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ソニア・ドローネー バル・ビュリエ シベリア横断鉄道とフランスの小さな ジャンヌのための散文詩 

10月3日に「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」に行きました。
キュビスムの傑作品が一堂に会する展覧会です。
まずはウクライナ出身のソニア・ドローネーです。強烈な色彩と幾何的抽象を特徴とする美術の一派であるオルフィスム運動を始め、ルーヴル美術館で初めて存命中に回顧展が開かれた女性芸術家として有名です。

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「バル・ビュリエ」です。
抽象絵画は知識、想像力、発想力を駆使して謎を解く楽しみもありますが、時に疲れて素人には手に負えなくなります。
しかし、この作品は舞踏会の華やかな雰囲気がすぐに伝わり、理屈抜きで楽しめます。この展覧会で一番見ていて心地よかったです。

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「シベリア横断鉄道とフランスの小さなジャンヌのための散文詩」です。
ブレーズ・サンドラールの「シベリア横断鉄道とフランスの小さなジャンヌのための散文詩」という本の挿絵で、16歳の男とジャンヌという少女がパリを出てシベリア鉄道で旅をするという物語だそうです。渦巻く色彩は少年少女が冒険に出かけるワクワク感を感じさせます。しかしながら、この物語のあらすじをネットで見たのですが、少年少女の血沸き肉躍る冒険譚というより銀河鉄道999のような重みがあるの物語のようです。
ちなみにこの絵画はひろげると長さが2mにもおよぶ縦長の作品です。作品の下部にエッフェル塔が描かれています。この作品は150部作成され、全てをつなぐとエッフェル塔の高さになるそうです。

個人的に感動した作品は旧ロシア帝国出身の画家達だったので、次回も旧ロシア帝国出身の画家を紹介します。
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イヴァン・アイヴァゾフスキー 「天地創造」

 手塚治虫の火の鳥が全巻(講談社)あるので読み返しています。
 読んでいて涙が出るのは望郷編、読みごたえがあるのは奈良時代と21世紀がリンクしながら話が進む太陽編です。 いろいろな話がある中で、壮大な話の最終回ともいえる未来編が一番好きです。
 そこで今回紹介する作品はウクライナの画家であるイヴァン・アイヴァゾフスキーの「天地創造」です。

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 イヴァン・アイヴァゾフスキーは荘厳な海を描いた作品が多く、オランダの海洋絵画とはまた違った魅力があります。この作品は2008年前後に都立美術館かBUNKA村で開催された展覧会で見ました。この作品は天地創造の一日目「暗闇がある中、神は光をつくり、昼と夜ができられた。」場面です。
 
 火の鳥にはいろいろな話がありますが最終的には人類が滅亡します。滅亡のエピソードが未来編です。未来編は最後の人類となった主人公のマサトが地球の再生を見届けるという話です。 
 この絵画は火の鳥未来編の主人公であるマサトが超生命体として再生を初めた地球を見守っているように場面および再生を始めた地球の海原を羽ばたく火の鳥にも見えたので紹介しました。

イリヤ・レーピン 休息ヴェーラ・レピーナ肖像

 今年もこのブログを訪問いただきありがとうございます。少々早いですが、今年最後の記事です。
 ウクライナ生まれのロシア人画家、イリヤ・レーピンの「休息ヴェーラ・レピーナ肖像」です。

休息ーヴェーラ・レピーナ肖像

 この作品は2012年に来日しております。
 イリヤ・レーピンの良いところはフランス絵画のように見る側のインテリジェンスを問うことのない親しみやすさと端正な画風です

 この作品はイリヤ・レーピンが奥さんをモデルに創作していたら途中で寝てしまったところを描いています。端正な寝顔に見とれます。見ているだけで心が休まります。
 今年はコ××のおかげで心が休まりませんでしたね。せめて来年の今頃はこの作品のように安らかであってほしいものです。
 
 ではよいお年を!!

 このブログでは次の作品も紹介しているのでよろしければどうぞ!

何という広がりだ
あぜ道にて―畝を歩くヴェーラ・レーピナと子どもたち

イリヤ・レーピン トルコのスルタンに手紙を書くザポロージャのコサック

 ロシア絵画の紹介が続きましたが、今回が最終回です。
 紹介する作品はイリヤ・レーピン(ウクライナ出身)で「トルコのスルタンに手紙を書くザポロージャのコサック」です。  

イリヤ・レーピン トルコのスルタンに手紙を書くザポロージャのコサック

 ロシアは地理的に東洋に近くモンゴル人に支配されていたせいか他の西欧諸国とは違う文化的背景があります。この作品に描かれているコサック達は顔は濃いけど髪型、衣装は東洋的です。

 タイトルなしだと一見北斗の拳の悪漢がひゃっはツ~と言ってそうな作品ですが、これはザポロージャのコサックが降伏を迫るスルタンにお断りの手紙を書いているところです。スルタンを笑い飛ばして士気を鼓舞してます。

 嫌なことを笑い飛ばすことも大切です。第三者は単なる愚痴。悪口には共感しません、不快な相手を笑いのネタにすることのほうが周りの共感も得やすいです。
 この作品は他の西欧諸国とは違う文化的背景があるロシアの象徴であると同時に、最近のこのブログの裏テーマ、辛い人へのエールになると思ってます。

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