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岡本太郎記念館②

前回は庭園にある作品を紹介しましたが今回は屋内にある展示物です。
入口の右奥は岡本太郎のアトリエです。

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作品を見るのも良いですが画家のアトリエを見るのも創作の過程が分かるので興味深いです。テレビで見るお姿は芸人にいじられる面白いおじいさんでしたが、本当は誰よりも真摯な人物であったことが伝わります。
座ることを拒否するイスはよく見ると公園によくあるコンクリート製の椅子に似てます。

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入口からアトリエに行く途中にある応接間です。岡本太郎のフィギュアが精巧すぎます。お茶の間に登場する芸術家は後にも先にも岡本太郎だけではないでしょうか?脳内に「なんだこれは~!!」と「爆発だ!!」がリフレインする空間でした。

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2階では企画展の《明日の神話》と《太陽の塔》が3月15日まで開催されています。
こちらはクリスマスツリー「メリーポール」の1/8モデルです。今回新たに作成したものとのことです。このクリスマスツリーは1962年に池袋駅前に展示され、わずか1ヶ月半で姿を消したそうです。当時の写真が添えられていましたが、ウルトラマンに出てくる異次元の怪物のような、星新一のショートショートにちょいちょい登場する突然地上に現れた宇宙の物のような違和感です。そこがいい!!まさになんだこれは~!という衝撃です。

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最後に「豊穣の神話」です。「明日の神話」をオファーしたメキシコ実業家が追加でオファーした作品の下絵です。黄色い種のようなものを祝福するかのような描写はまさに「豊穣」です。この作品は高さ9メートル、幅60メートルの「べらぼうな」作品ですが、完成はしなかったそうです。

同じく国民的な人気がある草間彌生の作品は知性とか直感を授かったような気分になりますが、岡本太郎はパワーを授かった気分になります。自分に喝を入れたくなったらまた行きます。
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岡本太郎記念館①

「岡本太郎式特撮活劇 TAROMAN」の動画にドはまりしまたので、12月16日に岡本太郎記念館に行きました。
まずは庭園にある作品を紹介します。

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岡本太郎のアトリエを美術館にしたものです。そのせいか美術館を見に行くというより岡本君の家に遊びに行くような気分です。
「遊ぼ~」と呼んだら太陽の塔が出てきました。

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「歓喜の鐘」と「若い太陽」です。「歓喜の鐘」の実物大サイズは名古屋にある久国寺にあるとのことなので是非見たいです。
「若い太陽」はTAROMANの顔です。

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黒い像は「乙女」、手前の白い像は自画像ともいわれている「午後の日」です。「午後の日」を見ているとTAROMANの「私も同じ意見です」という奇獣のセリフがリフレインします。岡本太郎が絶対に言わなそうな言葉ですね。

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手前は「動物」、奥のは「樹人」、右は「河童」です。「河童」もTAROMANに出てくるキャラクターです。性懲りもなくやられっぱなしのところが笑えます。

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奥は「めばえ」、隣は「月の顔」そして「座ることを拒否する椅子」です。これらの作品を見ていると型にはまった行動に疑問を持ちます。社会の規範に反することはないのでしょうけど、自由に発想し表現することで人生豊かになる気がしました。

私が子供の頃、特に小学校4年から中1にかけてですが、バラエティ番組に岡本太郎がよく登場していました。片岡鶴太郎とのからみが多かった気がします。数多くの名セリフを知っていますが、意外なことに岡本太郎の作品はじっくり見たことがないなと思い、今回この美術館に行きました。次回は美術館の中にある展示物を紹介します。

伝土佐光信 百鬼夜行絵巻(部分) 辟邪絵神虫(部分)

10月13日に国立博物館で開催中のやまと絵展に行きました。
本気で見れば1日あっても足らない充実の展覧会なので、この日は伝土佐光信の「百鬼夜行絵巻(部分)」と「辟邪絵神虫(部分)」に的を絞りました。

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火の鳥の「異形編」は物語に登場する魑魅魍魎達が土佐光信の「百鬼夜行絵巻」のモデルとなったという場面にもこの絵巻に登場する妖怪たちが描かれています。子供の頃に火の鳥を読んで実物を見たいと思ってましたがついに叶いました。
怖いというよりユーモラスですね。昔から右にいる赤い奴が気になっていたのでググってみたら「赤へる」というそうですが、水木しげるは「のっぺら」と紹介し、「瓢箪子」とか「赤子玉」とも呼ばれているようです。人気の高い妖怪なのでグッズも売っていました。


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この作品は時期は忘れましたが江戸東京博物館で開催された妖怪の絵画展で見た記憶があります。
この日は応天門の変や信貴山の縁起を描いた教科書でお馴染みの作品もありましたが、昆虫採集が好きなのでこの作品は非常に興味深いです。
この虫は邪悪なものを喰らうとのことです。足が8本あるのでむしろ蜘蛛のようです。禍々しいお姿ですがだからこそ邪悪なものへの威力も凄そうです。

この日は鳥獣戯画で特に有名な「「甲巻 第16紙後半 - 第18紙」も展示されていました。この場面を見るのは3回目でこのブログでも紹介しています(こちら
描かれている動物達に「犬」がいないのが気になるところです。兎、猫、狐が描かれていますが古来より日本人が「萌え」と感じる動物は変わらないのか?と思いました。
この展覧会はまだ続きます。帰宅途中に上野がある利点を生かして定時に終わった金曜日にまた行ってみようと思っています。

山口晃 テイル オブ トーキョー 大屋圖

アーティゾン美術館で開催中の「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」に行った話の続きです。

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こちらは「テイル オブ トーキョー」という作品です。ウィスキーメーカー、グレンモーレンジィの依頼で制作された新作です。
渋谷のような神保町のようなはたまた銀座?と再開発が進みつつもランドマーク的な風景は案外残っている東京の街を象徴しているような作品です。この展覧会の展示されている東京を描いた作品は過去と現在が入りみだれており情報量の多さに圧倒されますがこの作品はコンパクトといえます。

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「大屋圖」です。先ほどの作品と前回紹介した作品は人々の活気が伝わりますがこちらは休日の昼下がりのようなゆったりした雰囲気です。しかし、この作品も各部屋ごとの住人の時代設定が異なります。
画面の右側のギザギザの線の意味するものは何かを考えましたが、震災、戦災、再開発、科学技術の向上などで時代は区切られますが、それでも人々の日常は絶えることなく続くことを意味しているのではと解釈しました。

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最後に「洛中洛外図秒屏風」です。この展覧会とは別の会場に展示されていました。これは一部分を撮影したものです。
人々の営みは時代が変わっても脈々と続いています。現在作家が描いた作品と江戸時代に描かれたこの作品も見て感じたのは
不変かつ普遍なものの尊さです。
この展覧会は山口晃のエッセイや解説が多いです。会場の面積自体は東博より狭いですが情報量が多いのでかなり時間がかかります。会社帰りの閉館時刻を気にしながらの鑑賞だったのが悔やまれます、、、

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