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青松寺と籔内佐斗司

 前回紹介した青松寺は籔内佐斗司の作品が多数あることで有名です。
 
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 まずは山門の四辺上部にある龍です。山門には「十六羅漢像」もあります。

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 持国天です。関東の古仏は奈良・京都と比べるとずんぐりした造形が多いと聞いたことがあります。
 
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 多聞天です。このお寺の四天王の中ではクールな感じで個人的に好きです。

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 増長天です。熱血漢なかんじがいいです。

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 広目天です。射るような全てを見通したような眼力が魅力的です。

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 「誕生童子・花祭りの童子」という作品です。なお、お参りした日は3月30日で花祭り直前でした。
 仏様の唐子のように愛らしさがいいです。

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 皆さま是非紹介したいのは十二支の彫刻です。まずは牛です。決してせんとくんではありません。

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 続いて寅です。

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 兎、龍、巳です。近くに虎ノ門という最先端のビル街があることを忘れるぐらいの緑に囲まれた場所にあるのがいいです。
 都内のお寺はビルに囲まれて風情がない、コンクリート製のお堂は有難くないと思われがちですが、そんなことはなく都会の風景に調和したお寺もあり、その代表は今回紹介したあ青松寺です。

※練馬区の武蔵野稲荷は社殿と山門そのものが籔内佐斗司の作品です。(こちら
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グスタフ・クリムト ユディト Ⅰ

 都立美術館で開催中の今回の展覧会はGWに行きました。入場に10分並んだものの思ったほど混んでいなかったです。
 前回は子供を描いた作品でしたが、今回は「ユディト Ⅰ」です。

2019年05月10日22時24分57秒0001

 今回の展覧会はグスタフ・クリムトの代表作が一堂に出展される充実の展覧会でした。
 さて、「ユディット」は故郷を襲った敵であるホロフェルネスの寝首を掻いた勇気と敵から人々と救った高潔な性格を描かれることが多いですが、この作品についての私の見解は「暴力は快楽」です。

 いじめ、体罰、パワハラ等陰湿・凄惨な出来事は絶えません。暴力はいけないことですが、絶えない理由はただ一つ「気持ちいい」からです。支配欲・破壊欲は性欲・食欲並みに「気持ちいい」のです。
 この作品は暴力する側の快楽さを感じます。この恍惚な表情の正体は、敵を倒した達成感というより誘い込んで惨たらしくいたぶってエクスタシーではないでしょうか?
 
 暴力は人を引き付けるものです。善良でありたいので認めたくなくても認めざるを得ない普段は心の奥にしまっている暴力への憧れを暴かれたような気分にもなります。
 美しい作品ですが、上質なホラー小説を読んだようなゾワゾワさを感じました。

愛宕神社周辺のお寺

 新橋界隈のお稲荷様巡りをした際、愛宕神社周辺にある「栄閑院」、「天徳寺」、「青松寺」をお参りいしました。

 まずは栄閑院です。愛宕神社の裏手にあります。このお寺から見ると愛宕神社はまさに「山」であることが実感できます。

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 このお寺は次に紹介する「天徳寺」の塔頭で、別名「猿寺」と呼ばれています。本堂の両脇にお猿様がいらっしゃります。
 このブログは寺社の建物・彫刻の素晴らしさに主眼を置いております。寺社の彫刻は龍や鳳凰といった神獣が中心ですが猿は珍しいからお参りしたくなりました。

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 寛永の頃、猿回しに扮した盗人が寺に逃げ込みましたが、和尚の説教で改心し、その後、諸国行脚に旅立ちました。
 残された猿は寺で預かることになったが、この猿は人々に芸を見せ、その評判から「猿寺」と呼ばれるようになりました。 

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 本殿の本柱にもお猿様がいらっしゃります。中野区にも「猿寺」と呼ばれているお寺があるらしいのでお参りしたいものです。
 「猿」に因む寺社として「日枝神社」と「猿江神社」もこのブログで紹介しているのでよろしければご覧ください。

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 次にお参りしたのが「天徳寺」です。 この画像の板碑は港区唯一のものです。板碑でも「武蔵型」と呼ばれるものは秩父産の緑泥片岩で造られており、青銅のような色合いが美しいです。
 1533年に後に江戸城となる紅葉山付近に創建、その後この地に移転しました。23区の寺社は「紅葉山」付近に創建、江戸城拡張に伴い移転という謂れが多いですね。

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 このお寺は江戸時代は浄土宗の触頭でした。
 そして見どころはこの八角形のお堂です。格式の高さを思わすように重厚な意匠が魅力的です。
 
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 次のお参りしたのが「青松寺」です。
 このお寺は曹洞宗の触頭で1476年に現在の麹町に創建、御多分もれず江戸城拡張で移転しました。

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 清々しさと凛々しさを連想する名前どおりの境内です。
 かつて境内に「獅子窟学寮」を擁しその後、泉岳寺の学寮と吉祥寺の学寮と統合し今日の駒澤大学へと発展しました。
 なお、このお寺は御朱印の授与はありませんが、日本を代表する仏師である籔内佐斗司の作品を拝観料なし気軽に見ることができます。次回は籔内佐斗司の作品を紹介します。

グスタフ・クリムト 「赤子(ゆりかご)」と「ヘレーネ・クリムトの肖像」

 5月5日に「クリムト展 ウィーンと日本 1900」に行ったので、この展覧会で見た作品を紹介します。5月5日はこどもの日なので子供にちなんだ2作品を紹介します。
 まずは「赤子(ゆりかご)」です。

2019年05月01日11時20分42秒0001

 グスタフ・クリムトは浮世絵に影響を受けており、赤ちゃんを包む布は浮世絵に描かれている着物をイメージしているそうです。
 子供は神様からの授かりものだからでしょうか?赤ちゃんが天空から見下ろしているようにも見えます。

2019年05月01日10時54分42秒0001

 次に「ヘレーネ・クリムトの肖像」です。
 少女の利発さに惹かれたため、以前から見たかった作品です。このブログで美少女を描いた作品を多く紹介していますが、この子の利発さは今まで紹介した作品の中で群を抜いてます。
 10代半ばの女性と思いきや、描かれているヘレーネ・クリムトの年齢は6歳と知り驚きました。

 次回はこれぞクリムトというべき作品を紹介します。このブログではクリムトの他の紹介しておりますが、カテゴリー「オーストリア」は全てクリムトです。よろしければご覧ください。
 

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