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ラファエロ アルドブランディーニの聖母

 前回、前々回は国立西洋美術館で開催されている展覧会に出展されていた作品を紹介しましたが、今回は新婚旅行でナショナルギャラリーに行ったとき見感動した作品を紹介します。ラファエロの「アルドブランディーニの聖母」です。

アルドブランディーニの聖母

 数ある名作の中でこの作品を選んだのは前回男の子を描いた名作を紹介したのでこの流れでまた男の子を描いた作品を紹介するのも一興と思ったからです。この作品はナショナルギャラリーが所蔵し、ラファエロが描いた聖母子の中で最高といわれています。

 ラファエロの聖母子は他に2作品、(カーネーションの聖母)と(コロンナの聖母)を見たことがあります。
 いずれの母子の愛情あふれる名画ですが、この作品は仲良兄弟を見つめる母親ということで、画面からあふれる情愛も他2作品よりあふれて見えるので、なるほど最高傑作であることが納得です。

 右の子供はヨハネで将来の受難の象徴とされるカーネーションをキリストに渡している図とのこですが、兄(ヨハネ)が摘んできた花を弟が取ろうととして一触即発なところを母親がやんわりあやしているように見えます。
 イタリアのこの時代の画家といえばダビンチとボッティチェッリですが、ラファエロは見ていて優しい気分になれるところがいいですね。

聖ゲオルギウスと竜
大公の聖母とコロンナの聖母
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ボッティチェリ 聖母子(書物の聖母)

 公園で遊ぶ母子は平和な日常の象徴ですね。
 そこでボッティチェリの「聖母子(書物の聖母)」を紹介します。

聖母子(書物の聖母)  
  
 2016年2月に東京都立美術館で開催されたボッティチェリ展で見ました。
 
 この作品は、我が子が受ける受難を想って憂いを帯びた表情と解説されていましたが、目じりの下がったところは、幼い子供のいるお母さん感がよく表現されてていいなと感じました。
 公園で幼い子を連れたお母さんをよく見るので、聖母子像は親しみを感じています。この作品は絵本を読んでる母親と「もう一回よんで!」とか「これなに?」と聞き返している子供にも見えなくもないです。

 ルネッサンス期の絵画は、主にテンペラ画です。テンペラ画の特徴は劣化しにくいことだそうです。そのためどの作品も色鮮やかです。色鮮やかなせいか、描かれている聖人達も浮き上がって活き活きと見えました。このブログでは「パラスとケンタウロス」という作品も紹介しているのでよろしければどうぞ!

受胎告知 ティツィアーノ

 今月の土日は晴天のため、私が良く通り過ぎる王子神社や王子稲荷は七五三で賑わっています。
 まだ7歳、5歳、3歳と祝われる子供が小さいせいか妊婦さんも目立ちます。そこで今回紹介する作品はティツィアーノの「受胎告知」です。

2016082321374303c.jpg

 子育ては身ごもった日から始まります。我が家は結婚が遅かったのでやっぱダメかな、、、、と思ったところ妻が身ごもりました。その時の気持ちを表すと大げさかもしれませんが「受胎告知」になります。多くの親御さんにとっては身ごもることはこの作品のようにとても尊いことだと思います。 

 この作品は2016年の8月に国立新美術館で開催中された「アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」に展示されていました。
 「受胎告知」は数多くありますが、人生は不安と不満がいっぱいです。そんな現実も、正しく立ち向かえば救われると当時(2016年)は思い、実際その通りになった吉兆ともいうべき作品だからこの作品を紹介しました。

次の作品もどうぞ!
「タンバリンを演奏する子ども」
「ウルビーノのヴィーナス」

アルチンボルド 夏 秋

 先日、国立西洋美術館で開催中の奇想な寄せ絵で有名なアルチンボルドの展覧会に行ったので、この展覧会で見た作品を紹介します。

2017年07月19日21時45分02秒0003

2017年07月19日21時50分02秒0003

 上段は「夏」、下段は「秋」です。今の季節と次に来る季節の寓意であることから紹介することにしました。これらの作品は「四季」と呼ばれる連作で、「春」・「冬」」という作品もあります。
 いづれの作品も季節の野菜・果物を巧みに構成しており、ただただその技量に驚嘆するばかりです。「夏」はおしゃれな若者、「秋」は渋みを身につけた紳士のようです。

 この展覧会に展示されている各作品は、作品に描かれている人物(?)を構成する静物一つ一つの精密さ等、鑑賞のポイントが多いですが、アルチンボルドはこれらの作品をいわばエンターテインメントとして描いたそうです。
 理屈抜きに構成の妙を楽しむことができる愉快な展覧会で、そのせいか子連れが目立っていました。夏休みに親子で行くのもよいですね。

 このブログでは日本一有名な寄せ絵である歌川国芳の「みかけハこハゐがとんだいい人だ」も紹介しています。(こちら
 

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