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ピーテル・デ・ホーホ 人のいる裏庭

 フェルメールの展覧会にはピーテル・デ・ホーホの作品も必ず出展されます。上野の森美術館で開催中の展覧会にも出展されていました。この画家はフェルメールに影響を与えたことも知られてます。紹介する作品は「人のいる裏庭」です。

2018年10月24日15時57分32秒0002

 カップルが中庭で談笑し、一方でメイドが仕事中の光景です。柔らかな日差しが印象的な作品です。
 カップルが日陰、メイドが日向という構図が何やら教訓めいてる気がしないでもない、、、
 
 さて、2年前は不快なことが続いて、今は休日出勤が増えたので、平凡な日常がなんとも愛おしいです。リア充自慢できることがなくても穏やかに過ごすひと時が一番です。
 以前もいいましたがフェルメールは見る側に良くも悪くも知識(壁に描かれた×××は~の寓意である等)を要しますが、ピーテル・デ・ホーホはすんなりと平凡ながらも愛しい日常生活のすばらしさを感じることができます。
 
 フェルメールの展覧会もいいですが、ピーテル・デ・ホーホを主体にした展覧会が開催されないものかと、この画家の作品を見るたびに思います。
 今回の展覧会の目玉は言うまでもなくフェルメールですが、他にも庶民の滑稽なさまを描いたヤン・ステーンの作品も必見です。「家族の情景」と「楽しい里帰り」は祖母の家(二本松市の山間部)の法事にいるかのよう臨場感でした。
 今回の展覧会は2月まで開催されるので行く機会があればまた行きます。このブログで紹介したピーテル・デ・ホーホの他の作品もどうぞ!

中庭の女性と子供
デルフトの中庭(ナショナルギャラリー所蔵)
デルフトの中庭
食糧貯蔵庫の女と子供

フェルメール 赤い帽子の娘とワイングラス

 前回、上野の森美術館で開催中のフェルメールの展覧会で最も再会して嬉しかった作品を紹介しましたが、今回は初めて見た作品を2つ紹介します

2018年10月24日15時57分32秒0001

 「赤い帽子の娘」です。
 著作は忘れましたがフェルメールの作品を解説した本に、この作品は高評価でないような記載がありましたが、なぜかキュンとした気分になりました。よい印象をもってなかった女性がある日ふとしたことで好意に変わる様な気分です。
 写真でいえばハレーションで失敗作になりがちな場面を巧みな視覚効果で傑作にした、フェルメールの技術力の高さが伝わる作品でした。

2018年10月24日15時57分32秒0003

 次に「ワイングラス」です。
 フェルメールの作品は恋愛がテーマのような作品が多いですが、この作品は一言でいえば恋愛沙汰を諫める寓意とのことです。
 帽子の男性は女性にワインを注ぐ気が満々ですが、女性はそれをかわしてじらしている様にも見えます。
 私は婚活で結婚しましたが、活動を始めた当初はこの男性のように気がせったものです。カフェ、ラウンジで御歓談中の男女を見ると男、焦るなと言いたくなるときがあります。帽子の男性にも同じことを言いたくなるくらい、男女の恋の駆け引きが伝わってくる作品でした。

このブログで紹介したことがある今回の展覧会に展示されてる作品の記事もどうぞ!

手紙を書く女と召使い
手紙を書く女
 

フェルメール 真珠の首飾りの少女

 10月24日に上野の森美術館で開催中のフェルメールの展覧会に行き、過去に見た作品との再会を楽しみました。
 「牛乳を注ぐ女」は3回目のご対面です。この作品とはとても縁があるようですが、今回紹介する作品は最も再会して嬉しかった「真珠の首飾りの少女」です。

004.jpg

 超有名な「真珠の耳飾りの少女」が来日した同時期にこの作品も来日しました。
 都立美術館の「真珠の耳飾りの少女」は並ぶこと1時間だったのに対し、国立西洋美術館に展示さていたこの作品は並ばずに見ることができました。

 日常の風景を描いた作品は数多くあれど、その最高峰はフェルメール。
 おしゃれは洋の東西を問わず少女の日常です。この作品のよいところはおしゃれにいそしむ少女の楽しげな、うきうきな雰囲気が伝わってくるところです。私が選ぶ見ていて心地よいフェルメール作品はこれです。

 モネ、ルノアールも日本人が大好きな画家ですが、全作品を見ることは、作品数が多いこともあって不可能かもしれませんが、フェルメールは作品数が少ないので生涯をかければ全作品をみることが可能かもしれないです。いまのところ約半分は見れたかもしれません。毎年来日しているといっても過言ではないフェルメール。来年は何が来日するか楽しみです。

牛乳を注ぐ女」もどうぞ!!
真珠の耳飾りの少女」もどうぞ!!

フェルメール 「恋文」と「手紙を書く女と召使い」

 フェルメールの展覧会が上野の森美術館で開催され、耳目を集めているので2作品紹介します。
 「恋文」と「手紙を書く女と召使い」です。個人的にこの2作品は連作のような気がしています。まずは「恋文」です。

恋文

 鑑賞者はまるで家政婦になったかのように女主人の恋の行方を見守るという演出が心憎いこの作品は「手紙を書く女と召使い」より前に描かれたそうです。
  
 楽器と楽譜と脱ぎ捨てた靴は性的なこと恋愛的なことの寓意で、背景の雲と海の絵は女性の揺れ動く心を象徴だそうです。意中の相手から恋文をもらってびっくりし、それが召使いにばれて困惑。召使いはその様子を見てしたり顔をしていると思われます。
 
 手紙を書く婦人と召使い

 次に「手紙を書く女と召使い」です。
 先ほどの「恋文」は意中の男性から恋文が届いた図で、この作品はその男性に返事を描いている図だから両作品が連作かもしれないと思っています。手前の床には投げ捨てられたような手紙があり、この女性は前回受け取った手紙の返事を推敲中と思われます。

 さて、上司が考え事しているとき、部下としては早く考えまとめろよ~と思いつつも、見て見ぬふりをしがちです。
 召使いが別な方向を見ているのは、いらいらしている主人を見て見ぬふりしているからで、腕を組んでるのは「早くしろ!」と思ってるからでしょう。この様が私には「コミカル」に見えました。

 聞くところによると件の展覧会は日時指定制。行ける日に行けるかわからないのがつらいところです、、、、 

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