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イヴァン・エンドグロフ 春の訪れ

 19日に小石川植物園に行ったら満開ではありませんが梅が咲いてました。今年は開花が早きいのでしょうか?
 とはいえ寒い日は続き春が待ち遠しいので、今回紹介する作品はイヴァン・エンドグロフの「春の訪れ」です。

イヴァン・エンドグロフ 春の訪れ

 イヴァン・エンドグロフについてググって見ましたが、情報があまりなく2007年に都立美術館で開催されたロシア絵画の展覧会に出展されていたということ以外分かりませんでした。おそらくイリヤ・レーピンとイワン・クラムスコイと同時代の画家と思われます。
 
 雪解け水は春の訪れを告げます。水はあらゆる生命の源です。雪解け水は春に芽吹く生命の源です。静謐さが芽吹きの時期をじっと待つ待つ生命達のようです。

 広大な静謐感が印象的でこの作品はロシア絵画の底力を感じます。長い冬が続くロシア人は春を待ち遠しく思う気持ちが強いせいか、風景画は春の訪れを描いた作品に傑作が多いようです。

※ 「何という広がりだ!」を文化村で見たと前回の記事で言いましたが、記憶違いで2007年の都立美術館での同展覧会でした

イリヤ・レーピン 何という広がりだ

 19世紀のロシア絵画は端正にして雄大、そして分かりやすいのが魅力です。
 今回紹介する作品は Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア」に出展されてはいませんが、イリヤ・レーピンの「何という広がりだ」です。

2018年12月31日21時52分58秒0002
 
 私がぜひ皆様に紹介したいロシア絵画はこの作品です。この作品も Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されたロシア絵画の展覧会で見ました。この美術館はロシア絵画が好きみたいです。
 この絵のテーマは「どんな困難があっても、それを乗り越えていくロシアの若者達」で、テーマの分かりやすさとロシア的雄大さに満ちた傑作です。

 さて、2年前にすごく不快なことがありましたが、家族がいるからまた社内に協力者がいたからいつか困難を乗り越えられるという希望を捨てませんでした。 
 この作品を見て、困難に立ち向かうことはつらいですが、誰かと一緒なら乗り越えられます。また希望を捨てなければ乗り越えられることを改めて認識しました。カップルの姿から人を愛し、愛されることの重要さも伝わりますね。
 次回もロシア絵画を紹介します。ではまた!

イヴァン・シーシキンとイサーク・レヴィタン

  Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア 」に因んで、しばらくの間はロシア絵画が続きます。
 ロシアは雪に閉ざされる期間が長いので冬景色を描いた作品に傑作が多く、またそのせいか春の訪れを描いた作品にも傑作が多いです。
 そこで今回は冬景色を描いた作品と春の訪れを描いた作品を紹介します。

 まずはイヴァン・シーシキの「冬」です。

イヴァン・シーシキン 冬

 イヴァン・シーシキンは、イリヤ・レーピンとイワン・クラムスコイと同様に「移動派」といわれるグループのロシア人画家で、風景画を得意としていました。

 凍てつくような、縛れる寒さが伝わる圧倒的画力は刮目です。静寂を閉じ込めた絵画は多くありますがこの作品がその白眉といえます。雪に閉ざされたロシア人にとって、この風景は特別な思い入れがあるのでしょう。

 続けて、イサーク・レヴィタンの「春、大水」です。
 
2018年12月31日21時50分58秒0002
 
 この作品はBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア 」に出展されています。
 春の訪れを描く場合、早春に咲く花を描いたものを連想するかもしれませんが、雪が溶け始めたら春です。雪が溶け増水した川を描いてますが、静謐な描写は春が少しずつ近づいてくる様を表しているようです。
  イサーク・レヴィタンも「移動派」と呼ばれる官立美術アカデミーの制約に抗議したロシア・リアリズム美術の画家集団が活躍していました。この集団はロシア各地を移動しながら展覧会を行っていたので「移動派」と名乗っていたそうです。
 

イワン・クラムスコイ 忘れえぬ女

 12月16日にBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア 」に行きました。
 まずはこの展覧会の目玉であるイワン・クラムスコイ「忘れえぬ女」です。

2018年12月16日20時59分53秒0031 (2)

 この作品は多分10年以上前に同じくBunkamuraザ・ミュージアムで開催された展覧会で見たことがあり、今回は再会を喜びました。0年代にも来日しており人気の高い作品のようです。

 19世紀のロシア絵画の魅力は端正な美しさです。この作品に描かれれている美女の端正な美しさは目を見張ります。12月16日の東京は寒い日だったので、作品に描かれてる毛皮の色艶、モフモフ感に目が行きました
 
 馬車の上から見下ろす構図なので、作品正面にあったソファーに座って見上げてみるとロシアの広大な大地のような神々しさを感じます。 また、真正面から見ると一見悲しげに見えますが、見上げてみると観音様のような慈悲も感じます。

 ロシア絵画の特徴は冬の景色の巧みさにあります。この日の最高気温は6度だったせいか特に美しく感じたので、次回は冬の風景を描いた作品を紹介します。
 
 今回が今年最後の記事です。一年間ありがとうございました。皆さま良いお年を!!
 

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