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金光稲荷神社

 金光稲荷神社は広島東照宮の境内社です。 山頂の奥宮までの階段約500段、朱塗鳥居120数基あります。

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 途中には徳川家康の名言が掲げられています。

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 道中にあるお稲荷様にはそれぞれ神社名があります。後日調べたところ、このような順番でした。
 お産稲荷社 、出世稲荷社、 三狐呂稲荷社、玉成稲荷社 、 玉秀稲荷社、 高彦稲荷社 、奥宮

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 このお稲荷様がある山は二葉山と呼ばれており、シリブカガシという西日本に分布するブナ科の植物の群生地です。東京では見かけない植物を見ることができたのでお参りにきたかいがありました。

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 奥宮です。広島市内はもちろんのこと瀬戸内海の島々も見渡せます。実際はもっと雄大な景色です。生まれて初めて見る瀬戸内海の風景です。

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 おまけです。広島駅で見たキハ40系です。JR東日本では営業運転していない国鉄時代の気動車なので私にはとても珍しいので撮影しました。次回は家族旅行で宮島に行きたいものです。 
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広島東照宮 広島県広島市

 6月12日は帰りの新幹線に乗る前に広島東照宮をお参りしました。

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 広島東照宮は、徳川家光が各大名に東照宮造営を命じたことから、広島藩主浅野光晟が1648年に創建、藩主浅野光晟は家康の外孫にもあたることから荘厳を尽した社殿を造営したそうです。この鳥居は広島藩主浅野光晟の叔父が寄進したものです。

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 唐門が包み込むように迎えてくれます。堂々としたお姿が美しいです。

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 原爆の被害を逃れた江戸時代の建築物です。逃れたといっても傾いたり一部破損はしました。

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 唐門を飾る「鉄拐仙人」と「蝦蟇仙人」の彫刻です。この彫刻は原爆で破損しましたが、2011年に復元されました。

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 鳳凰の彫刻です。原爆から逃れ、創建当時の姿に復活したこの唐門を象徴するようです。 

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  勇壮な唐門をくぐると清らかな境内です。

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 拝殿と本殿です。いずれも原爆で焼失したため戦後に再建されたものです。
 拝殿の鮮やかな朱色は背後の杜とよく映えます。

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 原爆が投下された時、広島には70年間草木が生えないと言われましたが、投下の翌春に焼け跡から松が生えました。これがその松です。松は生命の力強さを象徴しますがまさにそのとおりです。

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 御供所です。私が不勉強なだけかもしれませんが、独立した建物として境内にある例は少ないそうです。この神社には神仏混合の名残である本地堂という建物がありますが、2022年6月12日現代修理中です。次回は今回の神社巡りのハイライトである金光稲荷神社です。

鶴羽根神社 広島県広島市

 鶴羽根神社は饒津神社の隣にあります。広島駅の新幹線口周辺は寺社が多い地区のようです。

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 鎌倉時代に創建された神社です。明治時代に神社裏の二葉山の形が、鶴の羽根を広げた姿に似ている事から、社名を鶴羽根八幡宮と改めたそうです。

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 鳥居をくぐると太鼓橋があります。橋周辺は清水が流れているかのように整然とした庭園となっています。

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 この神社も原爆の被害がありましたが、石鳥居、石ノ太鼓橋手水舎、唐獅子、石燈籠は難を逃れました。とても神聖です。

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 社殿は戦後再建したものです。

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 授与品の金の鶴です。
 仕事帰りになんの下調べもなく立ち寄ったのですが、後で調べなおして見ると原爆の難を逃れた木々も多かったです。これらはまさに御神木です。
 この神社に惹かれるものが多かったのは境内が綺麗に整備されているでけでなく、神聖なものが多くあったからかもしれません。

饒津神社 広島県広島市

 今回の出張は運が良いことに自由行動できる時間がありました。6月10日は原爆ドームに行けたし、翌11日も仕事でしたが定時だったので広島駅周辺の神社をお参りできました。まずは饒津神社です。

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 標柱です。今までお参りした神社の中でも屈指の整然とした参道です。

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 この神社は1835年に創建されました。戦前はその時植えられた松並木が参道を覆っていたそうです。
 しかし、原爆で焼失。この切り株は原爆を生き延びた最後の一本のものです。

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 参道の松並木と石灯籠の整然した様が見事です。この神社は原爆で境内のほとんどが焼失しましたが、こつこつと創建当時の姿を再建してきました。 

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 狛犬様です。参道の松・石灯篭はマーチングバンドのようなので、ドラムメジャーのように凛々しいです。

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 撮影時刻は18:00過ぎ。唐門は閉まっていたので柵越しの撮影ですが、質実剛健な美しさの社殿です。

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 平成12年に再建された唐門です。全国で2番目の大きさです。
 このブログでは関東大震災と東京大空襲を乗り越えたから有難い。。。。という文言が目立ちますが、原爆を乗り越えたものにはかないません。次回はこの神社の隣にある神社を紹介します。

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