英一蝶 涅槃図

 8月13日に都立美術館で開催されている「ボストン美術館の至宝展―東西の名品、珠玉のコレクション」に行ったので。3回に渡りこの展覧会について紹介します。まずは英一蝶の「涅槃図」です。

2017年08月13日22時06分05秒0003
 
 この作品のポイントは動物達です。様々な動物達(よく見と虫達も)もお釈迦様の入滅を嘆き悲しんでおります。これは仏の前では皆平等という教えによるものです。涅槃図のテーマに合わないことを承知でこの作品の感想をいうと、動物達のユーモラスな様がよいです。特に 画面右端の悲しみのあまりのけ反る白い象に注目です。
 
 この展覧会はタイトルの通り、西洋美術や東洋美術の逸品を展示しています。
 英一蝶の作品は意外と見る機会が少なく、この作品はボストン美術館に埋もれていて近年修復されたことで話題になっていたので、東洋美術の逸品の中でも特にお勧めしたいです。

 このブログでは英一蝶の代表作「布晒舞図」も紹介しております(こちら)。
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上野稲荷巡り その5

 上野稲荷巡りの最終回です。
 今回紹介するお稲荷様は駅でいえば地下鉄新宿線の岩本町駅からJRの御徒町駅までの一帯にあるお稲荷様です。

 台東1丁目にある稲荷大明神です。由緒は残念ながら不明ですが、鳥居は綺麗で、祠は停車している車が映るぐらい磨かれたガラスに覆われているので、大切に祀られてることが分かります。

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 同じく台東1丁目にある千代田稲荷神社です。太田道灌が江戸城を築城した際、城内に祀った千代田神社の分社です。
 (※千代田神社は徳川家康の江戸城改築に伴い、現在の渋谷に遷座)
 このお稲荷様もひさしがあります。上野界隈はこのようなお稲荷様が多いようです。(境稲荷神社と箭弓稲荷神社

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 台東2丁目にある桜稲荷神社は、藤堂家邸内に鎮座していた稲荷神社を関東大震災後に奉受したものです。

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 建物に挟まれた薄暗い路地の奥にあるお稲荷様です。提灯がこっちにおいでと誘っているようです。
 下町の路地裏にあるお稲荷様巡りの良いところは、異世界への扉がすぐそこにあるような不思議な感覚を味わえることです。

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 台東3丁目にある矢場稲荷神社です。民家の2階程の高さに社がありますが鉄に扉は倉庫でしょうか。。。?
 由緒は不明ですが、江戸時代には矢場(射的ゲームの店)が多かったのでしょうか?今回のシリーズで一番個性的なお稲荷様でした。

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 台東区は23区で一番小さい区ですが寺社の数はとても多く、このブログでも多くの寺社を紹介しています。
 しかし、これでも台東区の南側半分の地域のみであり、まだお参りしたことのない寺社は多数あります。台東区の寺社は奥深いです。

アルチンボルド 夏 秋

 先日、国立西洋美術館で開催中の奇想な寄せ絵で有名なアルチンボルドの展覧会に行ったので、この展覧会で見た作品を紹介します。

2017年07月19日21時45分02秒0003

2017年07月19日21時50分02秒0003

 上段は「夏」、下段は「秋」です。今の季節と次に来る季節の寓意であることから紹介することにしました。これらの作品は「四季」と呼ばれる連作で、「春」・「冬」」という作品もあります。
 いづれの作品も季節の野菜・果物を巧みに構成しており、ただただその技量に驚嘆するばかりです。「夏」はおしゃれな若者、「秋」は渋みを身につけた紳士のようです。

 この展覧会に展示されている各作品は、作品に描かれている人物(?)を構成する静物一つ一つの精密さ等、鑑賞のポイントが多いですが、アルチンボルドはこれらの作品をいわばエンターテインメントとして描いたそうです。
 理屈抜きに構成の妙を楽しむことができる愉快な展覧会で、そのせいか子連れが目立っていました。夏休みに親子で行くのもよいですね。

 このブログでは日本一有名な寄せ絵である歌川国芳の「みかけハこハゐがとんだいい人だ」も紹介しています。(こちら
 

上野稲荷巡りその4 下谷神社周辺

上野周辺のお稲荷様を紹介するシリーズを再開します。
今回紹介するお稲荷様は前回紹介した下谷神社周辺のお稲荷様です。

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 先ずは、東上野1丁目にある西町太郎稲荷神社です。
 筑後柳川藩主立花宗茂の母堂みほ姫の守り本尊として、立花藩中屋敷に建立されたものです。華々しく散った真田幸村よりも、自分の実力で旧領を取り返した立花宗茂こそ日本一の兵といえます。その武勇にあやかれそうなお稲荷様です。

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 東上野3丁目にある地護稲荷大明神です。
 1180年頃に建立。その後廃れましたが、江戸時代にこの地を拝領した旗本が再建したそうです。霊感はある方ではないのですが、今までお参りした下町の小さなお稲荷様の中で一番神なびてました。

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 台東2丁目にある、地下鉄の駅でいえば大江戸線新御徒町にある竹町金刀比羅神社は、高松藩主の生駒一正の邸内鎮守として建立されました。
 撮影時刻は17:45分頃です。夕方は門が閉まっているので柵越しでの撮影です。小さな神社ですが境内社としてお稲荷様がいらっしゃいます。

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 台東4丁目、先ほどの竹町金刀比羅神社の近くにある佐竹秋葉神社は、秋田佐竹藩上屋敷跡地に明治22年秋葉神社の分霊を勧請して建立されました。 この神社も夕方は門が閉まるので柵越しに撮影しました。

IMG_1867.jpg

 この神社は銀杏の古木が印象的でした。
 この神社の近くにある佐竹商店街はアーケードの昭和レトロな雰囲気の商店街です。商店街で生まれ育った私的には懐かしい場所に戻ってきたような安堵を感じました。
次回は上野のお稲荷様巡りの最終回です。次回の下町の小さなお稲荷様を紹介するシリーズは日本橋編の続編です。

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