伊藤若冲 老松白鳳図

 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
 酉年ということで今回紹介する作品は伊藤若冲の「老松白鳳図」です。

老松白鳳図

 伊藤若冲の傑作「動植綵絵」の中で特に人気が高い作品です。朝日、鳳そして松と縁起の良いものが描かれているので新年にふさわしいです。
 
 この絵の魅力は鳳の輝く白さ、飛天のようにしなやかな尾羽が妖艶さに神々しさを加えています。
 僧籍でもある伊藤若冲にとって絵を描くことは修行で、朝日は悟りの象徴。相国寺に納めることを目的に描いたこの作品はいわば修行の成果と言えます。
 
 さて、葛飾北斎が描いた鳳凰も負けず劣らず色っぽい目をしているので、鳳凰は妖艶に描くことがこの時代のスタイルだったのかもしれません。
 また、ビジュアル系バンドや歌舞伎の女形は妖艶です。日本人は妖艶な男性を愛でる伝統があるのかもしれないです。もし伊藤若冲が現在に生きていたら、ビジュアル系バンドのファンかもしれないですね。
 

「大鶏雄雌図」も併せてどうぞ
葛飾北斎の描いた鳳凰もどうぞ
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伊藤若冲 鼠婚礼図

 こうしてのほほんとブログができるのも、皆々様のおかげです。
 さて、3連休にディズニーランドへ行きました。ミッキーマウスにちなんで伊藤若冲の「鼠婚礼図」を紹介します。

鼠婚礼図

 伊藤若冲といえば「動植綵絵」じゃないか!という方もいると思いますが、これだけが若冲の魅力ではありません。
 愛らしいも素朴な水墨画また魅力的です。「動植綵絵」は一流料亭の味なら、今回のような作品は街で評判のレストランのごとき親しみやすさです。

 さて、今回この作品を紹介したもう一つの理由は、今月10月は婚礼シーズンでもあるからです。この作品からは結婚式の2次回のごとき賑やかさが伝わります。
 画面の右の既に出来上がったるネズミが一番微笑ましいです。一族または出席者に一人はいるお調子者もうまく描いてますね。
 ちなみに私の時にもお調子者の一族がいました。その人は土木関係の仕事をしており、出席者に市役所の道路関係の部署の人がいたので、私の結婚式なのに接待じみたことをしてました、、、、

 この作品は京都の細見美術館が所蔵してますが、上京されることも多く、何回か見たことがあります。一度は京都で見たいものです。

曽我蕭白 獅子虎図屏風

 毎度拙いブログですが、訪問ありがとうございます。
 さて、先日、上野動物園に行ったとき、じっくり見れたのが虎でした。目の前でドスンとくつろいでました。そこで今回紹介するのは
曽我蕭白の「獅子虎図屏風」です。

 獅子虎図屏風

 この作品は千葉市美術館が所蔵しています。2012年5月の展覧会で見ました。この展覧会では 「可愛くもなければめでたくもない」と解説されている作品もある中で、この作品はユーモラスでした。勇ましいはずの虎はいじけてますし、獅子は蝶を見てビビって吠えまくってます。

 曽我蕭白の作品は全体的に言えるのは「濃すぎる!!」ということです。
 ジョジョの奇妙な冒険を読んでるような、どおくまんの漫画を読んでいるような、絵から独特な擬音が聞こえてきそうですが、この作品は映画シュレックみたいにイメージを崩しているところが笑いを誘います。 

このブログでは次の作品も紹介しています。合わせてご覧ください
キャラが濃すぎる「群仙図屏風」(こちら
狂おしく美しい「美人図」(こちら

歌川広重 王子音無川堰棣

 暑い季節が到来し、息子を水遊びに連れていく機会も増えます。
 豊島区は水遊びができる公園が少ない一方で隣の北区は多いです。自転車で15分の範囲に3か所あります。そのうちの一つ音無川親水公園はかつて浮世絵にも描かれた景勝地ということ知り、今回紹介します。作品名は歌川広重の名所江戸百景「王子音無川堰棣」です。

20160516213451777.jpg

 石神井川は王子付近では「音無川」と言ったそうです。古い地名は学校や警察署、公園に使われることが多いようです。江戸時代は堰が築かれており景勝地でした。滝野川という地名のとおり滝も多かったのでしょう。この堰は戦後まもなくまで現存していましたが、台風で決壊し現在に至ります。
 この風景は、葛飾北斎だったら滝の音が聞こえるような作品として描かれたと思われますが、滝の音よりもむしろせせらぎが聞こえるようなしっとりとした広重らしい作品です。
 
IMG_1413.jpg

 これは現在の音無川です。音無川は両岸が崖のおかげで暑い日でも日影が多く、近くにある飛鳥山公園で水遊びするよりも熱中症になりにくいのがよいです。また遊歩道も整備されています。この界隈は寺社も多いのでこの季節の散策にお勧めです。
 
王子界隈を描いた浮世絵作品として、次の2つをこのブログでは紹介しております。合わせてご覧ください。
「王子装束ゑの木大晦日の狐火」
「王子稲荷の社」

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