エミール・クラウス 他2作品

 ベルギー人の画家が好きで旅行で行ったこともあるので、今回のワールドカップではベルギーも応援していました。 
 そこで、今回は今回のワールドカップでベルギーが3位となったことを記念してベルギー人画家の作品を3作品紹介します。

 2013年06月16日21時45分16秒0001

 まずは、エミール・クラウスの今の季節にふさわしい「夏の日中」です。
 木陰からのそよ風を感じるようなさわやかな作品です。高原の避暑地にいるよな気分になる作品です。

 2013年06月16日21時44分36秒0001

 次は弟子のアンナ・ド・ウェールトの「夏の朝」です。
 藁の束が並んでいる人たちに見え暑いけど。。。。今日も仕事。。。。って感じに見えてユーモラスです。
 この二人の画風はリュミニスム(光輝主義)と呼ばれ、名前からして光の表現にこだわっている、光の粒子が舞うという言葉が似合う作品です。

テオ・ファン・レイセルベルへ 読書する夫人と少女(画家の妻と娘の肖像)
 
 最後にテオ・ファン・レイセルベルへの「読書する夫人と少女(画家の妻と娘の肖像)」です。
 愛妻と愛娘を描いたからかもしれませんが、エミール・クラウスの描く光が心に直接響く情熱的な輝きだとしたら、テオ・ファン・レイセルベルへは優しく包み込むような輝きに感じます。画面左側のテーブルに載ってるのはどうみても急須。19世紀末の西洋絵画は日本美術の影響があるので、当時日本茶はクールな飲み物だったのかもしれないです。
 日本ではなじみのない画家ですが、エミール・クラウスといったベルギーの近代絵画の展覧会に出展されることがあるので注目してほしい画家です。
 
 さて、ビールがおいしい季節です。この季節に飲むべきビールはさわやかな味わいのヒュールガルデン。ベルギーのビールです。これを飲みながらベルギー人画家の作品を楽しむのも乙ですよ。
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フェルナン・クノップフ ヴァン・デル・ヘクト嬢の肖像

 先日、「絵画史上、最強の美少女」と呼ばれる作品を紹介しましたが。
 ルノアールの素晴らしさはいうまでもありませんが、フェルナン・クノップフも刮目です。紹介する作品は「ヴァン・デル・ヘクト嬢の肖像」です。

ヴァン・デル・ヘクト嬢の肖像

 現実と夢が入り乱れたような、儚げながらも凛とした作品が多いフェルナン・クノップスですが、肖像画も多く手掛けています。

 靄に蔽われた森を歩いていたら、天使が静かに現れたといいたくなる作品です。
 このヴァン・デル・ヘクト嬢はうつろに見えますが、シャイな女の子なのかもしれないです。

 学生のころ、児童文化研究会というサークルで紙芝居を見せる活動を、社会人になってからは養護施設にいる子どもの世話をするボランティアをしていました。
 子どもに「こんにちわ~」と声を掛けると元気に返す子どもがいる一方で、隠れるようなシャイな子供もいます。友人の子供に話しかけたら、親の後ろに逃げられたことがある方もいらっしゃると思います。 
 フェルナン・クノップフは子供のそんなシャイなところを上手く描いたのかもしれないです。この少女は絵を描き終わるや否や親のところに駆けていってそうです。
 美少女を描いた作品は数多くあるので、しばらくの間続きます。ではまた!

ヤン・ファン・エイク アルノルフィーニ夫婦

 11月22日はいい夫婦の日ということで、ヤン・ファン・エイクの「アルノルフィーニ夫婦 」です。
 この作品はナショナルギャラリーが所蔵しており、新婚旅行のときに見ました。数ある夫婦を描いた作品の中でこの作品を紹介するのは、夫婦で見た思い出があるからです。

アルノルフィーニ夫婦

 ヤン・ファン・エイクは神の手をもつ男と称えられたほど卓越した技量を持った画家と知られます。この画家がいなければレンブラントもフェルメールも生まれなかったでしょう。このブログでは「写実絵画」をよく紹介しますが、これらの作品群もこの作品から始まったといっても過言ではないです。

 最初は男性(アルノルフィーニ氏)の真面目そうな、冷たそうな表情を見て良い印象を持ってませんでしたが、この男性の職業は銀行家であり同業者なので、親近感があります。(といっても私は金融機関職員としては傍流、、)

 この作品はアルノルフィーニ氏の婚礼の様子を描いた説、単なる肖像画とする説、亡き妻を偲んで描かれた説等様々な説がありますが、個人的には、新郎は婚礼で緊張してかちかちな顔、新婦は恥じらうようにちょっぴりうつむいてるように見えるのでこれは婚礼の様子を描いた説を採ります。

フェルナン・クノップフ 「青い翼」と 「白、黒、黄金」

 Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「ベルギー奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで」ではフェルナン・クノップフの作品も展示されていたので、その一つ「青い翼」を紹介し、併せて当作品の連作?と思われる 「白、黒、黄」も紹介します。

2017年07月16日21時45分02秒0003       白、黒、金

 左が展覧会に出展されていた「青い翼」です。
以前、 「白、黒、黄金」をこのブログで紹介する際、いろいろ調べていたら、「青い翼」という似たような作品があることを知り、是非見たいと思っていた作品なので、今回の展覧会で一番感激しました。

 並べてみると「青い翼」は内省的で「白、黒、黄金」は心が解き放たれたような印象を受けます。
 これらの作品は写真を着色したものです。この女性はフェルナン・クノップフの妹、マルグリット・クノップフで、彼にとっての美の女神です。 画面中央の像はおそらくケルビム。この天使はマリヤ様とかイエス様と一緒に描かれることが多いです。フェルナン・クノップフにとって妹はマリヤ様に匹敵する尊いものであったことがうかがえます。 
 
 ベルギー絵画好きにたまらない充実の展覧会。他にもジェームス・アンソールやもちろんルネ・マグリットの作品も展示されたいます。是非お出かけください。
 
フェルナン・クノップフの次の作品もご覧ください。
茶色の瞳と一輪の青い花
ヴァン・デル・ヘクト嬢の肖像
「天井画-絵画、音楽、詩歌」
「ブリュージュの思い出-ベギーヌ修道院入口」

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