大円寺 台東区谷中

 先月、弥生美術館の展覧会を見た後、大円寺をお参りしました。

 大円寺1

 このお寺は本堂の右に薬王殿、左に経王殿を配置し、一つの建物に2つのお堂を配するとても珍しいものです。
 右側に瘡守稲荷、左側に日蓮聖人を祀っています。明治初期の神仏分離令のおり、お寺に稲荷を置く事がこれは出来ず、本堂にお稲荷様が薬師様として祀られました。その為、二つの本堂が合体したような作りになったそうです。

 このお寺は彫刻の見事さが谷中一といわれています。

大円寺2

 このお寺は江戸時代の美少女笠森おせんゆかりのお寺のせいか、散る花びらや蝶の華麗に舞う天女がきれいです。また、轟きながら空を裂くように飛ぶ龍は見応えがあります。

大円寺3

 このお寺は日蓮宗です。日蓮宗のお寺は見事な彫刻が多いように感じます。
 私はこのお寺は見事な彫刻、個性的なお堂を楽しめるので、谷中で一番推したいです。
スポンサーサイト

寛永寺・観音寺 台東区桜木・谷中

 12月16日に東京都美術館で開催中の「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」に行った後、寛永寺・観音寺をお参りしました。

IMG_2263.jpg

 まずは、国の重要文化財である常憲院殿霊廟勅額門です。

IMG_2262.jpg

 常憲院とは徳川綱吉の法号で、霊廟の門はこのように一般公開されています。華やかな元禄時代を思わすほどに状態が良いです。仏像・御朱印も尊いですが、戦災を乗り越えた建築物はそれ自体が尊いものです。

IMG_2264.jpg

 幕末の彰義隊の戦いで伽藍の大部分が焼失し、現在は上野の外れにありますが、かつて上野の山一帯は寛永寺の伽藍でした。 この本堂は根本中堂といいます。寛永寺は比叡山を模して建立されました。内陣をお参りすることも可能で、秘仏本尊薬師三尊像と4天王、12神将様が鎮座されています。

 寛永寺2

 狛犬様です。屋根のうえでぴょんと反ってるところがかわいらしい。神社の境内に鎮座する狛犬様も良いですが、お寺の屋根で反ってる狛犬様も結構好きです。

IMG_2265.jpg

 境内の虫塚です。伊勢長島藩主である増山雪斎の遺志により、写生に使った虫類の霊をなぐさめるため建てられたものです。
 昨年は記事にも書きましたが、虫取り三昧だったので特に心を込めてお参りしました。

寛永寺4

 御朱印です。薬師如来様がいらっしゃるお堂なので「瑠璃殿」と書かれています。
 その後、谷中の築地壁が有名な「観音寺」をお参りしました。

観音寺1

 境内の石仏です。鳩が写りこんでます。保護色なので気づきませんでした。

観音寺2

 このクスノキは龍の顔のごとき吉祥さがあります。また冬空に緑が映えます。 クスノキは樟脳の材料でもあります。つまり害を払うのでご神木として崇められることが多いそうです。谷中で有名な樹木といえばヒラヤマ杉ですが、このクスノキもお勧めします。

東福寺 豊島区南大塚

 今回紹介するお寺は豊島区南大塚にある東福寺です。

IMG_2227.jpg

 このお寺の最寄り駅は荒川線の大塚駅です。荒川線は沿線のバラが有名です。12月中旬でもこの通りバラを背景にした風景を楽しめます。

IMG_2228.jpg

 駅近くにある瀧不動です。かつてこの近辺を流れていた谷端川のほとりに祀られていたお不動様です。

IMG_2220.jpg

 東福寺は大塚駅から花柳界の面影を残す大塚三業通りを道筋に歩いて10分の場所にあります。
 山門の右側には疫牛供養塔があります。明治時代の豊島区は牧場が多かったことの名残です。

IMG_2221.jpg

 本堂です。このお寺は創建年代は不明ですが、江戸時代元禄の頃この地に移転しました。

IMG_2225.jpg

 このお寺の見どころは、十羅刹女神を祀るお堂です。

IMG_2222.jpg

 十羅刹女神は鬼子母神の娘といわれていて、母とともに子育ての善神です。
 この女神達を祀るお堂があるお寺は都内でもこのお寺だけといってもよいです。

IMG_2223.jpg

 もともとは巣鴨の鎮守、現在の地名でいえば池袋から巣鴨までを氏子域とする天祖神社の境内にありました。
 このお寺をお参りした理由は、天祖神社で息子の七五三をしたので、この神社にあった子育ての善神である十羅刹女神をお参りしたくなったからです。子育て真っ最中の方々には是非お参りをお勧めします。
天祖神社の記事はこちら

弘明寺 横浜市

 12月に仕事で横浜へ行き、時間が余ったので6年ぶりに弘明寺をお参りしました。
 
境内1

 レトロモダンな商店街で知られる弘明寺商店街を抜けると山門に着きます。浅草寺もですが、名刹の近辺にはいい感じの商店街があることが多いです。

境内2

 本堂へ昇る階段です。
 本堂を昇ると横浜は台地が海まで迫った地形であることを実感します。横浜は神戸とよく比較されることが多いですが街の性格も地形も似ています。ただ、神戸の方が(一回しか行ったことがありませんが)台地が海に迫った地形を見ることができる気がします。

境内3

 この本堂に、国宝「木造十一面観音立像」がいらっしゃります。鉈彫りの典型的な作例として有名なもので、この作例は平安時代の関東地方の仏像に多いです。(お姿は弘明寺のHPで見れます)
 鉈で彫った跡が残る観音様は奈良・京都の観音様とは違い、野趣にあふれており、坂東武者の息遣いが伝わってきます。関東独特の仏像はこのお寺以外にもありますが、その代表はこの弘明寺です。

弘明寺

 「大悲殿」と書かれています。大悲殿とは、人々の悩み苦しみを共に感じ歩む大悲の観世音菩薩を奉る寺の意味です。十一面観音は奈良・京都の仏像と違い、共感力がありそうなお顔でした。
 さて、12月はお寺巡りをする機会が多かったので、次回は豊島区内のお寺を紹介します。

 | HOME |  »

プロフィール

だまけん

Author:だまけん
当ブログへようこそ!
当ブログではお勧めのアート、御朱印の情報を発信します。


最新記事


最新コメント


リンク

このブログをリンクに追加する

最新トラックバック


検索フォーム


カテゴリ

未分類 (0)
外国人画家 (203)
アメリカ (16)
イギリス (25)
イタリア・スペイン (15)
オランダ (27)
スイス・ドイツ・オーストリア (27)
フランス (49)
ベルギー (30)
ロシア・その他西欧 (14)
日本人画家 (151)
江戸 (39)
明治~昭和 (48)
現代 (64)
寺社巡り (238)
江東 (14)
台東 (29)
中央 (14)
千代田 (14)
豊島 (19)
港 (18)
文京 (28)
足立・葛飾・江戸川 (3)
墨田・荒川 (8)
板橋・北・練馬 (14)
渋谷・新宿・中野 (14)
世田谷・杉並 (18)
目黒・品川・大田 (7)
東京多摩地域 (10)
神奈川・その他東日本 (18)
京都奈良・その他西日本 (10)
名所・旧跡 (28)