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窓辺で水差しを持つ女 フェルメール

 緊急事態宣言が解除され勤務地が再び千葉ニュータウンになり、日常が戻ってきました。
 そこで今回紹介する作品はフェルメールの 「窓辺で水差しを持つ女」です。

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 この作品は2016年2月に森アーツセンターギャラリーで開催された「フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展 」で見ました。
 当時の女性は寝る際に、シーツに白粉や香油がつくの防ぐために頭巾をかぶっていたそうです。なのでこれは朝の身支度をする風景です。頭巾や銀の水差、テーブルに掛けられたタペストリー布に反射する光が爽やかな作品でした
 
 フェルメールの作品は日常が愛しくなることが多いです。 朝は愛しい一日の始まりです。
 また、あけない夜はなく朝は必ず来ると信じたいです。だからこそ、数ある作品の中でこの作品を選びました。しばらくの間、日常が愛おしくなる作品を紹介していきます。

イヴァン・アイヴァゾフスキー 天地創造

 家に手塚治虫の火の鳥が全巻あるので読み返しています。読んでいて涙が出るのは望郷編、読みごたえがあるのは奈良時代と21世紀がリンクしながら話が進む太陽編です。 いろいろな話がある中で、壮大な話の最終回ともいえる未来編が一番好きです。
 そこで今回紹介する作品はロシアの画家であるイヴァン・アイヴァゾフスキーの「天地創造」です。

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 イヴァン・アイヴァゾフスキーは荒れ狂う海を荘厳に描いた作品が多いです。この作品は2008年前後に都立美術館かBUNKA村で開催された展覧会で見ました。

 未来編は最後の人類となったマサトが地球の再生を見届けるという話です。冒頭で最終回といえるのは火の鳥にはいろいろな話がありますが人類が滅亡によりこれらの話は一旦終わりとなるからです。
 
 この絵画は火の鳥未来編の主人公であるマサトが超生命体として再生を初めた地球を見守っているように見えます。
 また、再生を始めた地球の海原を羽ばたく火の鳥にも見えるので紹介しました。

200個のキャンベル・スープ缶 アンディー・ウォーホール

 在宅勤務が促進されているご時世ですが、私の場合は職務上・会社の環境上、在宅勤務ができない代わりに自宅待機と出勤を繰り返しています。
 仕事しているわけではないので家にある小説を読み直しており、今は森見登美彦を「四畳半神話大系」読んでいます。そこで今回紹介する作品はアンディー・ウォーホールの「200個のキャンベル・スープ缶」です。

キャンベル

 2013年8月に国立新美術館で開催されたアメリカン・ポップ・アート展で見ました。

 さて、「四畳半神話大系」は主人公が下宿先に閉じ込められて、延々と同じ部屋の出入りを繰りかえす章がハイライトです。
 主人公は一見同じ部屋のようでも微妙に気配が違うことに気づきます。このあたりがこの小説の肝です。
 
 この絵画は同じキャンベル・スープ缶が延々と並んでるように見えますが、トマト味とかチキンスープ、ビーフスープetcといろいろな味の缶詰が描かれています。
 このあたりが今読んでいる「四畳半神話大系」のハイライトを連想したので今回紹介しました。

ルドン 目を閉じて

 村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を読み終えました。
 そこで、今回紹介する作品はルドンの「目を閉じて」です。

眼を閉じて

 この絵画は小説の最後のシーンのようなので、前回いろいろな画家を並べたのにルドンの「目を閉じて」を選びました。
 
 目をつぶると浮かび上がる世界は、その人の内面世界のような気がします。この小説は内面世界と現実世界が交差します。 
 
 この物語に登場する博士の娘と両方の世界の図書館の女性は主人公をこの作品の女性のように慈愛を感じます。
 
 この小説は、主人公が地上に戻ってからと影が脱出を試みるあたりから引き込まれました。主人公の意識が「世界の終わり」に近づく前に図書館の女性とデートし別れるまでのシーンはこの絵画のように色彩が豊かです。このシーンを読んで日常が愛おしくなりました。
 そう感じたのはこの最近の世の中の情勢のせいでしょうか?早く戻ると良いです。

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