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原雅幸 Bluewaterの並木道

 村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を読んでます。
 この小説は20代のころ読んだことがありますが、内容が理解できず、40代になって始めてやっと読めるようになりました。この小説は村上春樹がビッグデータや電子通貨を巡る昨今の覇権争いを予感していたのではといいたくなる作品です。
 この記事を書いてる時点では博士が拉致され、「世界の終わり」に冬が来たあたりです。

原雅幸 Bluewaterの並木道

 この小説は多層世界で「ハードボイルド・ワンダーランド」と「世界の終わり」という話が同時進行で進み最後につながります。
「世界の終わり」は静寂さと遠い記憶を呼び出すような作風のヴィルヘルム・ハンマースホイを連想します。また、ポール・デルヴォーやフェルナン・クノップフも連想します。

 「世界の終わり」は人気がない壁に囲まれた街が舞台で壁の中には林や森もあります。、原雅幸の「Bluewaterの並木道」という作品こそが小説の世界観にあっていると思います。
 この作品は千葉県にあるホキ美術館が所蔵していますが、昨年の水害で美術館は長期休館を余儀なくされています。ホキ美術館を応援したいと思い、上段でいろいろな画家を挙げた中で、この作品を選びました。
次回の絵画ネタの頃には読み終えていると思うので第二弾を紹介します。

次の作品も紹介しています。
 「Kendalの思い出」と「光る海」
「クリストファーロビンの聲」
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島村信之 月夜

 月がきれいな9月なので、島村信之の「月夜」を紹介します。
 
2016年08月18日21時44分19秒0001

 2016年の8月14日にホキ美術館で開催されていた「心ゆさぶる写実絵画 —今を生きる日本の作家たち— 」という展覧会で
この作品を見ました。
 この作品は、月夜に溶け込んだ幻想的な女性美が魅力的です。月の滑らかな美しさは女性の柔肌のようですね。月が女性の象徴といわれている理由がよく分かりました。
  
 このブログでは似たような作品である卯野和宏の「夢で見た森」については安堵感を感じると紹介しました。 卯野和宏の作品は大きなものに見守られているような安堵感ですが、島村信之は愛しい人が傍にいてくれるような安堵感です。
 この作品と限らず、島村信之の描く女性には愛しい人が傍にいてくれるような安堵感を感じますが、時に照れることがあります。

相笠昌義 団地風景

 夏休みが終わり、通勤電車は学生達が戻りいつもの混雑です。日常が戻りました。そこで今回紹介する作品は相笠昌義の「団地風景」です。

2014年01月20日22時12分08秒0001

 千葉ニュータウンという団地に職場があるのでこの作品は私の日常そのものです。(ちなみに千葉ニュータウンは地盤の硬さから金融機関の電算センターも多いです)
 現在の日本洋画界の重鎮である相笠昌義の作品は、何気ない日常が大切で愛しいと思えるところが魅力です。この作品はフェルメールの「デルフトの小道(小路)」を連想します。
 
 なんの変哲もない団地の風景ですが、高度成長期に多く建てられた団地は、現在では人口減が起きており、こういった風景も実は消えゆく日本の原風景といえます。絵画とはリビングを飾るものではなく、描かれた時代の風景を後世に残すものであることがこの作品から感じます。
 フェルメールらの風俗画を通して17世紀のオランダの黄金時代の風景を知ることができるように、後世の人々は相笠昌義の作品を通して今の時代を風景を知ることができるのかもしれません。

このブログでは次の作品も紹介しているので合わせてどうぞ!!
「四季電車図」
「夏の若者達・商店街」

島村信之 夢の箱

 夏休みの自由研究の定番は昆虫採集と観察ですね。そこで今回紹介する作品は島村信之の「夢の箱」です。

2019年03月07日21時33分18秒0003
 
 日本の写実絵画の巨匠である島村信之は上品な美人画を描く一方で、ロブスター(こちら)やこの作品のような昆虫も描きます。 
 重機、戦車、モビールスーツと堅いボディーは力強さを象徴します。だから甲虫は人気があります。
 一方、甲虫の光沢は美しいです。コガネムシの鮮やかさもいいですが、カブトムシ・クワガタの黒い光沢は漆塗りのような美しさがあります。この作品の良いところは甲虫の王者であるクワガタ・カブトムシの光沢感を描いているところです。

 さて、夏はカブトムシと触れ合うイベントが多く、私は荒川自然公園のイベントに行きました。檻?テント?の中はカブトムシが大勢いました。 当然といえば当然ですがカブトムシも黒いの茶色いの達観しているもの、やんちゃで隙あらば脱走しようとするものと個性がありました。カブトムシいえば豊島園の昆虫館はヘラクレスオオカブトを通年見ることができるそうなので行ってみようと思っています。
 

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