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向井潤吉 石狩川河口の家

 来週の東京は猛暑が戻ってくるらしく、戦々恐々です。
 さて、この季節は涼を求めて北海道に行く方も多いと思います。ちなみに私は行ったことがないのでいつかは行きたいです。そこで「夏」シリーズの第三弾は向井潤吉の「石狩川河口の家」です。

石狩川河口の家

 なだらかな台地、蛇行する大河が北海道!って感じです。台地を吹き抜ける風も伝わってきそうな作品です。
 向井潤吉は以前も紹介しましたが、失われていく日本の民家を描き続けた画家です。
 世田谷区にアトリエがあり今は、世田谷美術館の分館、向井潤吉アトリエ館となっています。
 絵に描かれているものをいろいろ読み解くの面白いですが、深く考えずに和むことができる絵もよいです。向井潤吉の作品はまさにそうです。
  
 この画家の絵との出会いは中学の美術鑑賞で世田谷美術館に行ったときです。それ以来向井潤吉はかなりメジャーな画家と思ってましたが、案外知られていないようです。
 ウィキペディアによると、美術史家辻惟雄は、今後評価されるに違いない画家の一人として向井潤吉が挙げているそうです。
 
 いろいろな問題が山積みなこの時代だからこそ、この画家の絵は和みをもたらしてくれると思うのと、郷土の画家だからこそ、是非注目されて欲しいと願っています。

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雨中美人 鈴木春信

夏は突然雨が降る季節です。ここ数日の東京はいきなり大雨が降る日があります。先日は大雨で東急が停電してそのとばっちりで三田線のダイヤが乱れに乱れて乗車率多分200%ということがありました。
 そこで夏をテーマにシリーズ第二弾は鈴木春信の「雨中美人」です。

2013年07月25日23時13分18秒0001

 歌麿の色香漂う美人画も、渓斎英泉のかっこいい美人画は言うまでもなく素晴らしいですが、鈴木春信の描く可憐な美人画を忘れてはいけません。
 突然の大雨にあたふたする美女の姿がかわいらしい作品です。ちらっと見える胸元よりも、下駄がぬげちゃった~というちょっぴりドジな茶目っ気ある姿が「萌え」ときます。

 「乙女の美術史 日本編」という本に、いわゆる「萌え絵」の元祖は鈴木春信であるという記述があります。「萌え絵」は現在理想とされている美女(美少女?)を類型的に描いたものです。従って江戸時代の理想の美女を類型的に描いた浮世絵が元祖とする記述は同感です。

 今週末も大気は不安定ですが、不意な大雨にはご注意を!ではよい休日を!!

こちらの記事もどうぞ!!
溪斎英泉 初夏の雨(こちら
喜多川歌麿 歌撰恋之部 稀ニ逢恋(こちら

ジョン・シンガー・サージェント Carnation Lily Lily Rose

 学生さんは夏休み。おかげで通勤電車は空いてます。そこで今週と来週のテーマは「夏」です。第一弾はジョン・シンガー・サージェントの「Carnation Lily Lily Rose」 です。

        carnation,lily,lily,rose
 
 この作品は2年前に紹介していますが、幻想的な美しさにいつも魅了されるので改めてというのも選んだ理由です。天使のような可愛らしさの少女達は画家の友人の娘さんで、初夏に友人宅を訪れた時の夕暮れ時、彼女達が庭にある提灯に明かりを灯す風景を描いたものです。
 
 画家が実際に見た風景ですが、幻想的に見えるのは夕暮れ時の昼のような夜のような夕暮れの不思議な時間帯だからでしょうか、またはヨーロッパの夏特有の薄明るい夜のせいかもしれません。
 咲き誇る花々は山百合とバラで香りも漂ってきそうです。この作品のもうひとつの魅了。それは見るアロマテラピー見ているだけで甘い香りに包まれ安らぎます。

 安らぎといえば、人は火の明りにも安らぎを感じるそうですが、この絵は提灯の明かりに安らぎを感じます。
 会社帰りに家々の明りを見て1日が終わった~というな安らぎです。
 同時に、提灯の明かりに浮遊感も感じます。夏休みのお盆時期、祖母の家に行った時の回り灯篭のような浮遊感です。この作品を選んだのは夏といえばお盆ということで、お盆の風景を連想させるので紹介してみました

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エドワード・バーン=ジョーンズ 水車小屋

 音楽の素晴らしさはみんなで「楽しい!!」という感情を共有できるこではないかと思います。そこで音楽をテーマにしたシリーズの最終はエドワード・バーン=ジョーンズの「水車小屋」です。

水車小屋

 琴(?)の音色の合わせて踊る乙女の姿が美しい一品です。
 冒頭で書いたとおり、この作品からはみんなで「楽しい!!」という感情を共有できる音楽の素晴らしさが伝わってきます。

 記事を書いているうちに、季節も夏のせいか、はたまたセピア色の画面のせいか合宿先または林間学校でのレクレーションを思い出してきました。山の神様に扮した教頭先生が、「教頭じゃない!山の神様だ」とキレながらキャンプファイヤーに点火した小学校6年の林間学校、当時流行っていたプリンセスプリンセスを歌い踊る女子の先輩達にキュンときた剣道部の合宿、村の盆踊り大会で優勝を逃した大学生3年の福島県三春町の合宿。。。。なんだかちょっぴ切なくもなってきました。

このブログではエドワード・バーン=ジョーンズの作品を4作品紹介しています。合わせてご覧ください。ではよい休日を!!
「王女サブラ」(こちら
「三美神」(こちら
「フローラ」(こちら
「golden stairs」(こちら

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