飛鳥山公園と王子神社

 北区の王子から滝野川にかけては寺社が多く、このブログでも主だった寺社は紹介しておりますが、真打は東京10社の一つ、王子神社と言っても過言ではないです。そこでこれから紅葉を迎えるこの神社の近くにある飛鳥山と王子神社の秋の風景を紹介します。

 まずは飛鳥山公園です。
 桜の名所として知られる飛鳥山公園は桜の紅葉も見事ですが、毎年、一本だけ植えられている10月桜が開花するのを見ると秋を感じます。児童用の遊具があるエリアの丘付近にあります。

飛鳥山1

 もちろん、もみじもところどころ植えられております。
 
飛鳥山2

 王子神社は飛鳥山公園と音無川を挟んで向かい合う位置にあります。

王子神社1

 元亨2年(1322年)に当地を治めていた豊島氏が社殿を再興し、熊野新宮の浜王子より「若一王子宮」を改めて勧請・奉斎、王子神社となった古社です。ちなみに北区の荒川沿いに「豊島」という地域があります。

 王子神社2

 樹齢約600年の銀杏です。東京都指定の文化財でもあります。

王子神社3

 秋の澄んだ空と銀杏そして重厚な社殿はとても絵になる風景です。

王子神社4

 王子神社の社殿は近くにある王子稲荷の鮮やかさと好対照です。撮影をしたこの日は七五三で賑わっていました
 
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 御朱印です。気候の良い秋は、飛鳥山で紅葉、王子神社と王子稲荷をお参りした後、名主の滝公園を散策するコースをお勧めします。ちなみにアップダウンはとても激しいです。

王子稲荷の記事もどうぞ
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東京大仏乗蓮寺 板橋区赤塚

 「東京大仏」で有名な乗蓮寺は、松月院の境内と谷を挟んで向かい合う位置にあり、松月院から見て板橋区立美術館方面に歩いて5分の場所にあります。

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 山門への階段脇にある閻魔堂です。このお寺は元々地下鉄三田線の板橋区役所駅周辺にありましたが、区画整理により昭和47年頃、この地に移転しました。

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 山門です。この地は武蔵野丘陵の端にあります。このお寺が移転するさらに前は赤塚城という城で見晴らしが大変よかったと思われます。

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 本堂です。この日は雨足が強く、午後は雷雨でしたが、庭園の蓮は生き生きととしていました。
 徳川家康より10石の朱印地を拝領していたお寺なので、葵のご紋が至る所に配されています。

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 本堂脇の庭園にある弁天堂です。

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 東京大仏です。この大仏様は青銅製の鋳造大仏では、奈良・鎌倉に次ぐ日本で3番目の大きさを誇ります。このことから日本三大大仏の3番目に名乗りをあげて当然と思っています。(いろいろ候補はあるようですが。。) なお、胎内めぐりはできません。

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 このお寺の真の魅力は石仏群です。藤堂高虎が朝鮮出兵の際持ち帰ったといわれるユニークな石仏が多くあります。
 こちらは奈良の興福寺にある灯篭を頭に載せている竜燈鬼並みにユーモラスです。

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 文殊菩薩様です。

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 その他にも様々な石仏様がいらっしゃります。雨に濡れてお姿がよりはっきりとしていました。
 
御朱印
 
 御朱印です。「大佛」という文字を大きく書いているのがポイントです。都内で「大佛」と書かれた御朱印を頂けるのはこのお寺だけです。

松月院 板橋区赤塚

 夏休みに最果ての地に行ってみたくなりましたが、北海道・沖縄は遠いので23区の最果てなら手軽ということで、8月18日に板橋区にある松月院と乗蓮寺をお参りしました。まずは松月院です。

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 東武東上線の成増駅からバスで10分の場所にあるお寺です。わずか10分でも丘陵地帯特有のアップダウンを堪能できる地形好きかつお寺好きな方にはお勧めです。

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 山門です。お寺に着いたときは曇りでしたが、だんだん雨脚が強くなりました。今年の夏は雨だらけでしたね。

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 私好みの質実剛健とした境内です。
 下村湖人の「次郎物語」は、本寺を中心とした付近の風物がモデルとして多く採り入れているそうです。「次郎物語」の映画なら見た覚えがあります。たしかさだまさしが主題歌歌っていたような気がします。

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 このお寺の名所である高島秋帆顕彰碑です。
 幕末に高島秋帆が近隣の徳丸ケ原(現在の高島平付近。高島平の名は高島秋帆にちなんでいる)で西洋式の砲術訓練を行った際に本陣がこの松月院に置かれました。

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 松月院の境外堂である「大堂」の入り口です。
 古墳上に建てられた阿弥陀堂で、板橋区最古の寺といわれています。1300年頃には、七堂伽藍を備えた大寺院だったので大堂と称されています。1561年に越後の上杉謙信が小田原の北条氏を攻めた際焼き討ちにあったそうです。

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 阿弥陀堂です。板橋区の地図を見ると「~堂」というものが目立ちます。信仰心が篤い地域なのかもしれません。

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 阿弥陀堂脇の境内社です。鎌倉・京都のお寺のような美術品もいいですが、雨に濡れた鄙びたお堂の素朴な美しさもいいですね。

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 松月院は、古くから当地に存在していたを、千葉の拠点を失った千葉自秀が曹洞宗の千葉一族の菩提寺として、松月院と改めて創建したといわれてるので、寺紋は千葉家の紋所「月星」です。
 今回、このお寺をお参りしたのは同じく千葉氏ゆかりの千葉神社をお参りしたから、次はお寺と思ったからです。 是非、中世の東京を感じてください。

江古田浅間神社と武蔵野稲荷神社

 8月16日に練馬区立美術館へ行った帰り道に、江古田で途中下車して江古田浅間神社と武蔵野稲荷神社をお参りしました。
 先ずは江古田浅間神社です。

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 江古田浅間神社の創建は不明ですが、江戸期に富士山から持ち帰った溶岩で富士塚が作られました。
 社殿の裏に富士塚があります。

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 富士塚は江戸近郊に50余りあったものの、完全な形で残っているのは、この神社の富士塚と、台東区の小野手照崎神社の下谷坂本富士、豊島区の高松富士浅間神社の高松富士、の3基のみで、いずれも国重要無形民俗文化財に指定されています。
 
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 富士塚は柵で囲まれており、登ることはできません。しかし、そのおかげで江戸期の造られたままの形を保っております。
 西日本にも富士塚と似たような庶民信仰はあるのでしょうか?興味があります。

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 武蔵野稲荷神社は江古田浅間神社と西武池袋線を挟んで向かい側にあります。踏切の脇に参道があり、ジグザクに進むと随神門があります。

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 随神門の意匠に注目しました。武蔵野の野原で遊ぶ狐の彫刻が随所に配されており、お稲荷様特有の呪術的な妖しさはなく
可愛らしいです。

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 この神社は戦国時代初期に、江古田・沼袋の戦で太田道灌によって滅ぼされた豊島氏の死者を葬った塚との言い伝えがあります。
 中世の東京23区を治めていた豊島氏の本拠地はこの地にあります。江古田・沼袋の戦をはじめとする豊島氏と太田道灌の争いは相当激しい戦いだったようで、23区には豊島氏の死者を葬った塚とか、太田道灌が戦勝祈願した神社とかが多く点在します。

 江古田浅間神社と武蔵野稲荷神社の組み合わせは、江戸時代と中世の東京に生きた人々の足跡をたどることができるのでお勧めです。

太田道灌が戦勝祈願した神社で、このブログで紹介している神社の記事もどうぞ!
荻窪八幡神社
井草八幡宮
妙義神社

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