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フェルメール 天文学者 地理学者

国立新美術館で開催中のルーブル美術館の展覧会ではムリーリョの「蚤をとる少年」も有名です。
子供の貧困が社会問題となっているので心に重く響きましたが、今回紹介する作品はこの展覧会の目玉であるフェルメールの「天文学者」です。

 2015年03月20日14時55分49秒0001

 窓から射し込む光の粒子が美しい作品です。静謐さに中に天文学者のひらめきも伝わってくる作品です。
 この作品は「地理学者」と対なのでこの作品も紹介します。

2015年02月20日14時46分49秒0001

 こちらの作品は天文学者より光を明るく描写しています。天文学と地理学はフェルメールの時代は一体化した学問だったそうです。オランダは貿易立国で当時は星を頼りに航海していたからと思われます。
 オランダの繁栄は発達した天文学と地理学に支えられていたはずなので、この両作品はオランダの富の象徴または繁栄したければ弛まぬ研究が必要という戒めかもしれません。
 
 さて古代ギリシャでは肉体美ではなく知性も男性美とされていたそうです。この作品にはあふれる知性を感じるので、この2作品は私が考える男性美に優れた作品です。このブログで紹介した他作品もどうぞ!ではよい1週間を!
 
「牛乳を注ぐ女」(こちら
「真珠の首飾りの少女」(こちら
「真珠の耳飾りの少女」(こちら
「手紙を書く女と召使い」(こちら
「恋文」(こちら

続 本所深川稲荷めぐり11 森下駅から両国駅間のお稲荷様

 本所深川稲荷めぐりの続編を2回連続して紹介します。
 まずは墨田区の都営新宿線森下駅からJRの両国駅まで間にあるお稲荷様を3社紹介します。
  
 先ずは飯澄稲荷です。いつ頃創建されたかは不明ですが、葛飾北斎の養父である中島伊勢の住居跡だそうです。この後紹介する榛稲荷と関連があります。

IMG_1498.jpg

 飯澄稲荷から見て道路を渡った場所にある松坂稲荷です。
 吉良上野介の屋敷跡にある、江戸の風情を色濃く残す本所界隈ならではのお稲荷様です。なお、この神社周辺は相撲部屋も多いです。
 
IMG_1499.jpg

 松坂稲荷から両国駅方面に向かった場所にある榛稲荷です。江戸時代に榛馬場と呼ばれた武術練習場があり、その傍に祀られていたので榛稲荷神社と呼ばれていたといいます。

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 当地周辺に葛飾北斎や勝海舟など多くの著名人が居を構えていました。
 撮影時刻は18時過ぎ。空の色が紫から群青に移る時間帯は安らぎも感じますが、妖しさも感じます。昼のような夜のような時間帯の神社は、神社が本来持つ神々し妖しさを感じるので好きです。
 
 さて、特定地域のお稲荷様を重点的に紹介できるのは、「東京お稲荷様MAP」という屋敷神までグーグルマップに表示するとても便利なサイトのおかげです。
 本所深川界隈は江戸の面影を色濃く残す地域の一つですが、再開発でMAPには表示されているけど、かつてお稲荷様があったと思われる空地がぽつんとあるだけのこともあります。
 一方で本所界隈は亀戸天神、深川界隈は富岡八幡に、一時的に仮住まいするお稲荷様もいらっしゃります。再開発で発展するのは、繁栄を神であるお稲荷様の加護かもしれません。

次回は続 本所深川稲荷めぐりの最終編です。

IMG_1501.jpg

初音森神社
本所深川稲荷巡りの10 両国界隈

コロ― 芸術家のアトリエ コローのアトリエ、画架の前に座る若い女

3月20日の金曜日に国立新美術館で開催中の「ルーブル美術館展 日常を描く—風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」に行きました。昼間はどうかわかりませんが夜間は空いており、フェルメールの作品をゆっくりじっくり見ることができました。このことは次回紹介します。
 さて、先日三菱一号館美術館で開催の「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」に展示されていたコロ―の「芸術家のアトリエ」を紹介しましたが、ルーブルの方には「コローのアトリエ、画架の前に座る若い女 」が展示されていたので合わせて紹介します。※この記事は3月16日の記事を再編集したのものです。

 まずは「コローのアトリエ、画架の前に座る若い女」です。
2015年03月20日14時54分49秒0001
 
 次に「芸術家のアトリエ 」です。

2015年02月27日22時07分54秒0002

 スキャンの都合で後者の方が明るく見えますが、実際は前者同様な色彩です。両方ともコロ―らしい抑えて色彩が上品な作品です。
  前者はかばんが描かれています。コロ―は風景画を得意としていたのでこれはお気に入りのかばんでしょうか?このかばんに荷物を持って写生に出かけてのかもしれません。
 後者のポイントは犬です。犬は従順と多産の象徴です。フェルメール同様絵画への礼讃と同時に、素晴らしい作品を多く生み出そうとするコロ―の意気込みを感じる作品でした。

 両方ともフェルメールの「絵画芸術」を連想させる作品です。フェルメールは絵画に対する礼讃としてこの作品を描いたそうですがコロ―もそうかもしれません。
 同じテーマの作品を同時に見る機会は意外とないのでこれは幸運といえます。幸い2つの展覧会は会期がまだあるんで是非この幸運をつかんでください。
 
このブログで紹介している他の作品もどうぞ!!

 「花輪を編む若い娘
ウナギを獲る人々

日本橋寺社巡りの9 日本橋小伝馬町界隈2

 今回紹介する大安楽寺は前回紹介した身延別院の隣にあります。

061.jpg

 このお寺も獄死した霊を弔うために建立されました。現在はそのようなことが嘘のようにサラリーマンや親子連れが(最近の日本橋は商業の町というより新興の住宅地)が行きかいます。

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 運慶作といわれる八臂弁財天女を祀るお堂です。弁財天は一般的には三味線を持った美女ですが、実際は武装した女神のようです。

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 獄死した受刑者を弔う延命地蔵様です。このブログで紹介している受刑者を弔うお地蔵さまとして荒川区南千住の延命寺も有名です。(こちら) 

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 このお寺は高野山の準別格本山なので弘法大師様の御朱印をいただきました。とても気さくなご住職でした。

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 このお寺の近くにある千代田神社です。詳しい創建時期は不明ですが、慶長年間に当時は千代田村と呼ばれていた江戸城周辺の住人とこの地に移転したそうです。千代田区はかつて千代田村と呼ばれていたから千代田区です。中央区にあるのは行政の都合です。
 日本橋寺社巡りはこれにて終了です。古くより東京の中心であったこの街の歴史を探る寺社巡りでした。商業の町として再び脚光を浴び、人口も増えている日本橋の繁栄はこれらの寺社の加護かもしれません。

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