ルカス・クラーナハ 林檎の木の下の聖母子

 ミュシャの展覧会の後、森アーツセンターギャラリーで開催中の「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち 」に行きました。 今回紹介する作品はルカス・クラーナハの「林檎の木の下の聖母子」です。

2017年03月26日14時13分01秒0001

 幼いイエス様が手に持っているのはパンです。最初としているのかと思って目が点になりました。
 
 聖母子像は赤ちゃんを抱えた母親の姿が微笑ましく、優しい気持ちになりますが、 クラーナハの描く女性は凛としているせいか、神の子を育て上げようとするマリア様の決意が伝わってきます。
 同時に仏像でいうところの「半眼」(見るものに惑わされる事のない様に、半分は前(外の世界)を見て、半分は自己を見て、周りすべてに気を配り、観た人に安堵を与える智慧の姿)のようなまなざしにありがたみを感じます。

 イタリア、スペイン、オランダ、ベルギーとヨーロッパ各国の絵画を一堂に会した充実の展覧会でした。この作品以外にも珠玉の作品がありますのでお勧めです。
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アルフォンス・ミュシャ スラブ叙事詩

 3月26日に国立新美術館で開催中の「ミュシャ展」と森アーツセンターギャラリーで開催中の「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」へ行きました。
 先ずは「ミュシャ展」を紹介します。

2017年03月26日14時11分23秒0002

2017年03月26日14時11分23秒0001

 この展覧会の見どころは「スラブ叙事詩」です。あまりにも巨大な作品なので見上げっぱなしで首が痛くなりました(笑)。
 数ある作品の中で紹介するのは「スラブ民族の賛歌」(上段)と「スラブ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナ会の誓い」です。

 この年度は上司との不仲に悩みましたが、3月中旬に異動となりました。 
 スラブ民族の苦難を描いた「スラブ叙事詩」は、苦難を乗り越えてり直したいと思っている私にとても心にしみました。
 「スラブ民族の賛歌」は抑圧から解放された喜びを、「スラブ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナ会の誓い」は会社員人生のやり直しを心に誓いたい気持ちに合ってるので、数ある作品の中からこの2作品を選びました。

 このブログで紹介している他作品もどうぞ!
 四芸術―音楽
 四芸術-舞踏

カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ 雪の中の巨人塚

 人生のつらい時期は「冬」といわれますが、今回はそんな時期を崇高に描いた作品を紹介します。カスパー・ダーヴィト・フリードリヒの「雪の中の巨人塚」です。

2017年01月29日21時45分39秒0001

 会社で嫌なことがあって11月にいったんブログを休止して再開しましたが、気分はまだまだ本調子ではないです。ここ数か月はこのような作品に魅かれます。
 
 ドイツ人画家が描いているので、この塚は古代のゲルマン人が建立したものでしょうか?この塚は人々から大事にされ、注目されていたに違いないです。
 時が経つにつれて忘れ去れ、過去の良い日々が戻ってきてほしいかのような切なさが伝わります。人生ついてないときは過去の良い日々に戻りたくなりますよね。

 しかし、幾年の風雪を耐えた石塚には威厳も感じます。この作品は夏の風景を描いたものもあるそうですが、つらい日々を乗り越えたら一回り成長して、再び良い日々が訪れることを連作にして表したのかもしれないです。
 また、この画家はつらいことも美しく描いています。前向きさを失わないことの大切さをこの画家は教えてくれます。
 このブログで紹介している他の作品もどうぞ。

月を眺める2人の男
窓辺の婦人
朝日のあたる村の風景(孤独な樹)

似たようなモチーフの作品、アンドリュー・ワイエスの「火打石」もどうぞ!

ヴァージナルの前に座る若い女 フェルメール

 音楽は心を癒します。ブログを一旦休止してましたが、その間、音楽の好みが変わり、ロックはあまり聞かなくなりました。落ち込んでるときは、盛り上がるような音楽は逆効果のようです。その代わり聞くようになったのはクラシック。
 特にバッハの「ブランデンブルク協奏曲第5番 第一楽章」のチェンバロの調べは癒されます。そこで今回紹介する作品はフェルメールの「ヴァージナルの前に座る若い女」です。

2016年10月24日21時39分45秒0001

 まず、バッハとフェルメールは活躍した時代が異なること、「ヴァージナル」は「チェンバロ」の一種であるが異なる楽器であることは脇に置いて頂きたいです。
 
 音楽のド素人なので、専門的なことや的確な表現は分りませんが、ストレスフルな会社帰りの電車の中でバッハの「ブランデンブルク協奏曲第5番 第一楽章」のチェンバロを調べを聞いていると、チェンバロはピアノと比べると揺らぎがあるせいか、美しいもの包まれるようなような安心感を感じます。そして、この曲を聴くたびに、フェルメールのこの作品を連想します。
この作品は、以前紹介した「手紙を書く女」同様に、慈愛を感じる微笑みがいいですね。

関連する次の作品の記事もどうぞ!
手紙を書く女
「ヴァージナルの前に立つ女性」と「ヴァージナルの前に座る女性」

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