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マリー・ローランサン 女と犬 牝鹿と二人の女

アーティゾン美術館では3月3日まで「マリー・ローランサン —時代をうつす眼」が開催されており、会社帰りに行きました。

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上段は「女と犬」、下段は「牝鹿と二人の女」です。先日、ヒロシマ美術館でみたマリー・ローランサンの作品を2つ紹介しましたが、「牝鹿と二人の女」はひろしま美術館が所蔵しています

血色のよい健康的な肌の女性達は見ていて心地よいです。女性達の優しくもあり艶やかである眼差しは魅力的です。つい数分前は仕事をしていたことを忘れるくらいです。女性だけでなく動物達も可愛い。上段の作品の犬はいつまでも愛でたいですね。

作品の人物のほとんどが女性のせいか、会場を進んでいくうちに50代のおっさんがいていいのか?と場違い感を感じました。
牝鹿は同性愛の象徴らしいですね。、マリー・ローランサンは同性愛者だったそうです。下段の作品は「エス」な二人を描いたと感じ、おっさんには分からない場違いな気分になったと納得しました。
しかしながら、決していやらしくなく、仲睦まじいカップルは現実世界でも見ていて心地よいものです。だからこの作品がこの展覧会で一番お勧めしたい作品です。
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キース・へリング展②

森アーツセンターギャラリーで開催中の「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」は間もなく閉幕ですね、、このシリーズも今回が最終回です。

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「「スイート・サタデー・ナイト」のため舞台セット」です。ダンスパフォーマンスの舞台背景として作成されものです。ストリートで生まれたキースへリングらしい作品です。
当時、ブレイクダンスが流行っていました。学校で真似てみたものですが当然うまくいきませんでした。当時、ストリート系のダンスは不良なものとされ、当時中学生の兄は生活指導の先生にひどく怒られたことを今でも恨んでいます。今は学校でも習うので時代は変わりましたね。

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「イコンズ」です。
三つ目の人物は目が二つの作品もあるそうです。例えば写楽、飛影のように第3の目は開くとすさまじい力を放ちます。偶然かもしれませんがキースへリングもこのことをモチーフにしたのでしょうか?

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「レトロスペクト」です。
希望と調和を感じますが、社会の理不尽さを感じると同時にそれを乗り越える力を授かったような気分になります。

キースへリングはデビューから死去までの活躍をリアルタイムで見た唯一の画家なので思い入れは強く、この展覧会はこのブログを始めてから一番感動しました。
キーツへリングをリアルタイムで見ていた頃は青春時代(小学校4年から高校1年)真っ只で日本はとても栄えていました。その後今も続く不景気が来たことを思うと、また、若くして亡くなったことを思うと、全ての作品に「おもしろうてやがて悲しき」という気分にもなりました。このような展覧会がまた開催されることを祈っています。

キース・へリング展②

月8日に森アーツセンターギャラリーで開催中の「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」に行きました。
今回は2回目です。

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今回の展覧会にはキース・ヘリングの傑作が数多く出展されていますが、私が一番見たかったものはこの4作品です。
この4作品は「アンディ・マウス」。アンディ・ウオーホールとのコラボ作品です。夢の国と言いつつも資本主義の権化のような某企業を皮肉っているように見えます。80年代に大活躍したアート界の2大スターがコラボした夢のような作品です。
アンディ・ウオーホールも小学校4年の頃かっこいいいと思いました。この件は「アンディ・ウォーホール Ryuichi sakamoto」をご覧ください。私の音楽、アニメ、芸術の趣味は10歳で決まったような気がします。どうやら10歳はその後の人生がある程度きまるようですね。

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「アンディ・マウス」を展示している区画の手前に展示されている作品群です。妊婦を祝福している作品です。
キース・へリングが活躍していた時代、日本は好景気でした。氷河期世代なのでこの時代の記憶はあります。一方、アメリカは不景気で冷戦中でした。確か、その頃、石油は数十年以内に枯渇するとか核戦争の一歩手前とか1999年に人類滅亡とか社会不安もありました。だからこそ不安がなくなることへの祈りと私は解釈しました。次回はキース・へリング展の最終回です。

キース・へリング展①

1月8日に森アーツセンターギャラリーで開催中の「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」に行きました。
3回に分けて紹介します。

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まずは「サブウェイ・ドローイング」です。数ある同タイトルの作品の中でこちらを選んだのは毎週見ているアニメ「スポンジボブ」に似てるからです。得体のしれないものにむりやり踊らされている人々を描いたように見えます。一見楽しげな作品ですが警句や批判が込められていますね。

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数々のアイコンで有名ですが、その一つ「Dog」です。
小学校4年生の頃キース・へリングを知りました。兄が読んでいた音楽雑誌に記事があり、犬の絵をみて、線が歌い踊っていると感じました。それ以来、ファンです。

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「ピラミッド」です。三角形は成長や繁栄の象徴です。
無数のキャラたちは交わっているように見えます。交わりは生命を生み出し成長と繁栄をもたらします。
一方で人ならざるものが争いあってるようにもにも見えるので、ヒエロニムス・ボスに代表されるベルギーの幻想絵画を連想しました。一見繁栄していても内側はいろいろ争いが絶えない社会を皮肉ったのでしょうか?
しかしながら、そんな美しくない状況をポップに描くところにキース・へリングの底力を感じます。深刻な問題が提起されているけど見て楽しいキース・へリング。エンタメの国であるアメリカだからこそ生まれたのではと思いました。

このブログでは同じくストリートで活躍したバスキアの作品も紹介しています。合わせてみるのいいですね(こちら)と(こちら

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