メアリー・カサット 家族

15日は午前中に鎌倉へ行き、午後は横浜美術館で開催中のメアリー・カサットの展覧会に行きました。今回紹介する作品は「家族」です。

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 メアリー・カサットといえば母子像です。この作品は、少女が手にする赤色のカーネーションの花言葉は『母の愛情』ですが、図像学的にはキリストの受難を表すとされています。母の慈愛に満ちた表情など描くメアリー・カサットとしては珍しい作品だそうです。

 その時々で魅かれる絵画はその時の感情が連動しています。息子はかわいいですが、将来どのようなトラブルが起こるのかという憂い、自分自身が大丈夫かという不安もあります。だからこそ数ある傑作の中でこの作品に魅かれたのかもしれないです。

 この展覧会は、 「母性」とそこから生まれる「慈しみ」に包まれた展覧会でした。このブログで紹介している他の作品もどうぞ。
 次回は横浜美術館のコレクションを3点紹介します。
青い肘掛け椅子の上の少女
湯浴み」この作品は展覧会に出展されていました。
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キースへリングその3

 最近はまっている音楽はRUN DMCのWALK This Wayです。エアロスミスを名曲をカバーしたHIPHOPで今聞いてもかっこいいです。 そこで今回紹介するのはキースへリングです。

キースへリングの3

 先ほどの曲が流行ったのは小学年の頃の80年代。HIPHOPが興隆し、それをモチーフにした作品で有名なキースへリングがブレイクしたこの時代は30代後半から40代の方にとってはとてもノスタルジックな時代ではないでしょうか?
 キースへリングの作品は今まで2回紹介していますが、今回はラディアントベイビーというアイコンを選びました。
 
 私がキースへリングを知ったのは小学校4年の頃です。中学生の兄が読んでいた音楽雑誌に今ニューヨークで受けている画家の作品として紹介されているの見て、なんだこの楽しげに動く絵は!と感動しました。
  ファミコンが売り出され、木曜7時は北斗の拳。土曜の8時はひょうきん族またはドリフ、日曜の朝はキンニクマン。(ちなみにガンダムは再放送でしたが、当時はボトムズが好きでした。)。軽快なイメージの80年代ですが、一世風靡セピアの硬派なパフォーマンスはかっこいいですね。そんな80年代に万歳!!ということでこの記事を書きました。
 
キースへリングその2はこちら
キースへリングその1はこちら

マコト・フジムラ Matthew consider the lilies

 三菱一号館美術館で開催の「ボストン美術館 ミレー展」を金曜日の夜に見に行きました。このことは次回以降紹介します。さて、前回、前々回と宗教画を紹介していますが、今回は日系アメリカ人の日本画家マコト・フジムラの連作ホーリーゴスペラーズから「Matthew consider the lilies」を紹介します。

2012年10月08日21時39分19秒0001

 マコト・フジムラは千住博とも親交があり、ホワイトハウス文化担当顧問を務めたことがある日系人の画家です。
 日本画といえば花鳥風月を描いたものを連想される方が多いと思いますが、マコト・フジムラ氏の作品は抽象絵画な趣です。

 この作品は以前日本橋の高島屋で行われた展覧会で見ました。
 ホーリーゴスペラーズは聖書の教えを描いた連作で、この作品はマタイの福音書6章の30節(絵ハガキは31節ですが、正しくは30節のようです)にある神を信頼することの大切さを説く「野の花」一節を描いたものです。
 作品の上部から下にかけて白い筋のようなものが3本ありますが、天から差す光が野の花を祝福しているみたいです。この作品のよいところは、どこまでも続く青空のように神の愛は広いことを異教徒の私にも伝わってくるところです。

 今時の日本画家のうち、私と同世代の画家の作品を集めた記事(こちら)と一押しの日本画家龍口経太の作品のうち特にお薦めしたい作品(こちら)の記事もご覧ください。ではまた!!

メアリー・カサット 青い肘掛け椅子の上の少女

 今月は息子の誕生日です。子供はかわいいですが、いつもにこにこしてるとは限らず、最近はムッとすることやいたずらすることも覚え始めました。そこで今回紹介するのはメアリー・カサットの「青い肘掛け椅子の上の少女」です。

青いひじ掛け椅子の少女

 奈良美智の描く少女同様、ちょっと不機嫌そうに見え、また取り繕ったとこがなく奔放なところが印象的なので選んでみました。
 
 少女がモデルに飽きて不機嫌になって、緊張が溶けてダラ~っとした瞬間を上手く描いた作品にも見えますが、 少女の視線の先には犬。子供の頭の中はいたずらをしようという気持ちでいっぱいだったりするので、犬になにかしてやろうとたくらんでるようにも見え微笑ましいです、

 私の周りをみていると、娘は可愛い!!天使だと騒いで自己愛を投影しまくるのははたいてい父親です。母親は父親程には騒がない、むしろ冷静に娘を見ている場合が多いです。
 この作品の良いところは例えば麗子像のように自己愛投影しすぎということがなく、冷静に子供の様を描いているので、だからこそ素直には微笑ましく思えるのかもしれないです。「湯浴み」という作品も紹介しているのでよろしければどうぞ!

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