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歌川広重 富士三十六景 下総小金原

 先月から職場が千葉ニュータウンから東京駅近くになり、通勤が劇的に楽になりました。
 とはいうものの北総線沿線には愛着があり、先日わざわざ市川市のお寺をお参りしたのもそのためです。

 動物を描いた作品を紹介していますが、今回は北総線沿線の愛着の意を込めて歌川広重の「富士三十六景 下総小金原」を紹介します。

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 この作品は幕府の軍馬の牧場である小金牧を描いたものです。
 古代から北総線沿線は軍馬も産地でした。習志野に旧日本軍の騎馬隊の基地があったこと、白井市にJRAの騎手学校があるのは無縁ではありません。その名残である神社もあります(こちら)。

 牧場と言っても牧羊犬がいたり小屋があって朝晩連れ出してるわけではなく、馬を放し飼いにしていたそうです。そのため馬が近隣の田畑を荒らさないようにする土塁が築かれていたそうです。現在でもその一部が残されているそうです。

 さて、この作品の主役は富士山です。北総線の車窓からは富士山が実際に良く見えました。千葉ニュウータウン中央駅からも見れます。なお、職場からは筑波山も見えました。霊山である富士山と筑波山の両方を見ることができるとは我ながら素晴らしい通勤をしていたものです。
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伊藤若冲 鳥獣花木図屏風(右隻)

 日本を代表する動物達を描いた作品といえば鳥獣戯画ですが、伊藤若冲も忘れてはいけません。
 今回紹介する作品は「鳥獣花木図屏風(右隻)」です。

鳥獣花木図屏風(右隻)

 伊藤若冲の最高傑作品です。伊藤若冲は動物を描いた作品が多いですがどれも生命の愛しさ・美しさが伝わりますが、この作品は特にそのことが伝わります。
 
 天才は未来を予想するような作品を残します。CGはいわばドットの集合体。この作品もドットの集合体です。伊藤若冲はCGを予見したのか?と思いたくなります。

 静岡県立美術館にも同様の作品があります。購入時は価値はあるの?という議論があったそうですが、伊藤若冲の人気が高い昨今、購入した担当者の先見性は素晴らしいです。伊藤若冲の動物を描いた他の作品もどうぞ!

 鼠婚礼図
 象と鯨屏風図
 老松白鳳図
 海棠に目白図と大鶏雄雌図

鳥獣戯画

 4月16日に国立博物館で開催中の鳥獣戯画展に行きました。
 鳥獣戯画の甲乙丙丁が揃った充実の展覧会です。今回はとくに有名な「甲巻 第16紙後半 - 第18紙」、ウサギを投げ飛ばすカエルの図です。

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 鳥獣戯画といえばこの図ですね。 
 平日の開館と同時に入館したので落ち着いて見ることができました。動物達の擬人化された様がユーモラスな名画ですが、圧倒的にウサギとカエルであることには何の意味があるか?キツネもよく登場しますが、対となるタヌキは見当たらない等が少し気になるところです。

 鳥獣戯画は擬人化された動物以外にも庶民がいろいろな娯楽に興じる様も描かれていおります。フェルメールの時代の洋画は快楽への戒めの意味を込めて娯楽に興じる様を描いているように、お寺が描く絵画だからこれらは現世で遊んでばかりではいけないという戒めを描いていると私は思っております。
 鳥獣戯画も良いですが、京都の高山寺が所蔵する子犬の彫刻も展示されています。これも見逃せません。しばらくの間絵画ネタは動物を描いた作品を紹介します。 

建畠覚造の試作品

 建畠覚造は日本の抽象彫刻の第一人者で巣鴨にアトリエを構えていました。
 アトリエは取り壊されてありませんがその跡地に「失敗作」?「試作品」?が置かれたままである話を聞き、見に行きました。なお、今回紹介する作品は住宅街の路地裏に置かれているため、画像は場所特定を避けるため白塗りにしています。

sugamoroji (4)

 豊島区のHPには豊島区ゆかりの芸術家を紹介する動画があり、建畠覚造を紹介する動画もあります。それによるとこの作品は「星の樹」というそうです。なお、建畠覚造がどのような意図があって作品を置き去りにしたかは不明です。

sugamoroji (5)

 なんとなくボヤッキーに見える不思議な彫刻です。
 さて、巣鴨はおばあちゃんの原宿と呼ばれますが。巣鴨駅周辺には女子中学・女子高校が数校あるので朝はまさに「女子高生のみなさ~ん」な状態です。

sugamoroji (3)

 鉢巻をまいた親方にみえる彫刻です。抽象絵画や抽象彫刻は自由に解釈できるのところがいいですね。
 豊島区は全国有数の人口密集地帯で路地裏は迷路のようなので、ダンジョンでレアアイテムを見つけたような気分でした。

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