大森鳥見神社 千葉県印西市
8月10日に千葉県印西市にある竹袋稲荷神社をお参りしました。
次にお参りしたのが大森鳥見神社です。

JR成田線の木下駅から歩いて20分の場所にあります。

拝殿左右にある榧と銀杏の御神木は樹齢500年以上の巨木です。

レンガの玉垣が珍しいですが、この神社の見どころは彫刻です。

本殿左側の新羅三郎義光之の彫刻です。

本殿右側の源義家の彫刻です。

本殿背面の常盤御前の彫刻です

唐門の左右彫刻と柱も素晴らしいです。


私が一番よいと思ったのが組物、腰組の構成美です。均整のとれた様はオーケストラで聞くクラッシクのような優雅さです。縁束の彫刻は付近を流れる利根川のような美しさです。
さて、「鳥見神社」は印西市・白井市周辺に点在する神社です。この神社の由緒によると、
「大森の鳥見神社は、崇神天皇の御代に全国平定の基礎を固めた大和王朝の東国経路に伴い、有力豪族であった物部氏族がこの地方に進出開拓、経綸の勢威を示すと共に、その安全と繁栄を祈り、土地神として大森の地に祖先饒速日命の霊を祀ったのが創建の由来と承る。
常陸風土記によれば、古墳時代の前期(四世紀)に景行天皇が日本武尊の戦跡を廻られ鳥見ヶ丘に立って霞の郷(常陸国)を眺望されたと記されている。」とのことです。
また、この地域は「鳥見神社」の他「宗像神社」も点在しています。古代の北総地域は内陸水運が盛んだったことの名残です。この地は東京よりも古い歴史があります。都内から電車でわずか1時間の距離に奈良時代よりも前の日本の歴史を感じることができます。
次にお参りしたのが大森鳥見神社です。

JR成田線の木下駅から歩いて20分の場所にあります。

拝殿左右にある榧と銀杏の御神木は樹齢500年以上の巨木です。

レンガの玉垣が珍しいですが、この神社の見どころは彫刻です。

本殿左側の新羅三郎義光之の彫刻です。

本殿右側の源義家の彫刻です。

本殿背面の常盤御前の彫刻です

唐門の左右彫刻と柱も素晴らしいです。


私が一番よいと思ったのが組物、腰組の構成美です。均整のとれた様はオーケストラで聞くクラッシクのような優雅さです。縁束の彫刻は付近を流れる利根川のような美しさです。
さて、「鳥見神社」は印西市・白井市周辺に点在する神社です。この神社の由緒によると、
「大森の鳥見神社は、崇神天皇の御代に全国平定の基礎を固めた大和王朝の東国経路に伴い、有力豪族であった物部氏族がこの地方に進出開拓、経綸の勢威を示すと共に、その安全と繁栄を祈り、土地神として大森の地に祖先饒速日命の霊を祀ったのが創建の由来と承る。
常陸風土記によれば、古墳時代の前期(四世紀)に景行天皇が日本武尊の戦跡を廻られ鳥見ヶ丘に立って霞の郷(常陸国)を眺望されたと記されている。」とのことです。
また、この地域は「鳥見神社」の他「宗像神社」も点在しています。古代の北総地域は内陸水運が盛んだったことの名残です。この地は東京よりも古い歴史があります。都内から電車でわずか1時間の距離に奈良時代よりも前の日本の歴史を感じることができます。
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竹袋稲荷神社 千葉県印西市
8月10日に印西市のJR木下(きおろし)駅から歩いて20分の場所にある竹袋稲荷神社をお参りしました。


鳥居と参道です。、山の中にある神社をお参りする機会が少ないので、この雰囲気だけでも御利益を得た気分です。

一見、よくある境内ですが、、

本殿はこのように絢爛豪華!夏空に美しく映えています。

左側の孔雀です。

背面の鷹です。

右側の鳳凰です。

1288年に京都伏見稲荷神社より勧請したと伝えられている神社です。「鳥見神社」と「宗像神社」が多い地域だからでしょうか?印西市で「稲荷神社」はここだけです

本殿は1769年に建てられ、2009年に塗りなおされたものです。立派な姿から信仰の篤さを感じます。

本殿周辺の石祠です。
この神社は印西市の利根川沿いにあります。この地域の経済の中心は現在では成田寄りの千葉ニュータウンですが、かつては銚子から運ばれてきた鮮魚を江戸川の行徳新河岸につなぐ中継地として、あるいは江戸から行徳船でやってきた鹿島・香取・息栖三社詣の旅客が利根川を下る乗船場として賑わっていました。この神社の立派な彫刻はその繁栄を物語ります。次回も彫刻が素晴らしい神社を紹介します。


鳥居と参道です。、山の中にある神社をお参りする機会が少ないので、この雰囲気だけでも御利益を得た気分です。

一見、よくある境内ですが、、

本殿はこのように絢爛豪華!夏空に美しく映えています。

左側の孔雀です。

背面の鷹です。

右側の鳳凰です。

1288年に京都伏見稲荷神社より勧請したと伝えられている神社です。「鳥見神社」と「宗像神社」が多い地域だからでしょうか?印西市で「稲荷神社」はここだけです

本殿は1769年に建てられ、2009年に塗りなおされたものです。立派な姿から信仰の篤さを感じます。

本殿周辺の石祠です。
この神社は印西市の利根川沿いにあります。この地域の経済の中心は現在では成田寄りの千葉ニュータウンですが、かつては銚子から運ばれてきた鮮魚を江戸川の行徳新河岸につなぐ中継地として、あるいは江戸から行徳船でやってきた鹿島・香取・息栖三社詣の旅客が利根川を下る乗船場として賑わっていました。この神社の立派な彫刻はその繁栄を物語ります。次回も彫刻が素晴らしい神社を紹介します。
船橋大神宮周辺の神社
船橋大神宮をお参りした後、京成船橋駅に向かいました。その道中も魅力的な神社が多数ありましたので紹介します。

まずは船橋厳島神社です。船橋大神宮から京成船橋駅までの道のりは、古い商店が以外にも残っている懐かしい雰囲気でした。

船橋厳島神社を抜けた場所にある御蔵稲荷神社です。
徳川家康が千葉方面で鷹狩をする際の宿舎として建てられた御殿の蔵の跡に創建されたお稲荷様です。
この蔵のおかげ周辺の住人は飢饉から免れていたそうです。また、太宰治は船橋で療養生活をしていた際に、御蔵稲荷の鄙びた雰囲気を気に入っていたそうです。

船橋御殿跡・東照宮です。日本一小さな東照宮として有名です。同じく徳川家康の御殿の跡地にあります。

この御殿は代を追うごとに使われなくなり、船橋大神宮に払下げとなりました。その際跡地にこの神社が建立されました。

日光の三猿も有名ですが、船橋東照宮にもあります。現在の社殿は安政4年に再建され、昭和2年に修繕されたものです。

最後に道祖神社です。

境内社の三峰神社です。おいぬ様(狼)がいらっしゃりますが、お稲荷様もいらっしゃります。

木鼻もおいぬ様です。疫病や邪悪なものに嚙みつきそうな勢いです。初めて見た珍しさよりも彫刻の見事さにも惹かれました。

向拝の龍、木鼻の唐獅子、持ち送りの波と鳥が見事です。路地裏の小さな神社ですが見どころが多いです。この記事4社紹介しましたが、一押しは道祖神社です。なお、東船橋駅近くにも「道祖神社」があり、こちらは見事な銀杏が生えているようです。船橋市内には見るべき寺社が他にあり、大変興味が湧きました。

まずは船橋厳島神社です。船橋大神宮から京成船橋駅までの道のりは、古い商店が以外にも残っている懐かしい雰囲気でした。

船橋厳島神社を抜けた場所にある御蔵稲荷神社です。
徳川家康が千葉方面で鷹狩をする際の宿舎として建てられた御殿の蔵の跡に創建されたお稲荷様です。
この蔵のおかげ周辺の住人は飢饉から免れていたそうです。また、太宰治は船橋で療養生活をしていた際に、御蔵稲荷の鄙びた雰囲気を気に入っていたそうです。

船橋御殿跡・東照宮です。日本一小さな東照宮として有名です。同じく徳川家康の御殿の跡地にあります。

この御殿は代を追うごとに使われなくなり、船橋大神宮に払下げとなりました。その際跡地にこの神社が建立されました。

日光の三猿も有名ですが、船橋東照宮にもあります。現在の社殿は安政4年に再建され、昭和2年に修繕されたものです。

最後に道祖神社です。

境内社の三峰神社です。おいぬ様(狼)がいらっしゃりますが、お稲荷様もいらっしゃります。

木鼻もおいぬ様です。疫病や邪悪なものに嚙みつきそうな勢いです。初めて見た珍しさよりも彫刻の見事さにも惹かれました。

向拝の龍、木鼻の唐獅子、持ち送りの波と鳥が見事です。路地裏の小さな神社ですが見どころが多いです。この記事4社紹介しましたが、一押しは道祖神社です。なお、東船橋駅近くにも「道祖神社」があり、こちらは見事な銀杏が生えているようです。船橋市内には見るべき寺社が他にあり、大変興味が湧きました。
船橋大神宮・意富比神社 千葉県船橋市
9月14日に千葉市美術館で開催中の「新版画 進化系UKIYO-Eの美」に行き、帰路は船橋市にある船橋大神宮・意富比神社(おおひじんじゃ)をお参りしました。

日本武尊が創建した延喜式に「意富比神社」と記載される古社です。
「おおひ」は古代の当地の住人が信仰していた太陽神のようです。そのため言葉の響きが神々しいです。


鎌倉時代に日蓮上人が断食祈願をし、徳川幕府から50石の禄を得ていた格式の高い神社です。

この神社の見どころの一つは境内にある燈明台です。明治13年に完成した和洋折衷の建物で現存する国内最大級の民間灯台です。千葉県指定有形民俗文化財となっています。
現在は埋め立てが進んで海から離れていますが、江戸時代はこの神社の常夜灯が江戸湾を航行する船の目印でした。

徳川家康公400年記念事業として美しい姿で造営された「常盤神社」です。

徳川家康と徳川秀忠を祀る神社です。

日光東照宮の鮮やかさ、上野東照宮のような煌びやかさ、久能山東照宮のような重厚さが上手く調和しています。

もちろん、彫刻も素晴らしいです。常盤神社の隣にある神明造りの本殿が持つ静謐さとの対比が美しいです。

神門です。神門の向こう側は撮影禁止です。そのため、柵越しに見える本殿は静謐な雰囲気です。この神社の祭神は天照大神様です。この神社は伊勢神宮と東照宮の両方がお参りできる稀有な神社です。

境内社の船玉神社です。舟の舳先をモチーフにした社殿です。船橋という地名は平安末期から見られる古い地名です。付近を流れる海老川の河口付近に小さな舟を数珠繋ぎに並べ、その上に板を渡して橋の代わりにしたことから、「船橋」という地名になったそうです。なお、船橋といえばふなっしーですが、市の公式ゆるキャラは「ふなえもん」です。

御朱印です。書置きですが手書きのため墨の香りもします。
最近はカラフルで映える御朱印も増えていますが、私は白、黒、朱のコントラストが美しい従来の御朱印が好きです。次回は船橋大神宮・意富比神社から京成船橋駅までの道中にある各神社を紹介します。

日本武尊が創建した延喜式に「意富比神社」と記載される古社です。
「おおひ」は古代の当地の住人が信仰していた太陽神のようです。そのため言葉の響きが神々しいです。


鎌倉時代に日蓮上人が断食祈願をし、徳川幕府から50石の禄を得ていた格式の高い神社です。

この神社の見どころの一つは境内にある燈明台です。明治13年に完成した和洋折衷の建物で現存する国内最大級の民間灯台です。千葉県指定有形民俗文化財となっています。
現在は埋め立てが進んで海から離れていますが、江戸時代はこの神社の常夜灯が江戸湾を航行する船の目印でした。

徳川家康公400年記念事業として美しい姿で造営された「常盤神社」です。

徳川家康と徳川秀忠を祀る神社です。

日光東照宮の鮮やかさ、上野東照宮のような煌びやかさ、久能山東照宮のような重厚さが上手く調和しています。

もちろん、彫刻も素晴らしいです。常盤神社の隣にある神明造りの本殿が持つ静謐さとの対比が美しいです。

神門です。神門の向こう側は撮影禁止です。そのため、柵越しに見える本殿は静謐な雰囲気です。この神社の祭神は天照大神様です。この神社は伊勢神宮と東照宮の両方がお参りできる稀有な神社です。

境内社の船玉神社です。舟の舳先をモチーフにした社殿です。船橋という地名は平安末期から見られる古い地名です。付近を流れる海老川の河口付近に小さな舟を数珠繋ぎに並べ、その上に板を渡して橋の代わりにしたことから、「船橋」という地名になったそうです。なお、船橋といえばふなっしーですが、市の公式ゆるキャラは「ふなえもん」です。

御朱印です。書置きですが手書きのため墨の香りもします。
最近はカラフルで映える御朱印も増えていますが、私は白、黒、朱のコントラストが美しい従来の御朱印が好きです。次回は船橋大神宮・意富比神社から京成船橋駅までの道中にある各神社を紹介します。