大円寺と誕生八幡神社
9月24日に太田記念美術館に行った後、大円寺と誕生稲荷神社をお参りしました。
なお、この記事は2012年7月の記事に画像を追加して再編集したものです。

大円寺は行人坂の中腹にあります。この坂は都内でも有数な険しい坂として知られています。
ちなみにこのお堂は目黒川架橋供養のために建立された勢至菩薩を祀っています。

大円寺は、秘仏で国の重要文化財である清涼寺式釈迦如来像が有名です。このほか、本堂とその右にある阿弥陀堂にある十一面観音様と阿弥陀如来様は窓越しにご尊顔を拝することができます。

5年前にお参りしたときはなかった(と思われる)薬師如来様です。金箔を貼ることのできる仏像は私が知る限りではこのお寺だけです。

このお寺は五百羅漢様で有名です。五百羅漢が並ぶ様は圧巻です。京都のあだしの念仏寺に匹敵します。

このお寺は1772年(明和9年)2月に発生した大火(明和の大火・行人坂火事)の火元となった寺です。目黒区から足立区千住まで燃えたというので、その被害は想像を絶します。この大火の犠牲者の鎮魂のために彫られたのがこの五百羅漢様です。

五百羅漢様はユーモラスな感じが多いのですが、こちらの五百羅漢様はどこかもの哀しいです。

御朱印です。このお寺は江戸三大大黒天の一つとして知られています。

目黒駅を挟んで目黒区側が大円寺ですが、品川区側にあるのが誕生八幡神社です。太田道灌が夫人の懐妊にあたり宇美八幡を当地に勧請したものといわれております。
このブログで紹介する寺社は台東区・文京区に偏ってますが(この区は寺社も多い)、品川区・目黒区は少ないです。
しかし、この区には由緒ある寺社が多いので積極的に訪れたい地域です。
なお、この記事は2012年7月の記事に画像を追加して再編集したものです。

大円寺は行人坂の中腹にあります。この坂は都内でも有数な険しい坂として知られています。
ちなみにこのお堂は目黒川架橋供養のために建立された勢至菩薩を祀っています。

大円寺は、秘仏で国の重要文化財である清涼寺式釈迦如来像が有名です。このほか、本堂とその右にある阿弥陀堂にある十一面観音様と阿弥陀如来様は窓越しにご尊顔を拝することができます。

5年前にお参りしたときはなかった(と思われる)薬師如来様です。金箔を貼ることのできる仏像は私が知る限りではこのお寺だけです。

このお寺は五百羅漢様で有名です。五百羅漢が並ぶ様は圧巻です。京都のあだしの念仏寺に匹敵します。

このお寺は1772年(明和9年)2月に発生した大火(明和の大火・行人坂火事)の火元となった寺です。目黒区から足立区千住まで燃えたというので、その被害は想像を絶します。この大火の犠牲者の鎮魂のために彫られたのがこの五百羅漢様です。

五百羅漢様はユーモラスな感じが多いのですが、こちらの五百羅漢様はどこかもの哀しいです。

御朱印です。このお寺は江戸三大大黒天の一つとして知られています。

目黒駅を挟んで目黒区側が大円寺ですが、品川区側にあるのが誕生八幡神社です。太田道灌が夫人の懐妊にあたり宇美八幡を当地に勧請したものといわれております。
このブログで紹介する寺社は台東区・文京区に偏ってますが(この区は寺社も多い)、品川区・目黒区は少ないです。
しかし、この区には由緒ある寺社が多いので積極的に訪れたい地域です。
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祐天寺 目黒区中目黒
6月10日に郷さくら美術館の後に、祐天寺をお参りしました。

仁王門です。徳川吉宗の時代に建てられたものです。

地蔵堂です。国の登録有形文化財です。延命と火消しのご利益を授ける地蔵菩薩とのことです。

阿弥陀堂です。こちらも国の登録有形文化財です。仁王門、地蔵堂、阿弥陀堂も質実剛健な美しさがあります。

阿弥陀堂の龍の彫刻です。本尊阿弥陀如来はガラス越しに拝観できます。

境内は広々としてます。高台にあり周りにはマンションやビルがないので青空の広さを感じることができる境内です。

本堂です。
このお寺は江戸時代の高僧である祐天上人を開山と仰ぐお寺です。

江戸の町火消は祐天上人が考案し、徳川吉宗が実現したので、賽銭箱に描かれている文様は、江戸の町火消の纏です。

御朱印です。独特の字体で知られていますが、この字体は貫主のみが書くことができるため、これはスタンプです。手書きの場合は字体が一般的?なものになります。

数か月前、精神的にきつかったころ、中目黒にあるカウンセリングルームに通い、なんとかメンタルダウンを避けることができました。今回このお寺をお参りしたのは、珍しい御朱印をコレクションしたかったことに加え、この地で一番高名な寺社にお礼参りしたかったからです。

仁王門です。徳川吉宗の時代に建てられたものです。

地蔵堂です。国の登録有形文化財です。延命と火消しのご利益を授ける地蔵菩薩とのことです。

阿弥陀堂です。こちらも国の登録有形文化財です。仁王門、地蔵堂、阿弥陀堂も質実剛健な美しさがあります。

阿弥陀堂の龍の彫刻です。本尊阿弥陀如来はガラス越しに拝観できます。

境内は広々としてます。高台にあり周りにはマンションやビルがないので青空の広さを感じることができる境内です。

本堂です。
このお寺は江戸時代の高僧である祐天上人を開山と仰ぐお寺です。

江戸の町火消は祐天上人が考案し、徳川吉宗が実現したので、賽銭箱に描かれている文様は、江戸の町火消の纏です。

御朱印です。独特の字体で知られていますが、この字体は貫主のみが書くことができるため、これはスタンプです。手書きの場合は字体が一般的?なものになります。

数か月前、精神的にきつかったころ、中目黒にあるカウンセリングルームに通い、なんとかメンタルダウンを避けることができました。今回このお寺をお参りしたのは、珍しい御朱印をコレクションしたかったことに加え、この地で一番高名な寺社にお礼参りしたかったからです。
瀧泉寺 (目黒不動尊) 目黒区下目黒
今回は、この季節だからこそお参りするべき瀧泉寺 (目黒不動尊)です。この記事は2012年の記事を再編集しております。

808年に慈覚大師・円仁が建立した古社で、関東最古の不動霊場として、熊本の木原不動尊、千葉の成田不動尊と併せて日本三大不動の一つに上げられています。また、薬研堀不動院と目白不動と合わせた江戸三大不動の一つでもあります。
また五色不動(目黒・目白・目赤・目黄・目青)の一つでもあります。五色不動のうち、自治体の名前にもなっているのは目黒不動尊だけです。

このお寺には円仁が掘り当てた「独鈷の滝」の滝があります。

「瀧泉寺」の名前のとおりこんこんと湧く泉はこの季節だからこそありがたみを感じます。

さて、このお寺がある一帯はアップダウンの激しい地域です。東急目黒線の不動駅が最寄駅ですが、この駅から目黒不動尊への道は坂道だらけで東京の地形の妙を味わうこともできます。

「独鈷の滝」の脇にある男坂を登ると大本堂です。大本堂の左には愛染明王様が、右には虚空蔵菩薩様が安置されています。天井には川端龍子の「波涛龍図」。中央の龍、左右の波は陰陽対極図のようにうねってます。

大本堂裏手の「大日如来」です。1638年の作です。大日如来様の周囲は四天王様の象も配置されており、大日如来様の裏手には地主神の祠もあり、「独鈷の滝」と違った神々しさがあります。密教では大日如来様は宇宙そのもの。つまり宇宙を間近に感じることができます。

御朱印は3つ頂くことができます。(残り一つは山手七福神寿老人)
目黒不動尊の近くには蛸薬師で有名な成就院、五百羅漢で有名な五百羅漢寺、砂曼荼羅がある安養院等、魅力的お寺も多いです。

808年に慈覚大師・円仁が建立した古社で、関東最古の不動霊場として、熊本の木原不動尊、千葉の成田不動尊と併せて日本三大不動の一つに上げられています。また、薬研堀不動院と目白不動と合わせた江戸三大不動の一つでもあります。
また五色不動(目黒・目白・目赤・目黄・目青)の一つでもあります。五色不動のうち、自治体の名前にもなっているのは目黒不動尊だけです。

このお寺には円仁が掘り当てた「独鈷の滝」の滝があります。

「瀧泉寺」の名前のとおりこんこんと湧く泉はこの季節だからこそありがたみを感じます。

さて、このお寺がある一帯はアップダウンの激しい地域です。東急目黒線の不動駅が最寄駅ですが、この駅から目黒不動尊への道は坂道だらけで東京の地形の妙を味わうこともできます。

「独鈷の滝」の脇にある男坂を登ると大本堂です。大本堂の左には愛染明王様が、右には虚空蔵菩薩様が安置されています。天井には川端龍子の「波涛龍図」。中央の龍、左右の波は陰陽対極図のようにうねってます。

大本堂裏手の「大日如来」です。1638年の作です。大日如来様の周囲は四天王様の象も配置されており、大日如来様の裏手には地主神の祠もあり、「独鈷の滝」と違った神々しさがあります。密教では大日如来様は宇宙そのもの。つまり宇宙を間近に感じることができます。


御朱印は3つ頂くことができます。(残り一つは山手七福神寿老人)
目黒不動尊の近くには蛸薬師で有名な成就院、五百羅漢で有名な五百羅漢寺、砂曼荼羅がある安養院等、魅力的お寺も多いです。