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森村泰昌 ”オランピア”の部屋 1988-2018

 2月11日に品川区にある原美術館で開催中の「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020―さまよえるニッポンの私」に行きました。
 この展覧会は撮影可能でした。

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 まずは「”オランピア”の部屋 1988-2018」という作品で下の2つの作品で使用したいわば大道具です。

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 こちらは「モデルヌ・オランピア2018」です。
 下の作品のいわばセルフカバーともいえる作品です。

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 「肖像(双子、習作)」です。

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 「劇場 2020」です。

 私は森村泰昌は「お笑い芸人」みたいな芸術家ととらえていました。作品はいつ見ても意表をつかれ強烈な違和感を感じるので笑わずにはいられないからです。
 
 しかし、上記の作品は近代絵画における至宝ともいうべき作品ですが「至宝」という価値観が崩れました。価値観とはいとも簡単に覆るものだと思うと途端に儚く感じ、先ほどの見解が実は間違っているではと思いました。
 
 作者はこの展覧会にあたり、「真理や価値や思想というものはいくらでも自由に着替えることができる」 というメッセージを発しています。まさにその通りでした。
 さて、原美術館は今年の12月に閉館するそうです。御殿山という都内屈指の高級住宅地にある由緒ある洋館で、建物自体が美術品です。行くなら今しかないですよ。

上記作品の元ネタ「フォリー・ベルジェールのバー」の記事はこちら
横浜美術館が所蔵する森村泰昌を紹介した過去記事はこちら
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小倉遊亀 浴女

 2019年の12月5日に荻窪界隈の寺社をお参りした後、「武蔵野天然温泉 なごみの湯」に行きました。
 平日の昼間からスーパー銭湯に行くことはとても贅沢です。この施設の良いところは2種類のサウナ、この日はメンテナンスで入浴できませんでしたが東京特有の琥珀色の温泉、漫画喫茶並みに充実した休憩所です。
 そこで今回紹介する作品は小倉遊亀の「浴女」です。
 
浴女
 
 入浴している女性を描いた作品は曲線美・色香を主眼にした観がありますが、こちらの作品は上品な曲線美・色香よりも浴場のゆったりとした感じが主眼といえそうです。
 大浴場のよいところは湯船につかって時の浮遊感と湯気の心地よさです。家の風呂では深さと大きさとお湯の量の都合で味わえません。湯船がゆがんでますがゆがみがお湯につかったときのゆらゆらした感じと湯気の心地よさを感じます。

 さて、私がお勧めしいた温泉は福島県の磐梯熱海温泉。駅から近くアルカリ性のお湯はお肌がすべすべになります。そして山形県の肘折温泉。新庄の山奥にある温泉ですが、隠里のような趣が素晴らしい温泉です。
 温泉といえば、黒田清輝の「湖畔」もどうぞ!! 

伊藤若冲 鼠婚礼図

新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
さて、今年はネズミ年なので、最初の記事は伊藤若冲の「鼠婚礼図」です。

鼠婚礼図

 昨年はバンクシーが描いたと思われるネズミの絵が話題になりました。このネズミは社会への警告が込められており愛でるというよりは考えさせられます。ネズミを描いた作品は警句が多い気もします。

 一方、この作品はネズミの愛らしさが詰まった作品です。婚礼というおめでたい場面を描いているので新年にふさわしいですね。
 今年もこのブログをよろしくお願い申し上げます。

草間彌生のかぼちゃ等

 12月3日に草間彌生が男女差別や人種差別の激しかった時代を乗り越えて世界的名声を得るまでのドキュメンタリー映画「草間彌生∞INFINITY」を見ました。
 そこで今回はPCのHDDにある草間彌生作品を紹介します。 

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 草間彌生といえばかぼちゃです。
 この作品は2012年に埼玉県立近代美術館で開催された展覧会で見ました。今でこそ撮影可能な展覧会は珍しくないですが、当時は珍しかったです。

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 同展覧会にあった確か「やよいちゃん」という作品です。
 
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 増殖する網、水玉が有名ですが、増殖する突起物も草間彌生のアイコンです。
 解釈はいろいろありますが、世の中の構造物、木や建物はマクロな視点で見れば突起物です。いろいろな突起物が現れては消え、そして増殖を繰り返すことで世の中は成り立っていること思うと、この作品は世界も成り立ちを表していると思ってます。

IMG_0290.jpg

 こちらは丸ビルの近くに展示されたかぼちゃの彫刻です。
 今回見た映画では草間彌生のアイデアはアンディ・ウォーホールら当時の新進気鋭の芸術家に真似され、そのたびに草間彌生は悔しい思いをしたそうです。
 草間彌生と同世代の日本人女性の芸術家として小野洋子も有名ですね。同じ時期にニューヨークにいたそうです。裸のジョンレノンが小野洋子に抱きつくパフォーマンスは草間彌生の真似?と思いました。

南瓜1

 おそらく2012年の新宿で開催されたアートイベントで見たかぼちゃです。
 映画でも言及されていましたが、草間彌生の凄さは下世話にいえばビジネスも上手かったことかもしれません。誰もが知っているアイコンと関連グッズが多い芸術家が他にいるでしょうか?偉大な芸術家と同じ時代を生きれることの僥倖を感じました。それはそうと、若い頃の草間彌生は美人です。

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