回は生島浩と並び称される島村信之氏の作品です。
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歓喜院聖天堂① 埼玉県熊谷市

 2月26日に埼玉県熊谷市にある歓喜院聖天堂をお参りしました。
 熊谷駅からバスで30分ですが、1時間に約4本のためアクセスがいいです。

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 国の指定文化財である貴惣門です。3つの屋根の破風よりなっており、この様式は日本には3棟現存するそうですが、規模の大きさ等ではこのお寺が一番大きいそうです。

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 このお寺は国宝である本殿の彫刻で有名ですが、貴惣門の彫刻の精緻なそして坂東武者のような勇壮な彫刻も素晴らしいです。

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 また、関東平野を貫く坂東太郎こと利根川の様に勇壮です。

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 国登録有形文化財の仁王門です。こちらの門は質実剛健なお姿です。

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 このお寺は狛犬様が多くいらっしゃります。仁王様と狛犬様のツーショットを初めて撮りました。

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 国宝の御本殿「歓喜院聖天堂」の正面です。

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 赤龍様と青龍様のパワーを頂戴できる有難い妻飾りです。

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 鯉、鯱、玄武等、霊獣達が施されております。このお堂の拝殿だけでも見る価値があります。

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 渋い朱色が雅な奈良・京都のお寺とは違った美しさです。このお寺は鎌倉時代の初期に創建されましたが、御本堂は江戸時代中期に建てられたものです。

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 御朱印です。参道から本殿までで2社お参りしたような気分になるくらい見どころがあります。次回は国宝の彫刻群です。

三重野慶 言葉にする前のそのまま

 玉前神社をお参りしたあと、ホキ美術館に行きました。
 今回紹介する作品は三重野慶の「言葉にする前のそのまま」です。

2019年03月07日21時33分18秒0001 (2)

 三重野慶氏は1985年生まれの若手写実作家です。 この作品の精巧な美しさはSNSで話題になったそうです。

 若い子の肌は水をはじくともいいますが、乙女の瑞々さが魅力的です。
 また、水の透明感あふれる描写が秀逸です。川の流れは川底の石、反射する光等いろいろな要素で複雑な姿を見せますが、この作品は複雑な姿を精巧に描いています。

 しばらくの間、ホキ美術館中の「人・ひと・人 —人って面白い—」で見た作品が続きます。私が好きな卯野和宏の作品はなく、山本大貴は2作品でしたが、写実作家の大御所から新人まで幅広い層の作品が楽しめます。
 今回三重野慶氏の作品を紹介したのは、若手写実作家の作品の中で群を抜いて精巧な作品を描いたからですが、それ以上にこの作品に萌えいづる春の訪れを感じたからです。

観明寺 千葉県一宮市

 玉前神社の次に観明寺をお参りしました。玉前神社の近くにありこの神社の別当寺でした。

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 このお寺にある金毘羅堂です。

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 1748年に建てられ、明治時代にに玉前神社境内から移築しさらに向拝を増築したそうです。
 このお堂にある龍は波間を飛翔しています。なお、この町は東京オリンピックのサーフィン会場です。

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 金毘羅様は航海の神様だけに波の彫刻が美しいです。私が最近愛読している若葉純氏の「百龍めぐり関東編」によると千葉県は宮彫りのある社が全国的に見ても多いそうです。

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 逆巻く波を乗りこえる動物たちが彫られています。青い彩色が美しいお堂でした。

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 このお寺の参道にあった4本の柱に龍の彫刻を施した水屋です。
 房総は「波の伊八」と「龍の義光」と呼ばれる超一流の職人を輩出している土地であることがよくわかりますね。

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 梅の香りを楽しむ穏やかなお地蔵様でした。

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 河津桜です。梅と桜の共演を存分に堪能しました。

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 本堂です。堂内の欄間には「地獄極楽図」の彫刻が施されており、正月に公開されるらしいです。
 千葉県の寺社巡りといえば香取神宮、成田山新勝寺ですが他にも珠玉な寺社は多いので括目ですよ。

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