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月岡芳年 芳年武者无類 相模次郎平将門

三菱一号館美術館で開催中の「芳幾・芳年—国芳門下の2大ライバル」では武者絵も多く展示されていました。
今回紹介するのは月岡芳年の「芳年武者无類 相模次郎平将門」です。

tuki.jpg

稲妻のように勇壮な姿が印象的です。
東京には平将門を祀る神社の代表である神田明神があり私も良くお参りします。
このブログは寺社巡りもテーマにしておりますが、神田明神以外の平将門ゆかりの寺社も多く紹介しています。

三菱一号館美術館から歩いて10分ほどの場所に将門塚があります。数年前この塚をお参りした数日後、嫌なことが多すぎてうんざりしていた部署から異動できたので平将門公は私にとっては有難い神様です。
だから多くの武者絵が展示されている中で「芳年武者无類 相模次郎平将門」を選びました。この展覧会は4月5日まで開催されております。名画で癒されるの良いですが勇壮な武者絵で奮い立つの一興ですね。
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落合芳幾 東京日日新聞の錦絵

3月10日に三菱一号館美術館で開催中の「芳幾・芳年—国芳門下の2大ライバル」に行きました。
一部の作品は撮影可能のため、今回は撮影した作品を紹介します。

ochiai (1)

落合芳幾は日本初の日刊紙である東京日日新聞の発起人であり、新聞錦絵の先駆です。こちらの作品は開版予告です。

ochiai (2)

大阪在住の薬屋の男性が妻の浮気相手に「京人形をくれてやる」といって妻に大きな熨斗をつけて追い出した図です。今でいえば「スカっ」とした話でしょうか、、、クズな男をフル話は定番のコンテンツですが、明治時代はクズな女をフル話の方が多かったのでしょうか?

ochiai (3)

海藻や貝殻がついて岩のような姿になった鰐が人を襲った話です。
今でいえば怪魚、UMAが現れた!!というノリの話でしょうか?手がついてるので怪獣そのもの。明治時代の人々も怪獣が好きだったようです。浮世絵をみていると今も昔も人々の好きなものは変わらないと実感します。

新聞は明治時代に生まれた新しいメディアです。浮世絵は今でこそ日本を代表する美術品ですが当時は浮世絵こそが「メディア」そのもの。今回紹介した作品は進化した浮世絵と思い、数ある撮影可能な作品から東京日日新聞の錦絵を選びました。次回は月岡芳年です。

月岡芳年 「朱雀門の月 博雅三位」「月の四の緒 蝉丸」

 夢枕獏の陰陽師の最新刊「水龍の巻」を読みました。
 そこで今回は月岡芳年の「朱雀門の月 博雅三位」と「月の四の緒 蝉丸」を紹介します。

朱雀門の月 博雅三位

2022051511034.jpg

2つの浮世絵の魅力は笛の音、琵琶の音が心地よく響き渡るところです。余韻嫋嫋という言葉を絵画にしたらこうなると思います。
 
 「水龍の巻」には源博雅の笛である「葉二」と「朱雀門の鬼」の過去を描いた「麩枕」という作品がありました。上段の「朱雀門の月 博雅三位」はまさしく陰陽師の世界そのものです。
 
 「蘇莫者」という話も必読です。蝉丸が盲目になる前の頃のエピソードです。下段の「月の四の緒 蝉丸」もまた陰陽師の世界そのものです。そのせいか蝉丸の視線の先には妖しい何かがいるようです。
 陰陽師は新刊が出るたびに読みますが、「水龍の巻」はコロナ禍をモチーフにした話もあります。しかし今まで読んだ中で一番楽曲が登場しています。平安時代に演奏された様々な楽曲が登場しますが、無教養なのでどういうものか分からないのが悔やまれます。

葛飾応為  吉原夜景図

 吉原を舞台にした「鬼滅の刃」の新シリーズが始まるので、葛飾北斎の娘、応為の「吉原夜景図」を紹介します。

吉原夜景図

 この作品は太田記念美術館が所蔵しています。
 吉原を描いた作品は数多くありますが、今回の話は夜の吉原で鬼と戦う話なので夜景を描いているこの作品を選びました。
  
 夜の吉原を描いた作品というと、艶やかさと退廃的な雰囲気が満ちている作品を連想するかも知れませんが、この作品は抒情的で上品です。ネオンがない江戸時代の吉原の夜は現代人の感覚からすると抒情的だったかも知れません。
 
 北斎と応為の違いは、応為のほうが西洋絵画の技法を取り入れるのに熱心だった点らしいです。この作品は浮世絵ではなく西洋絵画と思う人も結構いるようです。
 確かに、レンブラントを思わす光と闇の対比は見事です。江戸時代はオランダとは通商があったので、この時代の絵師たちはレンブラントの絵を知っていたのかもしれません。

三曲合奏図」もどうぞ!

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