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山本大貴 本を読む女

 このブログは来月5日に開設10周年となります。
 ここまで続いたのは皆さまのおかげです。誠にありがとうございます。そこで、絵画ネタについてはしばらくの間、私がお勧めしたい日本人画家2名と外国人画家2名を紹介します。まず紹介するのは山本大貴の「本を読む女」です。

2016年03月13日21時29分22秒0001

 2012年4月1日に東京アートフェアの日動画廊のブースに出展されていました。
 
 タブレットで読書をする女性を描いた作品です。恋人と家でのんびり過ごしているような安らぎを感じる作品ですね。
 
 名画は描かれた時代の空気を閉じ込めたものです。名画を見ているとある時は中世の貴族、またはオランダの裕福な商人あるいは都市生活を楽しむフランス人等になった気分になります。後世の鑑賞者は21世紀を生きた女子の日常を感じることでしょう。
  
 このブログでは山本大貴以外の写実絵画作品も多数紹介しておりますが、数ある画家の中から山本大貴を薦めるのは、時代の空気を感じるからです。この作品ではタブレットを描いてますが、スマートフォンを持つ女性を描いた作品も多数あります。
 また、フェルメールやターナーは故人なので新作を見ることはできないし、年を追うごとに高まる画力を称賛することもできませんが、山本大貴はまだ若いので新作を見る楽しみがあり生涯をかけて応援できることもいいですね。

このブログで紹介している他の作品もどうぞ!
不在
Printemps
In her eyes
Ray at 2:00 p.m
Light Music!
Waiting
静寂の声 still voice
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島村信之 ロブスター(戦闘形態)

北区の浮間釣り堀公園は7月からザリガニ釣りが楽しめるので、毎年息子とよく行きます。そこで今回紹介する作品は島村信之の「ロブスター(戦闘形態)」です。

ロブスター(戦闘形態)
 
 この作品は、この夏に再開されるホキ美術館が所蔵しています。
 ロブスターとザリガニは違いますが、見た目が似ているのでご了承を。。。

 島村信之の作品は上品な女性を描いた作品が多いですが、たまには違う作品も描きたいようです。以前雑誌でみたこの作品についての作者のコメントによると、プラモデルを作るような感じで描いたとのことです。

 さて、ザリガニ釣りをしていると挟まれることがしばしばです。
 ロブスター等、甲殻類は猛々しいです。子供の頃飼っていたザリガニは、餌をあげようとしているのに、水槽の水を換えようとしているのに威嚇し、そして挟もうとしました。
 奴らは甲殻類というより、攻殻類という字を充てたいです。よく見るとこのロブスターは漫画「攻殻機動隊」で主人公を苦しめたドイツ製の思考戦車並みに強そうです。
 

原雅幸 Bluewaterの並木道

 村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を読んでます。
 この小説は20代のころ読んだことがありますが、内容が理解できず、40代になって始めてやっと読めるようになりました。この小説は村上春樹がビッグデータや電子通貨を巡る昨今の覇権争いを予感していたのではといいたくなる作品です。
 この記事を書いてる時点では博士が拉致され、「世界の終わり」に冬が来たあたりです。

原雅幸 Bluewaterの並木道

 この小説は多層世界で「ハードボイルド・ワンダーランド」と「世界の終わり」という話が同時進行で進み最後につながります。
「世界の終わり」は静寂さと遠い記憶を呼び出すような作風のヴィルヘルム・ハンマースホイを連想します。また、ポール・デルヴォーやフェルナン・クノップフも連想します。

 「世界の終わり」は人気がない壁に囲まれた街が舞台で壁の中には林や森もあります。、原雅幸の「Bluewaterの並木道」という作品こそが小説の世界観にあっていると思います。
 この作品は千葉県にあるホキ美術館が所蔵していますが、昨年の水害で美術館は長期休館を余儀なくされています。ホキ美術館を応援したいと思い、上段でいろいろな画家を挙げた中で、この作品を選びました。
次回の絵画ネタの頃には読み終えていると思うので第二弾を紹介します。

次の作品も紹介しています。
 「Kendalの思い出」と「光る海」
「クリストファーロビンの聲」

島村信之 月夜

 月がきれいな9月なので、島村信之の「月夜」を紹介します。
 
2016年08月18日21時44分19秒0001

 2016年の8月14日にホキ美術館で開催されていた「心ゆさぶる写実絵画 —今を生きる日本の作家たち— 」という展覧会で
この作品を見ました。
 この作品は、月夜に溶け込んだ幻想的な女性美が魅力的です。月の滑らかな美しさは女性の柔肌のようですね。月が女性の象徴といわれている理由がよく分かりました。
  
 このブログでは似たような作品である卯野和宏の「夢で見た森」については安堵感を感じると紹介しました。 卯野和宏の作品は大きなものに見守られているような安堵感ですが、島村信之は愛しい人が傍にいてくれるような安堵感です。
 この作品と限らず、島村信之の描く女性には愛しい人が傍にいてくれるような安堵感を感じますが、時に照れることがあります。

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