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エドワード・バーン=ジョーンズ いばら姫

 美術館も再開しました。
 今までは思いついたらすぐ行けたのですが「新しい日常」では事前予約が必要な場合もあるので煩わしさを感じるとともに雑踏の中で鑑賞することがないから落ち着いて見れるとも感じています。
 「日常」が愛しくなる作品を紹介していますが、今回紹介する作品はエドワード・バーン=ジョーンズの「いばら姫」です。

20151125180727236.jpg

 王女の清らかさではあるが無防備で官能的に姿と、美しいが不穏ないばらといった対比のせいか、一見静寂に支配されてるこの作品に嵐の前の静けさといいましょうか、緊張感を感じます。コロナと共存する日常は緊張感の連続ですね。
 
 さて、、理想の「日常」とは、枕高くして眠れることだと思います。「いばら姫」のあらすじを踏まえると、この作品に「理想の日常」を見出すのことは無理があるかもしれません、しかし、寝顔が美しい=枕高くして寝ていると思いこの作品を紹介しました。
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ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス デカメロン

 コロナウィルスは早く収束してほしいですね。
 そこで今回紹介するのはジョン・ウィリアム・ウォーターハウスの「デカメロン」です。 

2015年12月31日21時33分02秒0002

 この作品は2015年の12月26日にBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「英国の夢 ラファエル前派展 」で見ました。
 デカメロンはペストから逃れるために邸宅に引きこもった男3人、女7人の10人がユーモアと艶笑に満ちた恋愛話や失敗談などのは話をするという物語です。 
 
 2015年に見た際は、学生のコンパを傍から見ているのような気分になりました。場所は渋谷なので近隣の居酒屋ではこんな風景が繰り広げられてるのかなと思いました。
 画面の左は早々に切り上げて道玄坂にいくカップル。赤い帽子の男子は得意げに俺様全開な話をする先輩、黄色っぽい服の女子はそんな先輩に気があるので話を聞いている、紫と緑と服の女の子は聞いちゃいないて感じです。

 しかし、国によっては外出が禁止され、我が国においてはできれば家でひきこもるべきである状況がこの作品と似ているので、ユーモアと艶笑に満ちた恋愛話や失敗談でペストの恐怖に堪えているように見えます。早く先ほどのようにお気楽な気分で絵画を見れる日が来てほしいものです。
 
ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスの「シャロットの姫」も紹介しています(こちら

ターナー ポリュフェモスを愚弄するオデュッセウス

 3月3日から国立西洋美術館で開催されるナショナルギャラリーを心待ちされている方も多いと思います。
 ナショナルギャラリーは新婚旅行で行きました。新婚旅行で見た作品に再開できることが嬉しいです。
 そこで今回紹介する作品はターナーの「ポリュフェモスを愚弄するオデュッセウス」です。

ポリュフェモスを愚弄するオデュッセウス

 この作品はホメロスの叙事詩「オデュッセイ」のひとつ目の巨人ポリュフェモスの棲む火山島に漂着した英雄ユリシーズ
一行がポリュフェモスを倒して脱出する場面です。

 ターナーといえば湿潤な空間を照らす光が、見る者を幻想的な世界に引き込む作品ですが、この作品は「戦艦テメレ―ル」以上に引き込まれます。
 ラファエル前派のような作風を良しとする文化があるから、のちにデヴィッドボーイやT-REX、クイーンのようなアーティストが誕生したのかもしれないように、ターナーのような作風を良しとする。音楽でいえばイエスやエンヤのようなアーティストが誕生したのかもしれないですね。

 また、空の色は常に一定ではなく光かげんで実に多様な表情をするものですだからこそ私は夕暮れ時の空が好きですが、ターナーは多様な空を描かせたら天下一なのでとても好きです。

このブログで紹介している主な作品もどうぞ!
「戦艦テメレ―ル」(こちら
「雨、蒸気、速度-グレート・ウェスタン鉄道」(こちら
「ノラム城、日の出」(こちら

ロセッティ ウェヌス・ウェルティコルディア(魔性のヴィーナス)とシビラ・パルミフェラ

 三菱一号館美術館で開催中の「ラファエル前派の軌跡」展の目玉はロセッティの「ウェヌス・ウェルティコルディア(魔性のヴィーナス)」です。
 
2019年04月07日10時54分42秒0001

 この作品が展示されてる部屋は写真撮影可能でした。
なお、その部屋で展示されている作品のうち絵葉書になっている作品はこれのみでした。

 ウェヌスは愛の神なので、背景には愛の象徴である薔薇が、画面下部には同じく愛の象徴であるスイカズラが隈なく一面に描きこまれています。
 この作品では、ウェヌスは男性を愛と官能の虜にして破滅に導く魔性の女として描かれています。
 画面右上には一羽の鳥が、そして林檎や矢、ニンブスの周囲には蝶が描かれています。これらは、いずれもウェヌスの魅力の虜となった男たちの「魂」の象徴だそうです。愛欲のはてにあるのは身の破滅ということが伝わります。 

 さて、ロセッティの作品をおまけにもう一作品。
 
2015年12月31日21時33分02秒0001

 2015年12月に渋谷の文化村ミュージアムで開催された「英国の夢 ラファエル前派展」に展示されていた「シビラ・パルミフェラ」という作品です。
 超越的な「美」の偶像として描かれた玉座に座る女性単身像。シビラ・パルミフェラとはヤシを持つ巫女のことで、ロセッティは レイディ・リリス(こちら)の「肉体の美」に対して、パルミフェラの巫女に「魂の美」を描いたそうです。 ヤシは美の勝利を表します。左側には愛を象徴する目隠しされたクピドと薔薇、右側には死の運命を暗示するポピーと頭蓋骨、そして魂の象徴である蝶が描かれています。
 
 並べてみると先ほどの作品は愛欲にまみれると身の破滅、こちらは理性を保つことの大切さを説いてるようにも見えます。
 いずれの作品もモデルは同一人物です。とても気が強そうです。だからこそこちらの魂を捕られそうな強そうな魂の持ち主であることが伝わります。
  超イケメンで恋愛に長けていいるロセッティは超美人をモデルにすることは容易いことと推測できますが、画家が魂を込める作品には「魂」が強い女性をモデルにしたようですね。

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