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アングル トルコ風呂

 前回、昼から銭湯すなわち大浴場という贅沢を味わった話をしました。
 そこで今回紹介するのは大浴場の魅力が伝わるアングルの「トルコ風呂」です。

トルコ風呂

 
 名前からして官能的な作品です。フランス語はよくわかりませんが原題が「Le bain turc」なので直訳したのでしょう。
 「トルコの浴場」という邦題もありますが、ルーブル美術館の日本語サイトは「トルコ風呂」なのでこれに合わせました。

 官能的な西洋絵画は何か?と問われたらこの作品を挙げる方は多いと思います。 大浴場のゆったりとした気分のせいか、皆様しどけない様子です。画面左端の3人の女性は特に官能的で、男ならだれでも憧れる空間ですが、実際こんな場面に出くわしたら、ごめんさい!!って逃げちゃうかもしれません。
 清らかさが魅力の「泉」(こちら)とは対極的な作品ですね。

 さて、大浴場といえば新宿十二社温泉、浅草の観音温泉(黒湯ではない) が好きでしたが今はありません。。。太田区界隈の銭湯は東京特有の琥珀色のお湯なのでお勧めします。池上本門寺をお参りして名物の羽根つき餃子を食べて入浴なんて考えただけでも至福です。
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ベルト・モリゾ ゆりかご

 この季節の神社は七五三で賑わっており、その風景を見て子供の成長ぶりを思い起こす親御さんが多いと思います。
 しばらくの間、子供の成長がテーマの作品が続きます。まずはべルト・モリゾの「ゆりかご」です。

2014年08月29日15時50分10秒0003

 この作品は2回見てます。1回目は損保ジャパンの美術館で開催されたベルト・モリゾの展覧会、2回目は2014年9月の「オルセー美術館展 印象派の誕生—描くことの自由—」です。作品の女性はベルト・モリゾの姉なので、赤ちゃんは彼女の姪です。

 この作品は母性あふれる作品ですが、子供の寝かしつけに苦労している世の中のお母さんに頭が下がる思いがする気持ちになります。
 子育ては不思議なものでいうことはきかない、親の嫌がることは平気でする等頭のくることが多いですが、寝顔を見ると許す気になります。
 この作品は寝かしつけ四苦八苦したけどようやく寝入って安堵と愛しみの表情に戻った瞬間を描いた、女性だからこそ描けた作品といえます。ではまた!!

ルソー フットボールをする人々

 今月は息子の運動会があります。ラグビーワールドカップも盛り上がってます。
 そこで今回は競技をしている風景を描いた作品を紹介します。ルソーの「フットボールをする人々」です。

201607092034.jpg

 ルソーの作品は、なんか脱力するものもありますが、この作品がその一つです。
 フットボール選手の迫力ある試合風景というより、ひげ面のおっさんがじゃれあってるようにしか見えないし、遠近感が???
な作品です。アスリートの技と技がぶつかりあう試合中はいわゆる珍プレーもあります。この作品はそんな気分です。

 フットボールと言いつつも、ストライプの服装、楕円形に描かれているボール、後ろにパスしているように見える人物等、私にはラグビーをしているように見えます。19世紀末から20世紀初頭はフットボールとは現在のラグビーのことを言っていたのか?フランスでフットボールはラグビーなのか?考え込みました。

 今でこそ、ピカソも絶賛した巨匠といわれていますが、当時の古典派の作品と並べてみると下手に見えます。とんがっていた画家達には衝撃だったのがうなずけます。しかし、全力疾走する人物は浮いてるように見えます。ルソーは決して下手だったのではなく疾走感を自分なりの表現を確立していたようですね。
 

エドゥアール・マネ フォリー・ベルジェールのバー

 9月15日に「コートールド美術館展 魅惑の印象派 」に行きました。雨で空いていたことに加え、開館と同時に入場したので、
エドゥアール・マネの「フォリー・ベルジェールのバー」をゆったりと見ることができました。

2019年09月21日21時33分18秒0002

 華やいだ場所なのにどこか寂しげな表情と胸元を強調するよな衣裳が気になりました。 当時バーメイドは売春婦を兼ねることが多かったそうです。
 この作品に描かれているお酒のうち右側2番目の緑色のお酒は、19世紀のフランス絵画・文学によく登場するアブサンと思われます。
 
 当時の歴史的背景を調べると当時は普仏戦争、帝政から共和制と不穏な時代だったようです。だからこそ、劇場で楽しみ、おいしい酒飲んで、バーメイードと.・・・・・・退廃的な気分になります。華やかで快楽的な場所なのに不穏な印象を受けるのは、バーメイドのうつろな表情のせいというよりは当時の時代の空気のせいでしょうか? 絵画は描かれた時代の空気に触れることもできることを強く再認識しました。

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