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美喜井稲荷神社 港区赤坂

3月26日に国立新美術館で開催中の「ルーヴル美術館展 愛を描く」に行った後、赤坂にある美喜井稲荷神社をお参りしました。

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猫を祀っていることで有名な神社です。左の猫は小鳥と遊び、右の猫は人魂?と遊びつつ邪鬼?を踏みつけています。

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雨の日なので傘をさしていました。ビルの一角にあるとても小さな神社です。なお、この神社の向かい側は豊川稲荷東京別院です。

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狛犬様もいます。子猫のようにかわいいですね。

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ネットで見つけてこの神社の謂れを要約すると、
・当地に「美喜井」という名の猫がいて何度も飼い主の命を救ったそうです。
・この猫の正体は比叡山から猫の形を借りてやってきた霊位の高い神様だった。
・そのため本格的に祀るようになった。とのことです。

猫を祀る寺社は他にもありますが、この神社が謂れといい雰囲気といいダントツです。猫好きの方には是非お参りいただきたいです。

このブログで紹介している他の猫を祀る寺社の記事もどうぞ!
豪徳寺
西方寺
三光稲荷
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増上寺 港区芝公園

 草間彌生氏とルイ・ヴィトンとのコラボレーションによる「ルイ・ヴィトン ヤヨイ・クサマ コレクション」に新たなアイテムが発売されることを記念したイベントが行われています。
 会場の一つは芝公園ですが、幸い12月16日に仕事で芝公園界隈に行く用があり、帰りに見ることができました。イベントのことは次回紹介するとして、まずは芝公園にある増上寺です。この記事は2015年1月の記事を再編集しております。

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 三解脱門です。内部には釈迦三尊像と十六羅漢像が安置されています。非公開ですが2011年に一般公開されたのでお参りしたことがあります。この門は江戸時代初期に建てられたものです。同じく江戸時代の建築物である護国寺は渋みがありますが、こちらは鮮やかです。

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 増上寺は東京タワーの近くにあります。伝統的な寺院建築と近代的な東京タワーの組み合わせはなかなかCOOL。
 スカイツリーはでかすぎていい感じにファインダーに収まらないのが難点ですが、東京タワーは程よい高さです。
ちなみにこの建物は大殿といいますが、東京タワーの方が築年数は古いです。

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 イベントに合わせてライトアップされた東京タワーと増上寺です。昼の画像は実は多分2011年5月頃のものです。
 それから11年が経ちビルが周りにさらにビルが増えたようです。

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 旧台徳院霊廟惣門の夜景です。撮影が下手で恐縮ですが、実際は艶やかです。浅草寺や神田明神の夜景も艶やかですがこちらも捨てがたいです。

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 御朱印です。上は平成18年に頂いたものです。下は平成23年の法然上人800年大遠忌の際に頂いたものです。
 イベントの様子は次回紹介します。

御田八幡神社と亀塚稲荷神社

 突然ですが、このブログにおける西洋絵画の分類は画家の出身地です。
 ロシア絵画は13作品紹介しておりますが、イリヤ・レーピンはロシア人ですがウクライナ出身、カジミール・マレーヴィチはウクライナ出身ということが分かったので「ウクライナ」という分類を設けました。イリヤ・レーピンの「トルコのスルタンに手紙を書くザポロージャのコサック」は昨今の情勢下では違った見方になります。

  前置きが長くなりましたが、今年の春は雨が降り続いていますね、、、、4月3日に国立新美術館に行った後、港区三田界隈の寺社を巡ろうと思いましたが、雨のため江戸八所八幡の一つである御田八幡神社と亀塚稲荷神社に絞りました。

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 「みた」八幡神社と読みます。東海道に面した参道です。

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 709年に創建された延喜式ある「武蔵国荏原郡御田郷 薭田八幡」とも言われております(この神社では?と思われる神社は大田区内に2社あるそうです)が、1017年ごろ創建という説もあります。いづれにせよ古代からこの地にあったことは確かのようです。

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 苔むした狛犬様です。雨のため風情が増しています。

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 戦後に復興された社殿です。社殿の裏手は崖です。

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 境内社の脇に崖を登る階段があります。階段を上った先には更科日記の竹芝伝説の竹柴の衛士の宅地にあった酒壷の下に住んだ霊亀を祀った塚があった亀塚公園に出ます。神社の裏にある崖を登り、公園にでると港区の芝と言われた地域は江戸湾を見渡す景勝地であったことが実感できます。この公園は塀で囲まれていましたが、かつてこの地にあった華族の屋敷のものであったことを後日知りました。

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 亀塚公園から三田駅方面に下る途中にある亀塚稲荷神社です。先ほどの霊亀の祀っていた祠が起源らしいです。ということは神代からからあったこととなります。事実この近辺には縄文時代の住居が見つかり、この神社の脇は古代の東海道です。

 さて、港区の寺社の記事はこのブログでは3番目に多いですが、寺町であり神社も多い三田界隈は今回初めてです。東京で生まれ育ちましたが三田界隈自体初めてです。
 寺社が多い地域の中で御田八幡神社を選んだ理由は、まだお参りしたことがない江戸八所八幡だからです。これにて結願です。

江戸八所八幡の他七社の記事もどうぞ!
市谷亀岡八幡宮
穴八幡宮
大宮八幡宮
鳩森八幡神社
金王八幡神社
西久保八幡神社
富岡八幡宮

東禅寺 港区高輪

高輪神社の次にお参りしたのが東禅寺です。

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山門です。昭和46年に建てられたものです。

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 仁王様です。このお寺は幕末の日本を揺るがしたテロが2回も起きています。その際幕府の命令で警護していた侍はテロリスト相手に勇敢に戦ったそうです。

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 現在は都心部のお寺とは思えない緑豊かなお寺です。臨済宗妙心寺派の江戸触頭四ヶ寺の一つである格式の高いお寺です。

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 平成4年に建てられた3重の塔です。今では内陸部にありますが江戸時代は江戸湾を臨む風光明媚なお寺だったそうです。

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 閑静な雰囲気ですが、8月にお参りしたので蝉が多く鳴いていました。

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 本堂です。昭和初期に建てられたものです。裏手には国の指定史跡である庭園がありますが非公開です。

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 幕末からこの場所にある玄関です。仕立てと生地の良いスーツのような端正さと渋さがあります。この玄関は幕末のテロの痕跡であす刀痕が残っています。幕末は案外身近な時代のようですね。

 このお寺の近くにある高野山東京別院の記事もどうぞ。

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