マグリット 大家族
絵画鑑賞の素晴らしさは精神的に「自由」になれることです。
そこで今回紹介する作品はマグリットの「大家族」です。

この作品は曇天の中から晴天が見えることから絶望から希望が叶う時が来る予感に見えますが、その逆で不穏の予兆にも見えます。
羽ばたく鳥から幸運の予兆にも見ますが、いろいろなしがらみに絡めとられたようにも見えます。
世の中、いろいろな考えがあるけどかくあるべしという固定観念にとらわれています。確たる決意は人生にプラスですが多くの場合、かくあるべしという固定観念は足かせで、悩みの元でもあります。
そんな時絵画を眺めていろいろな解釈を考えているとかくあるべしという固定観念から自由になります。
特にマグリットは作品のタイトルが固定観念から外れているのでいろいろな解釈が可能です。マグリットの作品は見れば見るほど
固定観念にとらわれていることの愚かさと精神的に自由でいることも楽しさを感じます。
この作品は宇都宮美術館が所蔵してるので日本で見る機会も多く、マグリットのアイコンといえば羽ばたく鳥であるため紹介しました。このブログで紹介している他の作品もどうぞ!!
「Pompo Pompo Pom Po Pom PoN」
「光の帝国Ⅱと光の帝国」
「ゴルコンダ」
そこで今回紹介する作品はマグリットの「大家族」です。

この作品は曇天の中から晴天が見えることから絶望から希望が叶う時が来る予感に見えますが、その逆で不穏の予兆にも見えます。
羽ばたく鳥から幸運の予兆にも見ますが、いろいろなしがらみに絡めとられたようにも見えます。
世の中、いろいろな考えがあるけどかくあるべしという固定観念にとらわれています。確たる決意は人生にプラスですが多くの場合、かくあるべしという固定観念は足かせで、悩みの元でもあります。
そんな時絵画を眺めていろいろな解釈を考えているとかくあるべしという固定観念から自由になります。
特にマグリットは作品のタイトルが固定観念から外れているのでいろいろな解釈が可能です。マグリットの作品は見れば見るほど
固定観念にとらわれていることの愚かさと精神的に自由でいることも楽しさを感じます。
この作品は宇都宮美術館が所蔵してるので日本で見る機会も多く、マグリットのアイコンといえば羽ばたく鳥であるため紹介しました。このブログで紹介している他の作品もどうぞ!!
「Pompo Pompo Pom Po Pom PoN」
「光の帝国Ⅱと光の帝国」
「ゴルコンダ」
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エミール・クラウス リス川の夕陽
皆様のおかげにより2011年の2月5日に開設したこのブログは10周年となりました。
そこで私が皆様に特にお勧めしたい画家であるエミール・クラウスの作品を紹介します。作品名は「リス川の夕陽」です。

エミール・クラウスは見ているだけで日向ぼっこしているような気分になります。
この作品は2015年の9月23日東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館の「最後の印象派 1900-20′s Parisカリエール、アマン=ジャン、ル・シダネル…」で見ました。
光の美しさと暖かさが凝縮された画風がたまらないエミール・クラウスは、ベルギーのリス川の付近にアトリエを構えました。この作品はリス川に沈む夕日を描いたものです。
大気のすべてが夕陽に吸い込まれていきそうな、また夕陽が万物に一日の疲れを取るべくパワーを与えてそうな放射状の「気」の流れ?に魅了されます。ゴッホの渦巻きとは違ったパワーがあります。
さて、太陽は太陽風というものを吹かせるそうです。これが大気にぶつかるとオーロラになるそうです。この太陽風は1960年に発見されたそうですが、光を生み出す太陽を巧みに描いたエミール・クラウスにはこの太陽風の存在が感覚的にわかっていたのではと思いました。このブログでは次の作品も紹介しています。
ピクニック風景
テムズ川に輝く朝日
夏の日中
晴れた日
そこで私が皆様に特にお勧めしたい画家であるエミール・クラウスの作品を紹介します。作品名は「リス川の夕陽」です。

エミール・クラウスは見ているだけで日向ぼっこしているような気分になります。
この作品は2015年の9月23日東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館の「最後の印象派 1900-20′s Parisカリエール、アマン=ジャン、ル・シダネル…」で見ました。
光の美しさと暖かさが凝縮された画風がたまらないエミール・クラウスは、ベルギーのリス川の付近にアトリエを構えました。この作品はリス川に沈む夕日を描いたものです。
大気のすべてが夕陽に吸い込まれていきそうな、また夕陽が万物に一日の疲れを取るべくパワーを与えてそうな放射状の「気」の流れ?に魅了されます。ゴッホの渦巻きとは違ったパワーがあります。
さて、太陽は太陽風というものを吹かせるそうです。これが大気にぶつかるとオーロラになるそうです。この太陽風は1960年に発見されたそうですが、光を生み出す太陽を巧みに描いたエミール・クラウスにはこの太陽風の存在が感覚的にわかっていたのではと思いました。このブログでは次の作品も紹介しています。
ピクニック風景
テムズ川に輝く朝日
夏の日中
晴れた日
エミール・クラウス 他2作品
ベルギー人の画家が好きで旅行で行ったこともあるので、今回のワールドカップではベルギーも応援していました。
そこで、今回は今回のワールドカップでベルギーが3位となったことを記念してベルギー人画家の作品を3作品紹介します。

まずは、エミール・クラウスの今の季節にふさわしい「夏の日中」です。
木陰からのそよ風を感じるようなさわやかな作品です。高原の避暑地にいるよな気分になる作品です。

次は弟子のアンナ・ド・ウェールトの「夏の朝」です。
藁の束が並んでいる人たちに見え暑いけど。。。。今日も仕事。。。。って感じに見えてユーモラスです。
この二人の画風はリュミニスム(光輝主義)と呼ばれ、名前からして光の表現にこだわっている、光の粒子が舞うという言葉が似合う作品です。

最後にテオ・ファン・レイセルベルへの「読書する夫人と少女(画家の妻と娘の肖像)」です。
愛妻と愛娘を描いたからかもしれませんが、エミール・クラウスの描く光が心に直接響く情熱的な輝きだとしたら、テオ・ファン・レイセルベルへは優しく包み込むような輝きに感じます。画面左側のテーブルに載ってるのはどうみても急須。19世紀末の西洋絵画は日本美術の影響があるので、当時日本茶はクールな飲み物だったのかもしれないです。
日本ではなじみのない画家ですが、エミール・クラウスといったベルギーの近代絵画の展覧会に出展されることがあるので注目してほしい画家です。
さて、ビールがおいしい季節です。この季節に飲むべきビールはさわやかな味わいのヒュールガルデン。ベルギーのビールです。これを飲みながらベルギー人画家の作品を楽しむのも乙ですよ。
そこで、今回は今回のワールドカップでベルギーが3位となったことを記念してベルギー人画家の作品を3作品紹介します。

まずは、エミール・クラウスの今の季節にふさわしい「夏の日中」です。
木陰からのそよ風を感じるようなさわやかな作品です。高原の避暑地にいるよな気分になる作品です。

次は弟子のアンナ・ド・ウェールトの「夏の朝」です。
藁の束が並んでいる人たちに見え暑いけど。。。。今日も仕事。。。。って感じに見えてユーモラスです。
この二人の画風はリュミニスム(光輝主義)と呼ばれ、名前からして光の表現にこだわっている、光の粒子が舞うという言葉が似合う作品です。

最後にテオ・ファン・レイセルベルへの「読書する夫人と少女(画家の妻と娘の肖像)」です。
愛妻と愛娘を描いたからかもしれませんが、エミール・クラウスの描く光が心に直接響く情熱的な輝きだとしたら、テオ・ファン・レイセルベルへは優しく包み込むような輝きに感じます。画面左側のテーブルに載ってるのはどうみても急須。19世紀末の西洋絵画は日本美術の影響があるので、当時日本茶はクールな飲み物だったのかもしれないです。
日本ではなじみのない画家ですが、エミール・クラウスといったベルギーの近代絵画の展覧会に出展されることがあるので注目してほしい画家です。
さて、ビールがおいしい季節です。この季節に飲むべきビールはさわやかな味わいのヒュールガルデン。ベルギーのビールです。これを飲みながらベルギー人画家の作品を楽しむのも乙ですよ。
フェルナン・クノップフ ヴァン・デル・ヘクト嬢の肖像
先日、「絵画史上、最強の美少女」と呼ばれる作品を紹介しましたが。
ルノアールの素晴らしさはいうまでもありませんが、フェルナン・クノップフも刮目です。紹介する作品は「ヴァン・デル・ヘクト嬢の肖像」です。

現実と夢が入り乱れたような、儚げながらも凛とした作品が多いフェルナン・クノップスですが、肖像画も多く手掛けています。
靄に蔽われた森を歩いていたら、天使が静かに現れたといいたくなる作品です。
このヴァン・デル・ヘクト嬢はうつろに見えますが、シャイな女の子なのかもしれないです。
学生のころ、児童文化研究会というサークルで紙芝居を見せる活動を、社会人になってからは養護施設にいる子どもの世話をするボランティアをしていました。
子どもに「こんにちわ~」と声を掛けると元気に返す子どもがいる一方で、隠れるようなシャイな子供もいます。友人の子供に話しかけたら、親の後ろに逃げられたことがある方もいらっしゃると思います。
フェルナン・クノップフは子供のそんなシャイなところを上手く描いたのかもしれないです。この少女は絵を描き終わるや否や親のところに駆けていってそうです。
美少女を描いた作品は数多くあるので、しばらくの間続きます。ではまた!
ルノアールの素晴らしさはいうまでもありませんが、フェルナン・クノップフも刮目です。紹介する作品は「ヴァン・デル・ヘクト嬢の肖像」です。

現実と夢が入り乱れたような、儚げながらも凛とした作品が多いフェルナン・クノップスですが、肖像画も多く手掛けています。
靄に蔽われた森を歩いていたら、天使が静かに現れたといいたくなる作品です。
このヴァン・デル・ヘクト嬢はうつろに見えますが、シャイな女の子なのかもしれないです。
学生のころ、児童文化研究会というサークルで紙芝居を見せる活動を、社会人になってからは養護施設にいる子どもの世話をするボランティアをしていました。
子どもに「こんにちわ~」と声を掛けると元気に返す子どもがいる一方で、隠れるようなシャイな子供もいます。友人の子供に話しかけたら、親の後ろに逃げられたことがある方もいらっしゃると思います。
フェルナン・クノップフは子供のそんなシャイなところを上手く描いたのかもしれないです。この少女は絵を描き終わるや否や親のところに駆けていってそうです。
美少女を描いた作品は数多くあるので、しばらくの間続きます。ではまた!