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西福寺と豊島若宮八幡社

 前回の西福寺の続きです。

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 中門から本堂に進むと、極彩色の阿弥陀如来様がいらっしゃります。
 古寺で見る仏像は長い年月で装飾が落ちた状態ですが、本来はこのようなお姿のはずです。この阿弥陀如来様は戦災で焼けたご本尊を復元したものだそうです。

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 中門と本堂を結ぶ回廊には庭園があります。

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 阿弥陀如来様の裏手も庭園になっています。
 回廊の庭園は深山幽谷と浄土をコンパクトにしたような雰囲気ですが、こちらは大地の始まりを感じるようなダイナミックさがあります。北区のお寺巡りはお隣の台東区と比べると地味な印象ですが、谷中界隈にあるお寺にひけをとらない魅力があります。

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 西福寺から見て足立区寄りにある豊島若宮八幡社です。

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 馬練習中に誤って荒川に溺死したといわれている豊島清泰の霊を祀る神社とのことですが、豊島清泰は伝説の人物らしいです。
参道はなく児童公園の中にあります。
 このブログでは街角の小さな神社をよく紹介しています。最初は子育てで休日に寺社巡りしづらくなった苦肉の策で、会社の行き帰りにそのころの通勤経路(日本橋、神田、深川)にある小さな神社を紹介したのですが、掘り下げていくと街の歴史がよくわかることに気づきました。今回も街の歴史を今に伝える神社を出会うことができました。

 西福寺は江戸六阿弥陀(実際は八阿弥陀)の一番です。このブログで紹介している他のお寺もどうぞ!
 無量寺
 昌林寺
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西福寺 北区豊島

 2月11日に北区豊島にある西福寺とその近所にある神社をお参りしました。

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 まずは仁王門です。最近修復されたらしく色鮮やかです。

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 天井絵は優雅に舞う天女達です。最近のお寺は味気ない建物に作り直すお寺も多い中で、信仰心を起こすような修復をしたところが素晴らしいです。

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  仁王様です。上の画像の左側の龍の尾に注目頂きたいです。

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 風神様・雷神様です。線対称上に龍の御顔があります。門をくぐることで龍神様の胎内を巡ったような演出と解釈しております。
 このような意匠の門は大変珍しく、寺社にある龍の彫刻を愛でることが目的の方々には是非是非お勧めしたいです。
 
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 中門です。本堂とは廻廊で繋がっています。
 門前には中華風の狛犬様がいらっしゃります。お寺にある狛犬様(境内社にあるものは除く)は結構な確率で中華風の狛犬様が多い気がします。
 
 このお寺は聖武天皇の時代に創建されたという伝承がありますが、平安時代末期から鎌倉時代初期に豊島清光が開基し、清光が娘の菩提を弔うために建立した阿弥陀仏を祀っております。
 この阿弥陀仏は6体あるといわれ、江戸時代に霊場になりました。このお寺は江戸六阿弥陀霊場1番札所でもあります。
 
 北区豊島という場所にあることからお察しのとおり、この地は中世の東京を治めていた豪族である豊島氏の発祥の地です。このブログでよく登場する豊島氏の発祥地に前々から興味があり今回お参りをしました。次回は西福寺の続きと近所にある神社です。

滝野川八幡神社 北区滝野川

 御朱印よりも寺社の彫刻の素晴らしさを伝えたいと思っております。
 自宅近所の滝野川八幡神社は、八幡様を祀るのでV(ヴィクトリー)字型に「滝野川八幡神社」と書いた趣向を凝らした御朱印で有名ですが、彫刻も注目です。この記事は2014年12月の記事の画像を差し替えたうえで再編集しています。 

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 地下鉄三田線の西巣鴨駅を降り、石神井川方面に向かった先にある神社です。
 途中の八幡通り商店街は大手資本の店がなく昭和の面影のある商店街です。

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 1202年頃に創建された神社です。
 この神社の社殿は大正時代に改築されています。この神社から王子方面にかけては明治から昭和初期の建物が多く、この神社もその一つといえます。
 
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 正面の彫刻は武神である八幡様のような勇壮さです。注連縄の彫刻の質感に注目していただきたいです。太陽の彫刻もいいですね。なお、裏手から縄文時代の住居跡が見つかったそうです。古代から聖地だったようです。

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 所在地である滝野川という地名は、石神井川が板橋区加賀付近から川底を深くして渓谷状となり、水流も急であったことから名付けられました。このことを物語るような意匠の彫刻です。

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 まだ見事な紅葉が残っていた境内の銀杏です。冬空に映えますね。
 さて、境内で「胡蝶しのぶ」を描いた絵馬を見つけました。あとで調べたら胡蝶しのぶは滝野川出身という設定であることを知りました。ちなみに滝野川出身の有名人は倍賞千恵子・美津子姉妹です。

 この神社周辺のお寺・名所もどうぞ!
 寿徳寺
 中央公園文化センター
石神井川の自然露頭と近代建築物 

城官寺と昌林寺

 前回紹介した無量寺はいわば谷底のような場所に位置しています。谷を登った場所にあるのが城官寺です。

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 平塚神社の真横にあります。創建年代は不明ですが、平塚神社と同じ時期(1118-1119)かもしれません。

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 境内です。徳川家光の病を治して信頼を得た山川城官貞久という針灸師がこの寺に入り、私財を投じて平塚神社ともども再興。その際、城官寺と名乗りました。

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 くまモンとピカチュウです。無量寺の猫もでしたが今回は可愛いものに出会うお寺巡りでした。

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 御朱印です。寺務所入り口にある書類棚から取り出し、納経料を納めるいわばセルフ方式です。(日付は各自で記入)

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 次にお参りした昌林寺です。 
 創建年代は不明ですが太田道灌から寺領の寄附を受けています。

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 この石像は孔子様です。ここだけを見るとお寺というより廟にいる気分です。

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 そのせいかこのお寺は和と中が混ざる不思議な雰囲気がありました。
 
 さて、前回と今回紹介したお寺があるお寺は本郷通りという道路沿いにあります。この道路は神田明神、湯島聖堂、東京大学、白山界隈の寺町、平塚神社、七社神社王子神社王子稲荷と東京の著名な神社、神聖な場所を貫いています。
 駒込駅から王子稲荷までの道筋の寺社の多さは、例えば太古より交通・軍事の要所だったとか訳があるに違いないので興味が尽きません。

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