工藤麻紀子 「誰もいないと思った」と「もうすぐ衣替え」

 正月に実家へ行き、小学校・中学校の卒業アルバムを自宅に持ち帰りました。
 同学年は約450人。全ての人を覚えているわけではありませんが、彼ら、彼女らは今どこで何をしているのか?とても気になるところです。 また、クラス写真を見ていると瑞々しくもちょっぴり切ない気分になりました。そこで今回紹介する作品は工藤麻紀子の「誰もいないと思った」と「もうすぐ衣替え」です。

2013年01月23日23時03分56秒0001


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 工藤麻紀子は1978年生まれの画家です。上段が「誰もいないと思った」、下段が「もうすぐ衣替え」です。
 素朴な画風は見る者を瑞々しくもちょっぴり切ない子供時代を思い起こします。
 
 「誰もいないと思った」、は自分だけの秘密基地に行った見たら、クラス一の美少女がいてちょっととまどいつつも、キュンときたような、見ていて甘酸っぱくなるような子供時代の素朴な感情を思い起こします。

 「もうすぐ衣替え」は、子供の頃の時間がたつのを遅く感じ、けだるかった感じを思い出します。また、心の底にある子どもの頃見た夢、心象風景が解き放たれ、普段の緊張が解ける感じです。

 現代作家の作品は独自の世界観を追及したものも見受けられ、それはそれでよいのですが、正直理解できない場合もあります。そんな中、工藤麻紀子の作品はゆったりと作品の世界に浸れるのでお勧めします。
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千住博 ウォーターホール

先日新宿へ行った際に、地下鉄副都心線の新宿3丁目駅の高島屋寄りの改札口にある千住博の「ウォーターホール」を見たので紹介します。

ウオーターフロー1
 
 まずは全体図です。

ウオーターフロー2

 作品の左側です。
 
 ウオーターフロー3

 右側です。
 滝というより、天地創造、銀河といった言葉も思い浮かびます。「ウォーターホール」はいろいろな解釈ができるので、解釈について語り合うのも楽しそうです。
  
 ウォーターホール 2004

 ちなみにこちらは軽井沢にある千住博の美術館にある「ウォーターホール 2004」です。爽やかな青空を見ているような気分になります。
 また、この美術館には蛍光塗料で滝を描いた「デイフォール・ナイトフォール」も必見です。ブラックライトに照らされて妖しく光る滝は鍾乳石のように幻想的で、映画マトリックスのオープニングやトロンのようにサイバーな不思議な作品もあります。

 千住博のパブリックアートは多くありますが、豊島区にある大正大学のキャンパスにある鴨台観音堂の「ウォーターホール」は夜景に映えて美しいのでお勧めします(こちら)。

天明屋尚 RX78

 YOUTUBEでガンダムの動画をよく見ます。モビルスーツの戦闘シーンだけ見れればよいので、YOUTUBEで十分です。また。これがよい気分転換になります。そこで今回紹介する作品は天明屋尚の「RX78」です。

rx78.jpg

 洋の東西を問わず、英雄が大活躍する姿を描いた作品は多く、そういった意味ではこの作品は極めて伝統的なモチーフです。 また、最近はアニメをモチーフにした作品は珍しくなく、このブログでも数作品紹介しております。
 
 日本画といえばわびさびとか花鳥風月とか優美なイメージが多いですが、浮世絵とか戦国時代の甲冑を見ると派手で傾いた反骨精神あふれるものも多いです。そんな日本美術の伝統を現在風にアレンジしたことで有名な天明屋尚がガンダムを描くとなんとも強そうです。

 さて、子供の頃、アムロかシャーがかっこいい思ってましたが、サラリーマン生活に染まった今はブライトかランバラルに魅かれます。なぜなら理想の上司といえるからです。特にランバラルの「わしの出世は部下達の生活の安定につながる」というセリフはしびれます。
 
 「ネオ千手観音」という作品も紹介しているのでこちらもどうぞ!あと、ヤンキー魂炸裂な「神風」もお薦めです。(こちら
 また、このブログで紹介しているアニメをモチーフにした作品として石黒賢一郎の「真○○・マ○・イ○○○○○○」(こちら)と「CH-ED02」(こちら)、山本貴大氏の「Light Music!」(こちら)を紹介しています。

池田学 誕生

 日本橋高島屋で9月27日から10月9日に開催された池田学の展覧会に行きました。
 今回紹介する作品は本展覧会の目玉であった「誕生」です。

2017年10月22日14時40分06秒0001

 先ずはこの作品の全体です。この展覧会ではこの作品は撮影可能でしたがこれは絵葉書をスキャンしたものです。

2017年10月22日14時40分04秒

 左側を拡大したものです。

2017年10月22日14時40分16秒0001

 右側を拡大したものです。
 被災地復興といえば真っ先に思い浮かぶのは東北地方ですが、近年はそうとも言い切れないくらい災害が多いご時世です。この作品は復興へエールともいえる作品で、この展覧会には同様のテーマの作品が多かったです。

 池田学の作品は、途方もなく強大なものとともにけなげに生きる小さな人間な営みを描いており、人間はなんてちっぽけなのだと思いがちです。
 しかし、ちっぽけな人間の営みをほんの数ミリ除いたら、作品の世界観が壊れるような気がします。
 小さな虫でもいないと自然界のバランスが崩れます。池田学の作品は一人一人は小さいけど、世界を動かす存在である、また一人一人が主人公なのだということを教えてくれます。次回、池田学の展覧会が開催されるのが待ち遠しいです。 

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