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ルソー フットボールをする人々

 今月は息子の運動会があります。ラグビーワールドカップも盛り上がってます。
 そこで今回は競技をしている風景を描いた作品を紹介します。ルソーの「フットボールをする人々」です。

201607092034.jpg

 ルソーの作品は、なんか脱力するものもありますが、この作品がその一つです。
 フットボール選手の迫力ある試合風景というより、ひげ面のおっさんがじゃれあってるようにしか見えないし、遠近感が???
な作品です。アスリートの技と技がぶつかりあう試合中はいわゆる珍プレーもあります。この作品はそんな気分です。

 フットボールと言いつつも、ストライプの服装、楕円形に描かれているボール、後ろにパスしているように見える人物等、私にはラグビーをしているように見えます。19世紀末から20世紀初頭はフットボールとは現在のラグビーのことを言っていたのか?フランスでフットボールはラグビーなのか?考え込みました。

 今でこそ、ピカソも絶賛した巨匠といわれていますが、当時の古典派の作品と並べてみると下手に見えます。とんがっていた画家達には衝撃だったのがうなずけます。しかし、全力疾走する人物は浮いてるように見えます。ルソーは決して下手だったのではなく疾走感を自分なりの表現を確立していたようですね。
 
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エドゥアール・マネ フォリー・ベルジェールのバー

 9月15日に「コートールド美術館展 魅惑の印象派 」に行きました。雨で空いていたことに加え、開館と同時に入場したので、
エドゥアール・マネの「フォリー・ベルジェールのバー」をゆったりと見ることができました。

2019年09月21日21時33分18秒0002

 華やいだ場所なのにどこか寂しげな表情と胸元を強調するよな衣裳が気になりました。 当時バーメイドは売春婦を兼ねることが多かったそうです。
 この作品に描かれているお酒のうち右側2番目の緑色のお酒は、19世紀のフランス絵画・文学によく登場するアブサンと思われます。
 
 当時の歴史的背景を調べると当時は普仏戦争、帝政から共和制と不穏な時代だったようです。だからこそ、劇場で楽しみ、おいしい酒飲んで、バーメイードと.・・・・・・退廃的な気分になります。華やかで快楽的な場所なのに不穏な印象を受けるのは、バーメイドのうつろな表情のせいというよりは当時の時代の空気のせいでしょうか? 絵画は描かれた時代の空気に触れることもできることを強く再認識しました。

ギュスターヴ・モロー 聖なる象(ペリ)

 9月15日に上野動物園に行ったので動物を描いた作品を紹介します。 ギュスターヴ・モローの「聖なる象(ペリ)」です。

聖なる象

 上野動物園の象は閉園時に一列に行列して象舎に帰るさまはかわいいらしいですよ。
 象は神聖視されている動物です。逞しく、賢く、そして愛らしい姿を見ると納得です。
 
 動物を描いた作品は数多くる中でこの作品を選んだのは、この作品は上野動物園近くにある国立西洋美術館が所蔵するからです。

 よい作品は、自分がその絵の中にいるような気分になりますが、モローの作品の中ではこの作品がもっとも強くそういう気分になりです。澄んだ水、清らかな空気、天女と花々の甘美さ美しさに癒されます。
 モローの作品の女性は身を滅ぼしそうな女性が多いですが、この絵の女性は救ってくれそうです。それは象に乗った菩薩普賢菩薩を連想したからです。このブログで紹介しているギュスターヴ・モローの作品も合わせてご覧ください。
出現
岩の上の女神
聖ゲオルギウスと竜
一角獣

アンリ・ルソー  蛇使いの女

 9月になりましたが今しばらく暑い日は続きます。暑いときは怪談です。
  季節外れかもしれませんが今回は涼しくなるような怖い作品としてアンリ・ルソーの「蛇使いの女」を紹介します。

アンリ・ルソー  蛇使いの女

  ルソーといえば浮遊感があるほのぼのとした作風(後世の人間の解釈であって、本人は誰かを和ますために描いたわけではないかもしれませんが)ですが、一方で怖い作品も描くようです。

  眼光の鋭い女性に背筋が凍る気分になる作品です。同時に漆黒の黒薩摩のような美しさに惹かれ、この美しい女性についていきたい気分にもなります。数ある怖い絵画の中からこの作品を選んだのは、怖くも美しい裸婦に魅かれるからです。

 この作品からは大蛇の召喚するような笛の音が聴こえますが、不協和音に満ちた禍々しさを感じます。それは昼と夜が混ざり合い怪奇が起こるトワイライトゾーンを連想するような空を描いているからかもしれません。
 それにしても、この作品はいつどこの展覧会で見たのか思い出せないのが残念です。。。。。。 

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