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英一蝶 布晒舞図

前回は音楽を奏でる美少女の作品を紹介したので、今回は舞い踊る美少女の作品である英一蝶の「布晒舞図」を紹介します。

布晒舞図

 舞い踊る様を描いた日本画は数多くありますが、この作品が一番躍動感があり、フィギュアとか新体操の放送を見るたびに連想します。 
 
 英一蝶は江戸時代の元禄期の画家で、市井の風俗を描く絵師として知られています。ユーモラスなそして生き生きとした浮世絵を数多く残しており、この絵は埼玉県にある遠山記念館に所蔵されていますが、板橋区立美術館で開催された英一蝶の回顧展で見ました。 
 
 長い晒布を後ろのお囃子の掛け声と三味線や鼓の音にあわせて操っている女の子が可愛らしいです。老若男女問わず、日本人はアイドル=少女が踊る様を見るのを愛でるのが好きですね
 この絵の主役は言うまでもなく晒布を操る女の子ですが、お囃子鼓の男性の掛け声・演奏がピッた合っている様がかっこいいです。かっこよさと可愛らしさ、この2つがうまく同居しているところがこの絵の最大の魅力といえます。 
 
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山本大貴 Light Music!

 東京駅は修学旅行の生徒達を多く見ますが、中には経費削減かそれとも世間を知らないのか、山手線で夕方のラッシュアワー時に生徒を移動させる学校も中にはあります。今日はそんな中学の集団に会いました。ラッシュを体験させたいのでしょうか。。。。

 さて、「萌え」をテーマにしてシリーズは第二弾は山本大貴氏の「Light Music!」です。

light music!

 この作品はアートフェア東京で見ました。
 石黒賢一朗氏のアニメの美少女キャラクターに萌えたと思われる作品を前回紹介しましたが、山本大貴氏も負けていません。いうまでもなくこの作品は「けいおん!」をモチーフにしています。音楽を聞く、奏でる女性を描いた作品が多い山本大貴氏らしい作品です。

 「けいおん!」のグッズは東京駅のキャラクターストリートのTBSのお店の目立つ所に置いてあるので相当人気がありますが、実は「けいおん!」は見たことがありません。あらすじをみたところ、青春もののアニメにありがちな妙な熱血はなさそうだし、深いこと考えずに楽しめそうです。

 けいおん!+動画で検索すると、女の子がこのアニメの曲を実際に演奏している動画もヒットします。ギターとかベースはきゃしゃな女の子には大きいく、小さい女の子が姉とか母親の服を着ておしゃれにふるまってる様を見るようなでなんか萌えます。この作品に萌えたのも同じ理由です。

 山本大貴氏は似た感じの作品として「静寂の声 still voice」があり、これは以前紹介しています。(こちら)「静寂の声 still voice」はホキ美術館が所蔵していますが、この作品は誰が所蔵しているのでしょう。。。。
ではよい休日を!!

このブログで紹介している山本大貴の作品は次の通りです。合わせてご覧ください

waitimg(こちら
Daylight call(http://5dama2.blog96.fc2.com/blog-entry-210.html)
Ray at 2:00pm(こちら

瀧泉寺 (目黒不動尊)  目黒区下目黒

 今回は、この季節だからこそお参りするべき瀧泉寺 (目黒不動尊)です。この記事は2012年の記事を再編集しております。
 
境内1

 808年に慈覚大師・円仁が建立した古社で、関東最古の不動霊場として、熊本の木原不動尊、千葉の成田不動尊と併せて日本三大不動の一つに上げられています。また、薬研堀不動院と目白不動と合わせた江戸三大不動の一つでもあります。
 また五色不動(目黒・目白・目赤・目黄・目青)の一つでもあります。五色不動のうち、自治体の名前にもなっているのは目黒不動尊だけです。

境内3

 このお寺には円仁が掘り当てた「独鈷の滝」の滝があります。
 
境内4

 「瀧泉寺」の名前のとおりこんこんと湧く泉はこの季節だからこそありがたみを感じます。
 
境内2

 さて、このお寺がある一帯はアップダウンの激しい地域です。東急目黒線の不動駅が最寄駅ですが、この駅から目黒不動尊への道は坂道だらけで東京の地形の妙を味わうこともできます。

境内6

 「独鈷の滝」の脇にある男坂を登ると大本堂です。大本堂の左には愛染明王様が、右には虚空蔵菩薩様が安置されています。天井には川端龍子の「波涛龍図」。中央の龍、左右の波は陰陽対極図のようにうねってます。
 
 大日如来

 大本堂裏手の「大日如来」です。1638年の作です。大日如来様の周囲は四天王様の象も配置されており、大日如来様の裏手には地主神の祠もあり、「独鈷の滝」と違った神々しさがあります。密教では大日如来様は宇宙そのもの。つまり宇宙を間近に感じることができます。

御朱印1 御朱印2

 御朱印は3つ頂くことができます。(残り一つは山手七福神寿老人)
 目黒不動尊の近くには蛸薬師で有名な成就院、五百羅漢で有名な五百羅漢寺、砂曼荼羅がある安養院等、魅力的お寺も多いです。  

明治神宮と菖蒲

 土曜日は雨でしたが、明治神宮の菖蒲を見に行きました。
 (小さい画像はクリックすると拡大します)
 鳥居

 明治神宮は東京を代表する観光地なので、雨でもそこそこ参拝者がいます。雨でたっぷり水を含んだ杜はむしろ清々しいです。

 タヌキ

 明治神宮の神苑は、都内に多い大名庭園とは違い野趣に富んでます。
 なぜなら野生のたぬきがいるからです。このたぬきは大人か子供かは分かりませんがかなり人慣れしていて彼(彼女?)の周りは人垣ができていました。都心部にたぬき増加中と聞いたことがありますが本当のようです。 

 菖蒲1

 これが今回のお目当ての菖蒲です。先週紹介した小石川後楽園より多く生えており見ごたえがあります。

菖蒲2 菖蒲5

菖蒲園は台地の谷間にできた湿地を生かしたものです。明治神宮の杜は武蔵野の自然を再現しています。 
菖蒲3
 
菖蒲4

 こうやって見ると参拝客の傘も花のように見えます。雨の日ならではの美しい風景がありました。

お茶

 今年の7月30日は明治天皇が崩御されて100年。このお茶は100年を記念して伊藤園が明治神宮に奉納したもので神苑の出口で配ってました。御利益がありそうです。
 案外、7月30日にお参りすると、御朱印には「明治天皇100年祭」という印がついた御朱印が頂けるかもしれないです(これは個人的な推測です。。。。)

 明治神宮の夏の風景と御朱印の記事はこちら、秋の風景はこちらです。

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