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曾我蕭白 唐獅子図

 前回は伊藤若冲でしたが、今回は曾我蕭白です。展覧会に数点出展されていましたが、紹介する作品は「唐獅子図」です。

曾我蕭白 唐獅子図

 右の唐獅子は、アニメ版の天才バカボンで場面が切り替わる際の画像に現れる逆立ちした犬に似ていますね。 ユーモラスでありつつも狂気を秘めた作品です。 
 曾我蕭白は破天荒な画風ではありますが、伝統的・正統的な水墨画を描いているそうです。音楽でいえばプロディジー。不穏なPVと曲ですが激しくも実は正当な音楽教育をうけている点が似ています。
 
 曾我蕭白の作品はある時は神経を逆なで、狂気に圧倒されますが、激が飛んでくるようにも感じます。
 今回の作品は檄文のごとき作品で、左の唐獅子は激を飛ばし、右の唐獅子は無言で訴えているように見えます。実際に見ていただければわかりますが、既成概念をぶち壊せ!という激が飛んでくるように見えます。
 そういえばプロディジーのライブ映像見ていると観客を煽ってます。曾我蕭白の作品は見るレイブといえそうです。
 
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伊藤若冲 象と鯨屏風図

 2月22日に荏原神社をお参りした後、東京都美術館で開催中の「奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド」に行きました。
 他の美術館で開催された江戸絵画の展覧会で見たことのある作品との再会もありましたが、私が以前より見たかった作品との出会いもありました。今回紹介する作品がそれです。作品名は伊藤若冲の「象と鯨屏風図」です。

伊藤若冲 象と鯨屏風図(左隻)

伊藤若冲 象と鯨屏風図(右隻)

 左隻の鯨は潮を吹いているところのみが描かれています。潮を吹き勢いよく潜ろうとしているはずなのに不思議な静寂を感じます。
 地上から見る航行する巨大な貨物船も岬も小さく見えます。広大な海からすれ一匹の鯨は小さなものです。この不思議な静寂は海の広大さを表しているようです。

 右隻の象も鯨と同じく不思議な静寂を感じるので、同じくことが言えます。象の雄たけびは人間には大きく聞こえますが広大な山河からすれば小さなものです。
 この屏風は、鯨や象といった巨大な生物も大自然からみれば小さい、日々の問題は俯瞰してみると小さいものだということを伝えているのではと思いました。次回もこの展覧会で見た作品です。 

風神雷神図

 近況を絵画で表現すると「風神雷神図」になります。
 まずは、尾形光琳の「風神雷神図」です。

2015年02月20日14時54分49秒0001

 通勤時間が増え、音楽を聴くことが今までより増えました。仕事帰りは闘志が出るような、また男気上がるような曲を好んで聞きます。
 よく聞くのはマキシムザホルモンの「恋のメガラバ」、マッドカプセルマーケットの「Fly High]で轟く稲妻のような激しさが魅力です。この2つのバンドの魅力を絵画で表現するとまさに風神雷神図。
 風神雷神図が愛されるのは見て美しく心が洗われるからというより、雄々しいオーラが心を揺さぶるからではないかと思います。

次に俵屋宗達の「風神雷神図」です。 

風神雷神図

 この作品は空の広さを感じます。マンションが立ち並んでいるとはいえ、職場のある千葉ニュータウンは都心よりもはるかに空の広さを感じることができます。成田も近いので上昇する飛行機も見えるので空の高さも感じます。
 
 風は雷を呼び、雷が風を呼ぶといいたくなるような円のような構図は、万物は流転することが伝わります。
 また、禅の教えでは円は宇宙・悟りの象徴だそうです。この作品を所蔵している建仁寺は京都最古の禅寺なので、禅の教えをさりげなく示しているのかもしれないです。

伊藤若冲 老松白鳳図

 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
 今回紹介する作品は伊藤若冲の「老松白鳳図」です。

老松白鳳図

 伊藤若冲の傑作「動植綵絵」の中で特に人気が高い作品です。朝日、鳳そして松と縁起の良いものが描かれているので新年にふさわしいです。
 
 この絵の魅力は鳳の輝く白さ、飛天のようにしなやかな尾羽が妖艶さに神々しさを加えています。
 僧籍でもある伊藤若冲にとって絵を描くことは修行で、朝日は悟りの象徴。相国寺に納めることを目的に描いたこの作品はいわば修行の成果と言えます。
 
 さて、葛飾北斎が描いた鳳凰も負けず劣らず色っぽい目をしているので、鳳凰は妖艶に描くことがこの時代のスタイルだったのかもしれません。
 また、ビジュアル系バンドや歌舞伎の女形は妖艶です。日本人は妖艶な男性を愛でる伝統があるのかもしれないです。もし伊藤若冲が現在に生きていたら、ビジュアル系バンドのファンかもしれないですね。
 

「大鶏雄雌図」も併せてどうぞ
葛飾北斎の描いた鳳凰もどうぞ

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