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山口晃 テイル オブ トーキョー 大屋圖

アーティゾン美術館で開催中の「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」に行った話の続きです。

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こちらは「テイル オブ トーキョー」という作品です。ウィスキーメーカー、グレンモーレンジィの依頼で制作された新作です。
渋谷のような神保町のようなはたまた銀座?と再開発が進みつつもランドマーク的な風景は案外残っている東京の街を象徴しているような作品です。この展覧会の展示されている東京を描いた作品は過去と現在が入りみだれており情報量の多さに圧倒されますがこの作品はコンパクトといえます。

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「大屋圖」です。先ほどの作品と前回紹介した作品は人々の活気が伝わりますがこちらは休日の昼下がりのようなゆったりした雰囲気です。しかし、この作品も各部屋ごとの住人の時代設定が異なります。
画面の右側のギザギザの線の意味するものは何かを考えましたが、震災、戦災、再開発、科学技術の向上などで時代は区切られますが、それでも人々の日常は絶えることなく続くことを意味しているのではと解釈しました。

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最後に「洛中洛外図秒屏風」です。この展覧会とは別の会場に展示されていました。これは一部分を撮影したものです。
人々の営みは時代が変わっても脈々と続いています。現在作家が描いた作品と江戸時代に描かれたこの作品も見て感じたのは
不変かつ普遍なものの尊さです。
この展覧会は山口晃のエッセイや解説が多いです。会場の面積自体は東博より狭いですが情報量が多いのでかなり時間がかかります。会社帰りの閉館時刻を気にしながらの鑑賞だったのが悔やまれます、、、
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山口晃 日本橋南詰盛況乃圖

9月22日の会社帰りにアーティゾン美術館で開催中の「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」に行きました。

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今回紹介するのは「日本橋南詰盛況乃圖」です。

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地下鉄銀座線の日本橋駅にあるステンドグラスの原画です。
日本橋の野村證券本社から高島屋までの風景で、江戸時代から現在が混在している不思議な作品です。

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日本橋界隈は再開発が急ピッチで進み、趣がある野村證券本社ビルも再開発されます。
新入職員の頃存在していたけど今はないビルが描かれており懐かしさを感じます。

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職場近辺なので上の図は親しみを感じます。江戸時代から東京の中心地であった日本橋の変遷もわかる作品ですが、同時に再開発を無限に繰り返すことへのちょっとした皮肉に見えなくもないです。
会場入り口にあるインスタレーション「汝、経験に依りて過つ」は床や壁が歪んでおりまっすぐ進めず平衡感覚がなくなるので評価は分かれますが、そのせいで余計なことを考えずに作品を見ることもできます。
また「モスキートルーム」という真っ白な部屋のインスタレーションは虫のように小さくなったような不思議な空間です。
会場は山口晃の作品の他、重要文化財の雪舟やセザンヌの作品も展示されており、過去と現在が混在する作品世界を体現するよう空間でした。次回もこの展覧会の記事です。

町田久美 郵便配達夫

天王洲アイル駅近くにあるWHAT MUSEUNで開催されている「高橋龍太郎コレクション  ART de チャチャチャ ー日本現代アートのDNAを探るー」展」の続きです。今回は町田久美の「郵便配達夫」です。

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一見、吉田戦車に代表されるようなシュール系の漫画の一コマみたいですが、蝶が舞うような優雅さと複雑さをもった線の美しさが魅力的です。日本画の伝統である和紙と墨で描いたモノトーン美しさが進化していることも感じます。
5月1日に日本橋高島屋で開催中の「開館25周年記念展 京都 細見美術館の名品ー琳派、若冲、ときめきの日本美術ー」に行き、若冲の作品を思う存分見た後だったことと、町田久美の名前と作品はメディアにちょいちょい登場するものの、実物は見たことないので特に興味深く鑑賞しました。次回も伊藤若冲の影響を受けた作品を紹介します。

天明屋尚 机器人明王図

WHAT MUSEUNで開催されている「高橋龍太郎コレクション  ART de チャチャチャ ー日本現代アートのDNAを探るー」展」は日本美術の伝統を現在風に昇華した作品が多く展示されています。今回紹介するのは日本画と現代風俗を融合させた独自の概念「ネオ日本画」を発案し提唱している天明屋尚です。

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前回紹介した山口晃は楽しさを感じますが、天明屋尚は気分が高まります。
敵をビームで破壊してから立ち去るように見えるので強敵を倒した達成感を感じますし、後方の炎は格闘系の物語によくある闘牙に見えます。

合戦図や武者絵に代表されるように、かっこよくて強いものを描いた日本画は数多くあります。甲冑は派手でかっこいいです。派手なメカに乗って戦うアニメが数多いのはそんな美意識が根底にあるからだと思います。
また、メカの操縦には自分の能力が飛躍的に上がる快感があります。このブログでは他に「RX78」、「神風」、「ネオ千手観音」も紹介しています。いづれも強くてかっこいい男のロマンあふれる作品です。

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