フェルメール 真珠の耳飾りの少女
都立美術館で開催中のフェルメール展覧会に行ったので「真珠の耳飾りの少女」を紹介します。

以前、オランダを旅行した際、マウリッツハイス美術館があるハーグにも行きました。
当時はフェルメールにあまり興味がなかったのでマウリッツハイス美術館には行かず、ハーグ市立博物館のモンドリアンのコレクションを見に行きましたが、この作品は美術史上に名を残す最高傑作である事を知り後悔しました。
フェルメールに関する著作が多い有吉玉青先生の言葉どおり、こちらのこころのうちを見抜いているまなざしが魅力的です。
フェルメールがどういう意図で黄色と青という配色にしたかは素人の私にはわかりませんが、この配色は黄色が太陽(西洋人は太陽を黄色く描くらしい)、青が青空を連想されて、とてもさわやかに見えます。
トルコ語でチューリップはターバンを意味するそうです。オランダといえばチューリップ。フェルメールが生まれた頃、世界初のバブルといわれているチューリップバブルが起きたぐらいオランダ人には思い入れががあるようです。ということは、このターバンを巻いた少女はオランダを擬人化したのかな?と思えてきました。

以前、オランダを旅行した際、マウリッツハイス美術館があるハーグにも行きました。
当時はフェルメールにあまり興味がなかったのでマウリッツハイス美術館には行かず、ハーグ市立博物館のモンドリアンのコレクションを見に行きましたが、この作品は美術史上に名を残す最高傑作である事を知り後悔しました。
フェルメールに関する著作が多い有吉玉青先生の言葉どおり、こちらのこころのうちを見抜いているまなざしが魅力的です。
フェルメールがどういう意図で黄色と青という配色にしたかは素人の私にはわかりませんが、この配色は黄色が太陽(西洋人は太陽を黄色く描くらしい)、青が青空を連想されて、とてもさわやかに見えます。
トルコ語でチューリップはターバンを意味するそうです。オランダといえばチューリップ。フェルメールが生まれた頃、世界初のバブルといわれているチューリップバブルが起きたぐらいオランダ人には思い入れががあるようです。ということは、このターバンを巻いた少女はオランダを擬人化したのかな?と思えてきました。
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東本願寺と矢先稲荷神社
8月10日に東本願寺をお参りしました。
浅草といえば浅草寺ですが東本願寺周辺は寺町で多くのお寺があります。台東区の寺町といえば谷中ですが、区全体が寺町といっても過言ではないです。

大きなお堂には絢爛豪華な内陣があります。築地本願寺は落ち着いた雰囲気なので対照的です。

この日も暑かったですが、道内はいい感じの日影です。浅草界隈は都会で夏は特に暑いのでこのお寺は小休止にちょうど良いです。

浄土真宗は御朱印が原則ないですが、東本願寺では頂くことができます。
このお寺の近くにある矢先稲荷神社は見ごたえがあります。
(2016年6月にお参りした際の画像を追加しました。)

河童橋の商店街付近にある神社で、この日は例大祭でした。 従って御朱印は断念。次回頂くことにしました。

お稲荷様ですが白い社殿です。白い社殿は清められた感があるのでそれはそれでいいですね。

この神社の見どころはこの天井絵です。日本の英雄達の騎乗姿が描かれています。

徳川家光が寛永19年に創建した三十三間堂の守護神として祀られた稲荷大明神を起源としていることが関係しております。

お稲荷様は妖しい雰囲気が漂いますが、勇ましい天井絵のせいかここは八幡様かと思ってしまいました。
長らく東京に住み、このブログでも都内の主だった寺社は紹介していますがこの神社のことを知ったのはつい最近です。
まだまだ私が知らない神社はあるようです。
浅草といえば浅草寺ですが東本願寺周辺は寺町で多くのお寺があります。台東区の寺町といえば谷中ですが、区全体が寺町といっても過言ではないです。

大きなお堂には絢爛豪華な内陣があります。築地本願寺は落ち着いた雰囲気なので対照的です。

この日も暑かったですが、道内はいい感じの日影です。浅草界隈は都会で夏は特に暑いのでこのお寺は小休止にちょうど良いです。

浄土真宗は御朱印が原則ないですが、東本願寺では頂くことができます。
このお寺の近くにある矢先稲荷神社は見ごたえがあります。
(2016年6月にお参りした際の画像を追加しました。)

河童橋の商店街付近にある神社で、この日は例大祭でした。 従って御朱印は断念。次回頂くことにしました。

お稲荷様ですが白い社殿です。白い社殿は清められた感があるのでそれはそれでいいですね。

この神社の見どころはこの天井絵です。日本の英雄達の騎乗姿が描かれています。

徳川家光が寛永19年に創建した三十三間堂の守護神として祀られた稲荷大明神を起源としていることが関係しております。

お稲荷様は妖しい雰囲気が漂いますが、勇ましい天井絵のせいかここは八幡様かと思ってしまいました。
長らく東京に住み、このブログでも都内の主だった寺社は紹介していますがこの神社のことを知ったのはつい最近です。
まだまだ私が知らない神社はあるようです。
浅草寺 台東区浅草
8月10日に浅草寺をお参りしました。

朝は仲見世が開いていないので観光客が少ない時間帯です。

仲見世を抜けると宝蔵門と五重塔です。
宝蔵門と本堂の間にあるお水舎には、高村光雲作の龍神像(沙竭羅龍王像)がまつられています。浅草寺は魅力的な仏像が多いですが、この像が一番かっこいいです。

本堂の堂々たる華やかさは都内のお寺で一番美しいと思います。東京最古(法隆寺より古いらしい)にして代表するお寺にふさわしいです。
余談ですが、京都の方はお寺に(~さん)と親しみと尊敬をこめて呼びますが、東京はそのようなことはないです。しかし浅草寺は浅草の観音様と親しみと尊敬がこめられています。

お堂の中は撮影可能です。真ん中が内陣でここに絶対秘仏の観音様がいらっしゃります。この秘仏は廃仏毀釈の際、明治新政府が強引に開帳したそうです。

私が一番好きな浅草寺の風景はこの天井絵です。左の「天人之図」は堂本印象、右の「龍之図」は川端龍子が描きました。京都・東京の画壇を代表する画家の作品です。

最後に御朱印です。次回は東本願寺を紹介します。

朝は仲見世が開いていないので観光客が少ない時間帯です。

仲見世を抜けると宝蔵門と五重塔です。
宝蔵門と本堂の間にあるお水舎には、高村光雲作の龍神像(沙竭羅龍王像)がまつられています。浅草寺は魅力的な仏像が多いですが、この像が一番かっこいいです。

本堂の堂々たる華やかさは都内のお寺で一番美しいと思います。東京最古(法隆寺より古いらしい)にして代表するお寺にふさわしいです。
余談ですが、京都の方はお寺に(~さん)と親しみと尊敬をこめて呼びますが、東京はそのようなことはないです。しかし浅草寺は浅草の観音様と親しみと尊敬がこめられています。

お堂の中は撮影可能です。真ん中が内陣でここに絶対秘仏の観音様がいらっしゃります。この秘仏は廃仏毀釈の際、明治新政府が強引に開帳したそうです。



私が一番好きな浅草寺の風景はこの天井絵です。左の「天人之図」は堂本印象、右の「龍之図」は川端龍子が描きました。京都・東京の画壇を代表する画家の作品です。

最後に御朱印です。次回は東本願寺を紹介します。
鎌倉 円覚寺と建長寺
夏の鎌倉を紹介していますが、今回が最終です。円覚寺と建長寺は爽やかな緑の中で湘南らしい夏に光を浴びることがでできるのでお勧めです。 小さい画像はクリックすると拡大します。

先ずは円覚寺です。

鎌倉のお寺に共通して言えるのは、緑が豊かなところです。この点は京都(大原・高雄界隈は除く)に負けていないし、建築物の渋さも引けを取らないです。

この記事で特にお勧めしたかったのは夏の花である山百合が満開こ庭園です。23年8月23日に撮影したものです。
鎌倉は、京都と比較すると庭園の魅力は欠ると言われがちですが、円覚寺の庭園は山百合は可憐な乙女達が集っているような感じで見ているだけで心が洗われそうです。

左下は御本尊の「宝冠釈迦如来」です。撮影禁止のお寺が多いですがこちらは可でした。
右は塔頭の「佛日庵」の御朱印です。このお寺は北条時宗の廟の御朱印です。

次に建長寺です。

山門と仏堂の堂々とした様は、鎌倉は武士の街であることを思い起こします。

禅寺が多く、それゆえに渋い寺院が多い鎌倉にあって、この唐門は壮麗です。この唐門は芝の徳川秀忠夫人崇源院霊屋から移築したもの、つまり「江」にゆかりがある門です。

このお寺には仏殿に御本尊の地蔵菩薩坐像があり、左がそのお姿、右が御朱印です。
仏殿の後ろには法堂があり千手観音様が安置されていますが、残念ながらお姿を見ることはできません。

3回にわたり夏の鎌倉を紹介しました。暑い季節ではありますが、京都と比べればムシムシしないです。この季節ならではの美しさにふれてみてください。

先ずは円覚寺です。

鎌倉のお寺に共通して言えるのは、緑が豊かなところです。この点は京都(大原・高雄界隈は除く)に負けていないし、建築物の渋さも引けを取らないです。

この記事で特にお勧めしたかったのは夏の花である山百合が満開こ庭園です。23年8月23日に撮影したものです。
鎌倉は、京都と比較すると庭園の魅力は欠ると言われがちですが、円覚寺の庭園は山百合は可憐な乙女達が集っているような感じで見ているだけで心が洗われそうです。

左下は御本尊の「宝冠釈迦如来」です。撮影禁止のお寺が多いですがこちらは可でした。
右は塔頭の「佛日庵」の御朱印です。このお寺は北条時宗の廟の御朱印です。


次に建長寺です。

山門と仏堂の堂々とした様は、鎌倉は武士の街であることを思い起こします。

禅寺が多く、それゆえに渋い寺院が多い鎌倉にあって、この唐門は壮麗です。この唐門は芝の徳川秀忠夫人崇源院霊屋から移築したもの、つまり「江」にゆかりがある門です。

このお寺には仏殿に御本尊の地蔵菩薩坐像があり、左がそのお姿、右が御朱印です。
仏殿の後ろには法堂があり千手観音様が安置されていますが、残念ながらお姿を見ることはできません。


3回にわたり夏の鎌倉を紹介しました。暑い季節ではありますが、京都と比べればムシムシしないです。この季節ならではの美しさにふれてみてください。