キース・へリング その1

 今日は木枯らしが吹き、私が一年で一番好きな季節が到来しました。
 さて、「不景気を吹き飛ばせ」をテーマにしたシリーズの第二弾はキース・へリングです。この方の作品は「無題」が多く、この作品も無題です。

キース・へリング

 スキャナーの性能で灰色に見えますが、背景は銀色です。華やかな銀に景気が良い赤だから「不景気を吹き飛ばせ」にふさわしそうですが、これだけが選んだ理由ではありません。

 キース・へリングが活躍した1980年代のアメリカの経済は、「日米貿易摩擦」・「双子の赤字」に悩んでいました。しかし、HIPHOP等ストリートから新しい文化が生まれた時代でもあります。キース・へリングは当時の新しい文化の代表格と言えます。(ちなみに初代マッキントッシュが発売されたのも1980年代)

 90年代に日本が底抜けの不景気に突入し、一方のアメリカはITの分野で負け知らずになったことを考えると、新しい文化を生み出し、発展していくことで不景気は克服されていくのだなと、キース・へリングの作品を見て感じました。

 キース・へリングはアンディーウォ―ホールと親交があり、「アンディーマウス」というミッキーマウスのかっこをしたアンディーウォ―ホールを描いた、「さざえぼん」みたいなノリの作品があります。だれが所蔵してるか不明ですが一度実物を見てみたいものです。

 今週末は深まる秋にふさわしい絵を紹介のうえ、「不景気を吹き飛ばせ」をテーマにしたシリーズは、来週レンブラントとゴッホの絵を紹介する予定です。冷え込んでますがお体に気を付けてください~

このキース・へリングその2はこちらです。合わせてご覧ください
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葛飾北斎 隅田川関屋の里

 昨日は会社のパソコンはすぐ固まる、上司の起源は悪い、FC2は緊急メンテナンスで管理画面が開かない、な一日でした。
 
 さて、先々週、ニューオータニ美術館の「北斎とリヴィエール 三十六景の競演」に行きました。この展覧会では葛飾北斎の富嶽三十六景が全て展示されていました。(展覧会の他、ホテルの庭園と周辺にあるお寺に行ったので、そのことはこちらです)
 富嶽三十六景で有名な作品は「神奈川沖浪裏」、「山下白雨」、「凱風快晴」ですが、今回、私が是非注目して欲しい作品である「隅田川関屋の里」を紹介します。

隅田川関屋の里

 疾走する馬の躍動感が魅力的な作品です。連続画面のような描写が早馬の速度感を引き立てています。
 「速さ」を表現した絵は以前紹介したターナーの「雨、蒸気、速度-グレート・ウェスタン鉄道」が最初と言われていますが、富嶽三十六景は1831~1835年に作成され、ターナーは1844年に「雨、蒸気、速度-グレート・ウェスタン鉄道」を作成したので、葛飾北斎はターナーより早く「速さ」を表現したといえます。

 この絵は吉兆のシンボルでもある赤富士が描かれています。また曲がりくねった道は龍の胴体、左と中央の侍の笠は龍の眼にも見えることから、葛飾北斎は、「速さ」を表現すると同時に、この絵は吉兆画・縁起物として描かれたのでないかと思います。
 
 また、「隅田川関屋の里」は現在の足立区で、北千住の一歩手前にある地域です。日光街道沿いにありますがこの絵の侍が国元に向かう(街道を北上する)早馬だとすると、富士山が右手に見えるの不自然です。(国元から江戸へ向かうなら分かりますが。。。)、なので、この作品は風景画というより、吉兆画・縁起物であるとますます思えてきます。

 富嶽三十六景は見るたびにいろいろな発見・見方ができるので奥深いです。愛読書ならぬ「愛読絵」です。
 ではまた!!
 
次の作品もどうぞ!!
礫川雪ノ旦 神奈川沖浪裏(こちら
「絹本著色潮干狩図」(こちら
「隅田川関屋の里」(こちら
「富士超龍」(こちら

喜多川歌麿 歌撰恋之部 稀ニ逢恋

 今日6日は「日経大人のOFF」の発売日です。展覧会と寺社巡り特集の時は買います。
 この雑誌、以前は和装の女優が表紙を飾っていましたが、ここ数年はそうではなく、経費削減?と勘繰ってました。しかし今月号はそれが復活。AKBで私が応援している篠田麻里子です!!思わず「萌え~」となり、特集は「和のマナー」で興味はなかったのですが、表紙につられて買いました。この萌え~とした気分にふさわしい喜多川歌麿の「歌撰恋之部 稀ニ逢恋」を紹介します。

歌撰恋之部 稀ニ逢恋
 この作品は、武家の娘さんが片思いしてていて、その人はたまにしか会えないので愛しくて恋しくてたまらない様を描いた一品です。あどけない表情もさることながら、手を袖の中に隠して手がわずかに覗かせているところが「萌え」ときます。

 今年の3月頃に山種美術館で開催された「ボストン美術館 浮世絵名品展」でこの作品を見ましたが、他の方のブログでもこの作品の評価は高いです。

 日経大人のOFF、和装の女優が表紙を飾るのは今月限りか来月以降も続くのかは気になりますが、篠田麻里子だったのはじゃんけんで勝ったからで、もしかしたらAKBの別の子ということもあったのかな。。。。ではまた!!

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