カンディンスキーと井上三綱
11/20に国立近代美術館に行ったので、そこで撮影した作品を紹介していますが、今回は抽象絵画を2作品紹介します。

カンディンスキーの作品を見ていると音楽が聴こえると言われていますが、作品中は五線譜にようです。
私には玉入れ競技をしている風景に見えるので、運動会の定番曲、カバレフスキーの道化師が聴こえます。奇しくも同じロシア人ですね。

同じフロアに展示してあった井上三綱の「黄鐘調」です。黄鐘調は笛の調子を表す名称とのことです。
パッと見で鳥と猫と人を描いたものあるいは古代中国の青銅器を描いたものと思いましたが、改めて見るとこの作品からは余韻のある鐘の音が聞こえてきます。ではまた!!

カンディンスキーの作品を見ていると音楽が聴こえると言われていますが、作品中は五線譜にようです。
私には玉入れ競技をしている風景に見えるので、運動会の定番曲、カバレフスキーの道化師が聴こえます。奇しくも同じロシア人ですね。

同じフロアに展示してあった井上三綱の「黄鐘調」です。黄鐘調は笛の調子を表す名称とのことです。
パッと見で鳥と猫と人を描いたものあるいは古代中国の青銅器を描いたものと思いましたが、改めて見るとこの作品からは余韻のある鐘の音が聞こえてきます。ではまた!!
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シャガール 婚礼の光
ロシア人画家の作品を紹介していますが、今回はシャガールで照会する作品は「婚礼の光」です。

2014年に国立新美術館で開催されたチューリッヒ美術館展で見ました。
シャガールが、愛妻ベラとの結婚式を描いたものです。愛妻が急死した失意の日々に鎮魂のため描いたと思われる作品です。
ムンクの作品でもいいましたが、辛いことを昇華することは大事ですがこの作品からも伝わりますね。
自分のせいでなくても理不尽なことは起きます。たまになぜ良い人物との出会いがある一方で理不尽なまでに嫌な奴が存在するのか、なぜ理不尽な人生が存在するのか考えることもあります。作品の左側にいる異形者たちはそんな思いの象徴に見えます。いわゆる第二の思春期のせいかメランコリックな作品に魅かれる今日この頃です。

2014年に国立新美術館で開催されたチューリッヒ美術館展で見ました。
シャガールが、愛妻ベラとの結婚式を描いたものです。愛妻が急死した失意の日々に鎮魂のため描いたと思われる作品です。
ムンクの作品でもいいましたが、辛いことを昇華することは大事ですがこの作品からも伝わりますね。
自分のせいでなくても理不尽なことは起きます。たまになぜ良い人物との出会いがある一方で理不尽なまでに嫌な奴が存在するのか、なぜ理不尽な人生が存在するのか考えることもあります。作品の左側にいる異形者たちはそんな思いの象徴に見えます。いわゆる第二の思春期のせいかメランコリックな作品に魅かれる今日この頃です。
イヴァン・エンドグロフ 春の訪れ
19日に小石川植物園に行ったら満開ではありませんが梅が咲いてました。今年は開花が早きいのでしょうか?
とはいえ寒い日は続き春が待ち遠しいので、今回紹介する作品はイヴァン・エンドグロフの「春の訪れ」です。

イヴァン・エンドグロフについてググって見ましたが、情報があまりなく2007年に都立美術館で開催されたロシア絵画の展覧会に出展されていたということ以外分かりませんでした。おそらくイリヤ・レーピンとイワン・クラムスコイと同時代の画家と思われます。
雪解け水は春の訪れを告げます。水はあらゆる生命の源です。雪解け水は春に芽吹く生命の源です。静謐さが芽吹きの時期をじっと待つ待つ生命達のようです。
広大な静謐感が印象的でこの作品はロシア絵画の底力を感じます。長い冬が続くロシア人は春を待ち遠しく思う気持ちが強いせいか、風景画は春の訪れを描いた作品に傑作が多いようです。
※ 「何という広がりだ!」を文化村で見たと前回の記事で言いましたが、記憶違いで2007年の都立美術館での同展覧会でした
とはいえ寒い日は続き春が待ち遠しいので、今回紹介する作品はイヴァン・エンドグロフの「春の訪れ」です。

イヴァン・エンドグロフについてググって見ましたが、情報があまりなく2007年に都立美術館で開催されたロシア絵画の展覧会に出展されていたということ以外分かりませんでした。おそらくイリヤ・レーピンとイワン・クラムスコイと同時代の画家と思われます。
雪解け水は春の訪れを告げます。水はあらゆる生命の源です。雪解け水は春に芽吹く生命の源です。静謐さが芽吹きの時期をじっと待つ待つ生命達のようです。
広大な静謐感が印象的でこの作品はロシア絵画の底力を感じます。長い冬が続くロシア人は春を待ち遠しく思う気持ちが強いせいか、風景画は春の訪れを描いた作品に傑作が多いようです。
※ 「何という広がりだ!」を文化村で見たと前回の記事で言いましたが、記憶違いで2007年の都立美術館での同展覧会でした
イワン・クラムスコイ 忘れえぬ女
12月16日にBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア 」に行きました。
まずはこの展覧会の目玉であるイワン・クラムスコイ「忘れえぬ女」です。

この作品は多分10年以上前に同じくBunkamuraザ・ミュージアムで開催された展覧会で見たことがあり、今回は再会を喜びました。0年代にも来日しており人気の高い作品のようです。
19世紀のロシア絵画の魅力は端正な美しさです。この作品に描かれれている美女の端正な美しさは目を見張ります。12月16日の東京は寒い日だったので、作品に描かれてる毛皮の色艶、モフモフ感に目が行きました
馬車の上から見下ろす構図なので、作品正面にあったソファーに座って見上げてみるとロシアの広大な大地のような神々しさを感じます。 また、真正面から見ると一見悲しげに見えますが、見上げてみると観音様のような慈悲も感じます。
ロシア絵画の特徴は冬の景色の巧みさにあります。この日の最高気温は6度だったせいか特に美しく感じたので、次回は冬の風景を描いた作品を紹介します。
今回が今年最後の記事です。一年間ありがとうございました。皆さま良いお年を!!
まずはこの展覧会の目玉であるイワン・クラムスコイ「忘れえぬ女」です。

この作品は多分10年以上前に同じくBunkamuraザ・ミュージアムで開催された展覧会で見たことがあり、今回は再会を喜びました。0年代にも来日しており人気の高い作品のようです。
19世紀のロシア絵画の魅力は端正な美しさです。この作品に描かれれている美女の端正な美しさは目を見張ります。12月16日の東京は寒い日だったので、作品に描かれてる毛皮の色艶、モフモフ感に目が行きました
馬車の上から見下ろす構図なので、作品正面にあったソファーに座って見上げてみるとロシアの広大な大地のような神々しさを感じます。 また、真正面から見ると一見悲しげに見えますが、見上げてみると観音様のような慈悲も感じます。
ロシア絵画の特徴は冬の景色の巧みさにあります。この日の最高気温は6度だったせいか特に美しく感じたので、次回は冬の風景を描いた作品を紹介します。
今回が今年最後の記事です。一年間ありがとうございました。皆さま良いお年を!!