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しりあがりさんとタイムトラブル 江戸×東京

4月30日に日比谷図書文化館で開催中の「しりあがりさんとタイムトラブル 江戸×東京」に行きました。

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展覧会場のため我慢しましたが本当は声を出して笑いたい気持ちを抑えながらの鑑賞でした。特に「スマホでおしゃべり」と「動画投稿」はバカ受け。
「名所江戸百景」や「富嶽三十六景」といった誰もが知っているいる名作に現在の風俗を混ぜた面白い作品が多く展示されています。
ただ現在の風俗を混ぜただけではなく主に富士山を描いた浮世絵にいたっては近年問題となっているオーバーツーリズムを描く等、ちょっとした風刺もきかせていますが、

会場は撮影禁止ですが、「千代田区神田秋葉原コスプレノ図」は撮影可能です。この作品は歌川広重の「東都名所年中行事」の「9月神田明神祭礼お礼参り」のパロディですが、よくよく考えてみれば浮世絵に描かれているのは実在の人物や物語の人物をキャラクター化したものだし、広重の作品に描かれている人物も何らかの仮装をしています。浮世絵を見るたびに現在人と江戸の人々の趣味好みは大差ないと感じてます。この作品に関していえばパロディというより今を生きる人々の楽しみを浮世絵風に描いたものと言えます。(とある作品について姫だから美少女。だからこの作品は美少女キャラがモンスターを召喚して戦っている図です。日本人の男は幕末からこのようなものが好きと書いてお叱りを受けたこともありますが、、、)

現在と昔の風俗が入り乱れる作品といえば山口晃も有名ですね、山口晃好きにもたまらない展覧会ともいえます。是非ご鑑賞ください。
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成願寺 中野区本町

宝仙寺は「中野坂上」という駅の近くにあります。駅名のとおり新宿から見て坂の上にあります。今回紹介する成願寺は宝仙寺から見て10分ほど坂を下った場所にあります。

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中野坂上方面からお参りした場合、まず目を引くのは「大達磨絵」です。平成8年に完成したものです。
書かれている「莫妄想(まくもうぞう)」という言葉は、「つまらない事を考えずに黙って座れ」という意味です。

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黄檗宗の様式を取り入れた山門です。

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このお寺を建立した中野長者こと鈴木九朗の塚です。
鈴木九朗は応仁の乱が始まる前頃に紀州からこの地に移り、当時は荒地だった現在の中野区から新宿区あたりを開拓した人物です。

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大香炉と香炉堂です。

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十二支の彫刻が飾られていますが正面は「馬」です。と鈴木九朗は馬で財産を築いたからと思われます。

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今日も邪鬼が一生懸命働いてます。邪鬼のうえにあるのは「大観通宝」です。境内の至るところに飾られています。
これは鈴木九朗が馬が売れることを浅草の観音様に祈ったところ高く売れて、その代金が全て「大観通宝」だったという伝説にちなむものです。

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中野長者はその後も商売が繁盛しましたが、娘が病死。このお寺は娘を弔うために建てたそうです。
このお寺からは中野長者のお骨とともに若い女性のお骨も発見されています。

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本堂にも馬の彫刻が飾られています。馬の彫刻に満ちたお寺は初めてです。
なお、このお寺の本堂正面右側には防空壕が保存されていることを後日知りました。

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寺社は地域の歴史の生き証人です。中野区の郷土史はあまり知らなかったのでとてもためになりました。
中野長者がこの地を開拓したあたりから現在の23区は後北条氏の登場まで戦乱が続きます。中野区は太田道灌と豊島一族の戦死者を供養する塚が結構多いので激戦の地だったようです。中野長者の子孫はいかにしてこの戦乱を乗り越えたのか?とても興味深いです。

川本喜八郎人形ギャラリーと渋谷ヒカリエスカイロビー

先月と今月、渋谷に行く用がありついでに渋谷ヒカリエ(旧東急文化会館)にある川本喜八郎人形ギャラリーとスカイロビーに寄りました。

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川本喜八郎といえば三国志です。上段は右から劉備、関羽、張飛です。
下段は趙雲です。後ろの武将は関平です。
大学生の頃、曹操が主人公の「蒼天航路」の連載が始まり、三国志に興味を持ち、同じ時期に再放送で人形劇三国志を見ました。三国志は「蒼天航路」を読んではまったので曹操サイドの武将が好きです。「張遼」と「張郃」はかっこいい!!(呉だったら「太史慈」です)
ちなみに人形劇三国志にも曹操は登場しますが、この記念館に展示されている曹操側の武将は「典韋」のみでした。

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平家物語の人形です。上段は源義経と弁慶、下段は後白河方法です。
鎌倉幕府成立前後の時代のキーパーソンといえば後白河法皇ですね。
華々しく戦い散ったわけではないせいか後白河法皇が主人公の小説は意外と少ないですが、井上靖の「後白河法皇」は読み応えあります。後白河法皇自身は登場せず同時代の人々の証言から後白河法皇のしたかったことが浮かびあがるというあらすじです。

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渋谷ヒカリエの11階スカイロビーにある再開発後の渋谷のジオラマです。
子供の頃図鑑に載っていた未来都市の風景に近づいています。昭和の図鑑に登場する未来都市にはエアカー、光沢のあるぴちぴちした服、動く歩道がデフォルトですが、まもなくそれが当たり前になる日も近いのかなと空想しました。

宝仙寺 中野区中央

3月30日に新宿のSOMPO美術館へ行き、その後中野区にあるお寺をお参りしました。まずは宝仙寺です。

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源義家が大宮八幡神社の別当寺として創建したと伝えられています。

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山門の仁王様です。江戸時代は幕府の保護を受けて大きく発展したそうです。

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境内にある石臼塚です。
江戸時代の中野区はそば粉の生産が盛んだったそうです。石臼はそば粉をひくために使われていたものですが、、機械化により使われなくなったものを供養するために建てたそうです。
都内にお寺は数多くありますがこのようなものがあるのは宝仙寺だけです。
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平成4年に再建された三重塔です。戦災で焼失したものを再建したものです。

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このお寺は江戸時代(吉宗の頃)に来日した象の牙が秘仏のように大切に保管されていることも有名です。
象の遺品は戦前までは多数あったのですが、残念ながら焼失したそうです。

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八十八大師塔です。この塔をお参りすると八十八か所巡りをしたのと同じ御利益があるのでしょうか?

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不思議な形をした石塔です。見どころの多いお寺ですが個人的に惹かれたのはこの石塔です。

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本堂です。鎌倉期の不動明王を中心に五大明王像が安置されているそうです。

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晴天に恵まれた充実の参拝でした。次回は成願寺です。

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