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葛飾北斎 鳳凰図屏風

 会社近所の東京都現在美術館では日本人初のスーパーモデル、山口小夜子の生きざまをテーマした展覧会が開催されています。そういうわけで会社の近所はこの山口小夜子の日本的妖艶さをたたえたポスターがあちこちに貼られてました。
 このポスターを見て連想したのが今回紹介する葛飾北斎の「鳳凰図屏風」です。
 
鳳凰図屏風

 妖艶なまなざしが魅力的なこの作品は葛飾北斎が遊郭から依頼されて作成したそうです。 
さて、妖艶とは、悩ましげな美女が誘惑してる図を楽しむものとは限らず、淫靡で背徳的な魅力が満ち溢れた雰囲気を楽しむことにあるとも思います。 
 
 部屋に入るとあたかも誘惑しているような妖しいまなざしの鳳凰が現れ、赤い羽毛はこれからおこなわれることを盛り上げます。屏風の向こうにはしどけない遊女がいる。。。(うなじはもちろんこちらに向けている)この作品が置かれている状況を考えただけでも十分妖艶です。。
 
 鳳凰といえば伊藤若冲も有名ですが(こちら)もし、お互いの存在を知っていて画力対決をしたとしたら、、、、と思うとこの作品の見方も別になってきますね。
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続 本所深川稲荷めぐり12 門前仲町界隈

 続 本所深川稲荷めぐり13の最終編は深川の中心地といっても過言ではない門前仲町界隈(隅田川より)のお稲荷様です。

 まずは出世稲荷です。
 江東区「永代」という縁起の良い町名にあるお稲荷様です。いつ頃からあるかは不明です。
 この永代という町はお稲荷様の密度が濃く、「東京お稲荷様MAP」には、民家の隙間にあって入りづらい、民家の玄関わきにあって撮影しづらい、再開発で存在しないお稲荷様もありました。

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 同じく「永代」にある徳壽神社です。
 江戸時代に、高津家(鰹節のにんべん)の長屋があり、その掘割りに稲荷大神のご神像が流れ着き、長屋の人達によりお祀りされるようになったのが由来とのことです。商家が創建したお稲荷様が多くあるのもこの地域の特徴といえます。

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 細長い参道の神社です。こんな感じの神社は都会ならでは風情です。近年本所深川はおしゃれなカフェが増え、おしゃれピーポー達が集まるようになってますが、異世界につながるような細い路地もまだまだ健在です。

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 伏見稲荷です。この神社周辺は昭和な風景がエアポケットのように残されております。江東区は昭和と最先端な街並みが同居している地域といえます。

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 紀国屋文左衛門が建立した紀文稲荷です。私が昔、この地にある警備会社でバイトしていたころは倉庫街でしたが今ではオフィス街です。

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 深川界隈のお稲荷様の中で神域が最も広いお稲荷様です。 

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 一旦さびれたのですが、戦前に再建されたとのことです。小さいながらも富士塚があることを最近知りました。
お稲荷様はかつては街のシンボルでもありました。お稲荷様をいろいろめぐることで地域ごとのいろいろな姿を知ることができます。近年増えているおしゃれな店(とはいえ大半は2~3年でつぶれるといっても過言ではない)を巡るよりも充実した下町散策ができます。 本所深川稲荷めぐりで皆様にお勧めしたいのはこのことです。次回は番外編です。
 
 

続 本所深川稲荷めぐり11 森下駅から両国駅間のお稲荷様

 本所深川稲荷めぐりの続編を2回連続して紹介します。
 まずは墨田区の都営新宿線森下駅からJRの両国駅まで間にあるお稲荷様を3社紹介します。
  
 先ずは飯澄稲荷です。いつ頃創建されたかは不明ですが、葛飾北斎の養父である中島伊勢の住居跡だそうです。この後紹介する榛稲荷と関連があります。

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 飯澄稲荷から見て道路を渡った場所にある松坂稲荷です。
 吉良上野介の屋敷跡にある、江戸の風情を色濃く残す本所界隈ならではのお稲荷様です。なお、この神社周辺は相撲部屋も多いです。
 
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 松坂稲荷から両国駅方面に向かった場所にある榛稲荷です。江戸時代に榛馬場と呼ばれた武術練習場があり、その傍に祀られていたので榛稲荷神社と呼ばれていたといいます。

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 当地周辺に葛飾北斎や勝海舟など多くの著名人が居を構えていました。
 撮影時刻は18時過ぎ。空の色が紫から群青に移る時間帯は安らぎも感じますが、妖しさも感じます。昼のような夜のような時間帯の神社は、神社が本来持つ神々し妖しさを感じるので好きです。
 
 さて、特定地域のお稲荷様を重点的に紹介できるのは、「東京お稲荷様MAP」という屋敷神までグーグルマップに表示するとても便利なサイトのおかげです。
 本所深川界隈は江戸の面影を色濃く残す地域の一つですが、再開発でMAPには表示されているけど、かつてお稲荷様があったと思われる空地がぽつんとあるだけのこともあります。
 一方で本所界隈は亀戸天神、深川界隈は富岡八幡に、一時的に仮住まいするお稲荷様もいらっしゃります。再開発で発展するのは、繁栄を神であるお稲荷様の加護かもしれません。

次回は続 本所深川稲荷めぐりの最終編です。

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初音森神社
本所深川稲荷巡りの10 両国界隈

須賀神社と銀杏岡八幡神社 台東区浅草橋

 浅草橋はひな人形・5月人形や花火の問屋街です。安く大量に花火が買えるので毎年夏に花火を買いに行きました。花火屋は当然火気厳禁ですが、店主がタバコ吸っているのを見て急いで店を出た思い出があります。

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 まずは須賀神社です。601年頃(推古天皇の頃)に疫病が流行した折、郷人等が牛頭天王の祠をたてて創始したといわれます。この神社から同じく推古天皇のころ建立された浅草寺は歩いておそらく20分。地下鉄で2駅先と比較的近いです。前回、前々回紹介した神社もですが、飛鳥時代から開けた地域のようです。

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 銀杏岡八幡神社は須賀神社の斜め後ろに位置する神社です。

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 小さいながらもきりっとした狛犬様が印象的でした。
 この神社は源頼義・義家が奥州征伐に向かう途中、小高い丘だった当地に銀杏の枝を差して戦勝祈願したといういわれがあります。

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 名前のとおり、銀杏の新緑がここちよい神社でした。すぐそこに浅草橋駅があることを忘れるくらい閑静です。
 神社の魅力は周りが騒がしくても境内の中は静かなところです。

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 秋は紅葉がきれいと思われます。この日は夏日でしたが新緑の木陰のおかげでクールダウン。なかなか良い神社をお参りできた一日でした。

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