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神田稲荷めぐり1 講武稲荷神社と花房稲荷神社

 このブログも間もなく開始から12年経ち、情報も古くなっているので機会をとらえて更新しようと思っています。
 今回は2013年8月の記事を記事を再編集したものです。12月10日に秋葉原にある講武稲荷神社と花房稲荷神社をお参りしました。講武稲荷神社は、1857年に幕府の講武所の付属地が払下げられた後、この土地で創建されたものです。

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 この神社の見どころはこの獅子山状の上にいるお稲荷様です。

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 この神社はかつてあった石丸電気本店の裏手にあります。なお、現在は住友不動産が所有するビルディングになっています。

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 神田にはいろいろなお稲荷様が鎮座されていますが、花房稲荷神社が一番ミステリアスです。
 場所が分かりづらく、雑居ビルの隙間にひっそりと鎮座しています。

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千代田区の観光案内によると「草創・由来は明確ではない。一説には、もともとは現在の外神田4-5あたりの屋敷神であったものが移転してきたとも伝えられる。空襲で全焼しているが、昭和25年頃に再建されたと考えられる。近所の方によると「百日咳や風邪で咳がひどいときには、花房稲荷にお願いするとよいと言われていた」といい、そのため治ったときにあたらしい赤と白の「おけさ」を奉納することになったという。」とのことです。「おけさ」とは何のことでしょう?「お袈裟」?お稲荷様の前掛けでしょうか?
 
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 街角のお稲荷様は残念ながら朽ちているのも多く、お参りと紹介をためらうこともありますが、こちらのお稲荷様は前掛けが新しいので大事にされていることが分かります。

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 子供の頃、家電といえば秋葉原。いろいろあった家電屋のCMソングは今でも歌えます。
 父親が言うには秋葉原といえば青果市場でした。それが電気街となり今ではアニメの街です。秋葉原は常に変わり続けるダイナミックさを感じる街です。息子が大人になったときは何の街になるのでしょう?

近隣の柳森神社の記事もどうぞ!
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神田稲荷めぐり2 神田教会、三崎稲荷神社と五十稲荷

 10月25日に神保町界隈の神社・教会を巡りました。この記事は2013年の記事を再編集したものです。

 まずは1874年に創建されたカトリック神田教会です。建物は昭和3年に建てられました。

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 キリスト教徒ではなく教会建築に疎いので建築様式は正直分かりませんが、東京では最古の教会ということもあって威厳を感じます。なお、聖堂は国の登録有形文化財です。

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 教会の屋根には十字架が高くそびえていますが、仏教の多宝塔、イスラム教のミナレット等、洋の東西・宗教を問わず人々が高いものを作るのは、天に祈りが届けということでしょうか? 
 寺社巡りが好きな理由の一つは古い建物や信仰の拠り所となっている場所が持つ聖なる雰囲気が好きだからです。なのでこのブログでは教会も紹介します。

 神田教会から歩いて5分。水道橋駅に隣接する場所に三崎稲荷神社はあります。

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 鎌倉時代に現在の本郷付近に創建、その後何度か遷座を繰り返し現在地に落ち着いたのは明治時代です。

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 街中にある神社ですが三崎稲荷は意外と緑が多いです。

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 神保町にある五十稲荷神社です。

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 社殿等が新しくなったと聞いてお参りしました。改装前は(こちら)です。古い街並みが比較的残っている神保町ですが、新しくなる風景もまた良しですね。

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 とはいうものの、失われていく風景もあります。この日は研数学館と旧相互無尽会社ビルディングがないことを知りがっかりしました、、、、 神田~日本橋界隈は町ごとにお稲荷様が鎮座しているといっても過言でもないです。いつまでも街のシンボルとして残っていてほしいものです。
神保町にある他の神社の記事もどうぞ! (こちら

神田明神その2 千代田区外神田

 10月3日に江戸城天守復元模型を見た後、神田明神をお参りしました。

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 まずは神田明神の脇にある「遠藤家旧店舗・住宅主屋」です。昭和2年に建設された木造住宅兼店舗です。

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 遠藤家は江戸城築城の頃から続く材木商で神田明神氏子総代です。もともとこの地にあったのですが府中に移設。2009年にまた戻ってきました。

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 神田明神内にある江戸神社です。702年頃に創建された東京最古の神社です。元々は現在の皇居にあったそうです。
 皇居のある場所は古代から聖地だったようですね。

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 同じく境内にある末廣稲荷神社です。
 さて、私が勧める日本酒の一つは福島県の末廣です。純米生酒のイチゴのようなフルーティーさは絶品です。

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 獅子山です。神田明神の艶やかな社殿とは対照的に重厚な雰囲気が好きです。

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 狛犬様です。都内には様々な狛犬様がいらっしゃりますが神田明神の狛犬様が精悍でかっこいいから一番推します。

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 神田明神をお参りする機会は多く、この艶やかな社殿はいつ見ても美しいです。
 
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 最後に、神田明神の「IT情報安全守護」です。
 システム担当部門にいますが最近トラブル続き。どんなにテストやレビューをしてもシステムは障害をおこし、ウィルスは勝手に飛んできます。
 先日東京証券取引所が障害をおこしましたが、多分担当者はSEの報告書を役員向けに翻訳する作業とか監査部門からのダメ出しに困惑しているのだろうなと思うと同情します。
 システム障害は人智を超えているので、神田明神の御利益をいただきたいと思い今回お参りしました。

神田明神その1はこちらです

平河天満宮 千代田区平河町

 12月13日に砂防会館で研修があり直行したので、近所にある平河天満宮をお参りしました。

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 地下鉄半蔵門駅から坂道を下って5分。この辺りは下町と山手の境界にあたるので起伏に富んだ地形です。

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 青銅の鳥居は冬空に映えます。冬は金属の冷たい美しさが際立つからです。

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 天神様なので眷属の牛様がいらっしゃrますが、ほかの天神さまと比べると多いです。

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 この神社も太田道灌が江戸城内に創祀し、江戸開府による拡張工事でこの地に遷座しました。
 それにしても太田道灌は江戸城内と周辺に何社神社を創祀したのでしょうか。。。。IMG_2732.jpg

 平河稲荷神社です。
 ちなみに、江戸は「戸」のつく地名から察しのとおり中世の頃は港町としてそこそこ繁栄していたらしいです。だからこそ太田道灌も城を築いて利権を確保したのでしょう。

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 社殿です。 千代田区は日枝神社、神田明神、靖国神社と東京を代表する神社が多いですが、この神社は格式が高く、宮司は単独で徳川将軍に拝謁できたそうです。
 
 この神社をお参りした後、砂防会館に行きました。この会館の最寄り駅は永田町、半蔵門線の永田町駅から地上に出るには何回も長いエレベータに乗るので地下シェルターかと思われがちです。
 しかし、周辺は起伏に富んだ地形で永田町の地上出口はいわば頂上、半蔵門線は比較的新しい路線なので駅が深いので、地上に出るには何回も長いエレベータに乗るのは当然と思いました。

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