布田天神社と大正寺
1月18日に布田天神社で開催中の保坂俊彦の「砂像 ゲゲゲの鬼太郎」に行った話の続きです。

まずは甲州街道を渡り、布田天神社に向かう道中にある大正寺です。布田天神社の隣にありかつての別当寺です。

山門が端正で美しいです。大正時代に付近の3つのお寺が合併して「大正寺」と称するようになりました。

山門から見える境内です。京都の大徳寺とか東福寺の塔頭にいるような気分になるくらい整備されています。

布田天神社の創建年代は不詳ですが、延喜式神明帳所載武蔵国多摩郡八座の内の一座で、900年より以前には既に創建されていたそうです。

布田天神社の境内が撮影禁止です。社殿の裏には隠れ里のような森があります。社殿右側には疱瘡神の祠があり赤い御幣がありました。社殿に勇壮・精緻な宮彫りはありませんが品のよい社殿でした。御朱印は巫女様がお祓いをしたうえで頂けます。とてもありがたい御朱印です。
この神社近辺にある深大寺に飛鳥仏がいらっしゃります。この神社は武蔵国の国府からも近く、所在地である調布という地名は奈良時代に「調」が「布」だったことに由来しています。都内の私鉄の中で京王線は古代の東京に思いをはせることができる路線と言えます。

まずは甲州街道を渡り、布田天神社に向かう道中にある大正寺です。布田天神社の隣にありかつての別当寺です。

山門が端正で美しいです。大正時代に付近の3つのお寺が合併して「大正寺」と称するようになりました。

山門から見える境内です。京都の大徳寺とか東福寺の塔頭にいるような気分になるくらい整備されています。

布田天神社の創建年代は不詳ですが、延喜式神明帳所載武蔵国多摩郡八座の内の一座で、900年より以前には既に創建されていたそうです。

布田天神社の境内が撮影禁止です。社殿の裏には隠れ里のような森があります。社殿右側には疱瘡神の祠があり赤い御幣がありました。社殿に勇壮・精緻な宮彫りはありませんが品のよい社殿でした。御朱印は巫女様がお祓いをしたうえで頂けます。とてもありがたい御朱印です。
この神社近辺にある深大寺に飛鳥仏がいらっしゃります。この神社は武蔵国の国府からも近く、所在地である調布という地名は奈良時代に「調」が「布」だったことに由来しています。都内の私鉄の中で京王線は古代の東京に思いをはせることができる路線と言えます。
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小野神社 多摩市
1月18日に多摩市にある武蔵国一之宮である小野神社をお参りしました。
安寧天皇(3代目の天皇)の頃に創建されたと伝えられている神社です。

1964年に再建された随神門には緻密な彫刻が施されています。


戦後に彫られた新しい龍神様ですが、すでに神々しいです。


左右の唐獅子様も素晴らしい!!悪いことしてません!!と言いたくなるくらい迫力あります。


風神・雷神様です。この神社の彫刻は目から神聖な光線が放たれているように感じるくらい視線を感じます。

イニシエーションを受けたような、また積乱雲を抜けたような気分になる随身門をくぐると静寂で凛とした雰囲気に包まれます。

この神社は多摩川の近くにあります。多摩川のように勇壮な扁額です。

動と静が調和した神社でした。社務所に人けがないので御朱印は頂けませんでしたが、後日、御朱印は事前に予約が必要と知りました。
京王沿線で生まれ育ったので、沿線の古寺社は全てお参りしたいと思っています。この日それが達成しました。次回は布田天神社です。
多摩市の隣にある「大國魂神社」の記事もどうぞ!!
安寧天皇(3代目の天皇)の頃に創建されたと伝えられている神社です。

1964年に再建された随神門には緻密な彫刻が施されています。


戦後に彫られた新しい龍神様ですが、すでに神々しいです。


左右の唐獅子様も素晴らしい!!悪いことしてません!!と言いたくなるくらい迫力あります。


風神・雷神様です。この神社の彫刻は目から神聖な光線が放たれているように感じるくらい視線を感じます。

イニシエーションを受けたような、また積乱雲を抜けたような気分になる随身門をくぐると静寂で凛とした雰囲気に包まれます。

この神社は多摩川の近くにあります。多摩川のように勇壮な扁額です。

動と静が調和した神社でした。社務所に人けがないので御朱印は頂けませんでしたが、後日、御朱印は事前に予約が必要と知りました。
京王沿線で生まれ育ったので、沿線の古寺社は全てお参りしたいと思っています。この日それが達成しました。次回は布田天神社です。
多摩市の隣にある「大國魂神社」の記事もどうぞ!!
高尾山薬王院 八王子市 後編
高尾山薬王院の後編では、御本社を紹介します。

山門です。ケーブルカーの駅から山門までは杉並木も見事です。

仁王門の裏手には天狗様がいらっしゃります。

御本社です。こちらも見事な彫刻が多いです。

向拝中備の龍です。「おまえの望みはなんだ!!」と言われてるような気分になるくらい威厳があります。

獅子の彫刻も注目です。
邪なものに容赦なく襲いかかるような迫力です。


向拝の木鼻ももちろん龍。仁王様のような天狗とともにこの霊山を護っています。
さて、子供の頃、高尾山口駅にある天狗の人形がちょっぴり怖かったです。その人形は左右を見渡したあと金剛杖を鳴らしてましたが、今はないようです。

愛染明王様です。モミジのように美しいです。

狛犬様です。

御朱印です。「飯縄大権現」と書かれています。
京王沿線は武蔵の国の国府であった府中を通るせいか、深大寺、大国魂神社、高幡不動と東京屈指の古寺社が点在しています。今回の薬王院はその筆頭です。
京王沿線が出身地なので沿線の古寺社はお参りしたいものです。残るは武蔵の国一宮である小野神社です。
※ このブログは絵画・寺社を交互に紹介していますが、今回の連続休暇では展覧会に行ってない代わりに寺社巡り三昧だったので寺社ネタが当面続きます。

山門です。ケーブルカーの駅から山門までは杉並木も見事です。

仁王門の裏手には天狗様がいらっしゃります。

御本社です。こちらも見事な彫刻が多いです。

向拝中備の龍です。「おまえの望みはなんだ!!」と言われてるような気分になるくらい威厳があります。

獅子の彫刻も注目です。
邪なものに容赦なく襲いかかるような迫力です。


向拝の木鼻ももちろん龍。仁王様のような天狗とともにこの霊山を護っています。
さて、子供の頃、高尾山口駅にある天狗の人形がちょっぴり怖かったです。その人形は左右を見渡したあと金剛杖を鳴らしてましたが、今はないようです。

愛染明王様です。モミジのように美しいです。

狛犬様です。

御朱印です。「飯縄大権現」と書かれています。
京王沿線は武蔵の国の国府であった府中を通るせいか、深大寺、大国魂神社、高幡不動と東京屈指の古寺社が点在しています。今回の薬王院はその筆頭です。
京王沿線が出身地なので沿線の古寺社はお参りしたいものです。残るは武蔵の国一宮である小野神社です。
※ このブログは絵画・寺社を交互に紹介していますが、今回の連続休暇では展覧会に行ってない代わりに寺社巡り三昧だったので寺社ネタが当面続きます。
高尾山薬王院 八王子市 前編
12月4日に高尾山に行き、薬王院をお参りしました。2回に分けて紹介します。

まずは高尾山山頂から見えた富士山です。高尾山に登るのは中学1年生以来です。

さて、高尾山薬王院はケーブルカーの駅と山頂の間にあります。
御本堂と御本社がありますが、まずは彫刻が見事な御本堂を紹介します。


744年に聖武天皇の勅令により東国鎮守の祈願寺として開山された古社です。
南北朝時代頃から「飯縄大権現」を祀るようになりました。「飯縄大権現」は天狗を眷属としているので、天狗様が出迎えてくれます。

このお堂はいろいろな龍の彫刻があります。
まずは拝殿向拝中備の火焔龍です。

軒には赤龍。活力がみなぎるようです。

一番見るべきは海老虹梁の昇り龍です。霊山である高尾山の気を感じることができます。

紅葉と龍です。赤、黄の風景に青龍が美しく映えます。

本殿背面の龍虎です。


もちろん、各動物達の彫刻も見事です。このお堂は紅葉の時期に見に行きたいと前々から思っておりやっとかないました。
次回は御本社を紹介します。

まずは高尾山山頂から見えた富士山です。高尾山に登るのは中学1年生以来です。

さて、高尾山薬王院はケーブルカーの駅と山頂の間にあります。
御本堂と御本社がありますが、まずは彫刻が見事な御本堂を紹介します。


744年に聖武天皇の勅令により東国鎮守の祈願寺として開山された古社です。
南北朝時代頃から「飯縄大権現」を祀るようになりました。「飯縄大権現」は天狗を眷属としているので、天狗様が出迎えてくれます。

このお堂はいろいろな龍の彫刻があります。
まずは拝殿向拝中備の火焔龍です。

軒には赤龍。活力がみなぎるようです。

一番見るべきは海老虹梁の昇り龍です。霊山である高尾山の気を感じることができます。

紅葉と龍です。赤、黄の風景に青龍が美しく映えます。

本殿背面の龍虎です。


もちろん、各動物達の彫刻も見事です。このお堂は紅葉の時期に見に行きたいと前々から思っておりやっとかないました。
次回は御本社を紹介します。