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島村信之 月夜

 月がきれいな9月なので、島村信之の「月夜」を紹介します。
 
2016年08月18日21時44分19秒0001

 2016年の8月14日にホキ美術館で開催されていた「心ゆさぶる写実絵画 —今を生きる日本の作家たち— 」という展覧会で
この作品を見ました。
 この作品は、月夜に溶け込んだ幻想的な女性美が魅力的です。月の滑らかな美しさは女性の柔肌のようですね。月が女性の象徴といわれている理由がよく分かりました。
  
 このブログでは似たような作品である卯野和宏の「夢で見た森」については安堵感を感じると紹介しました。 卯野和宏の作品は大きなものに見守られているような安堵感ですが、島村信之は愛しい人が傍にいてくれるような安堵感です。
 この作品と限らず、島村信之の描く女性には愛しい人が傍にいてくれるような安堵感を感じますが、時に照れることがあります。
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相笠昌義 団地風景

 夏休みが終わり、通勤電車は学生達が戻りいつもの混雑です。日常が戻りました。そこで今回紹介する作品は相笠昌義の「団地風景」です。

2014年01月20日22時12分08秒0001

 千葉ニュータウンという団地に職場があるのでこの作品は私の日常そのものです。(ちなみに千葉ニュータウンは地盤の硬さから金融機関の電算センターも多いです)
 現在の日本洋画界の重鎮である相笠昌義の作品は、何気ない日常が大切で愛しいと思えるところが魅力です。この作品はフェルメールの「デルフトの小道(小路)」を連想します。
 
 なんの変哲もない団地の風景ですが、高度成長期に多く建てられた団地は、現在では人口減が起きており、こういった風景も実は消えゆく日本の原風景といえます。絵画とはリビングを飾るものではなく、描かれた時代の風景を後世に残すものであることがこの作品から感じます。
 フェルメールらの風俗画を通して17世紀のオランダの黄金時代の風景を知ることができるように、後世の人々は相笠昌義の作品を通して今の時代を風景を知ることができるのかもしれません。

このブログでは次の作品も紹介しているので合わせてどうぞ!!
「四季電車図」
「夏の若者達・商店街」

島村信之 夢の箱

 夏休みの自由研究の定番は昆虫採集と観察ですね。そこで今回紹介する作品は島村信之の「夢の箱」です。

2019年03月07日21時33分18秒0003
 
 日本の写実絵画の巨匠である島村信之は上品な美人画を描く一方で、ロブスター(こちら)やこの作品のような昆虫も描きます。 
 重機、戦車、モビールスーツと堅いボディーは力強さを象徴します。だから甲虫は人気があります。
 一方、甲虫の光沢は美しいです。コガネムシの鮮やかさもいいですが、カブトムシ・クワガタの黒い光沢は漆塗りのような美しさがあります。この作品の良いところは甲虫の王者であるクワガタ・カブトムシの光沢感を描いているところです。

 さて、夏はカブトムシと触れ合うイベントが多く、私は荒川自然公園のイベントに行きました。檻?テント?の中はカブトムシが大勢いました。 当然といえば当然ですがカブトムシも黒いの茶色いの達観しているもの、やんちゃで隙あらば脱走しようとするものと個性がありました。カブトムシいえば豊島園の昆虫館はヘラクレスオオカブトを通年見ることができるそうなので行ってみようと思っています。
 

曾我蕭白 群仙図屏風

 高校生の頃、P-FUNKにハマりました。「One nation under the groove」と「Up for the down sroke」を最近また聴くようになりました。
 P-FUNKの奇想な舞台衣装(女装、おしめ姿etc)、世界観はさることながら超一流のプレイヤーを抱える音楽集団の作品は今聴いてもカッコいいです。特にブッチー・コリンズの奥行きがあり余韻が心揺さぶるベースは最高です。
 そこで今回紹介する作品は今回は曾我蕭白の「群仙図屏風」です

群仙図屏風(右隻)

群仙図屏風(左隻)

 曾我蕭白の超一流の画力と奇想な世界観は、P-FUNKに通じるものがあるので紹介しました。 
 
 右隻(上の画像)右端から順に、袋に薬草らしき枝を入れた医師董奉、簫を吹く簫史、八仙の一人李鉄拐と呂洞賓。左隻(下の画像)には、子供を連れた林和靖、水盤から魚を取り出す左慈、美人に耳垢を取らせる蝦蟇仙人、最後に彼らを虚ろな表情で眺めている西王母が描かれてます。

 いづれも伝説の仙人達ですが、、、はっきり言って笑ってしまうぐらい醜いです。しかし、仙人というのは怪しくそしてたぶんこ汚い風貌をしているはずです。
 古来「醜」には力強いという意味があり、異形の者には特別な力があるとされてました。一見吉祥を感じることが難しそうですが、力強い者たちに守られていると思うとありがたさを感じます。

このブログで紹介している他の作品もどうぞ!
「唐獅子図」
「獅子虎図屏風」
「美人図」

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