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伊藤若冲 鳥獣花木図屏風(右隻)

 前回紹介した村上隆の展覧会は、伊藤若冲の白象に影響を受けた作品も多かったので、今回紹介する作品は「鳥獣花木図屏風(右隻)」を紹介します。

鳥獣花木図屏風(右隻)

 伊藤若冲の最高傑作品です。伊藤若冲は動物を描いた作品が多いですがどれも生命の愛しさ・美しさが伝わりますが、この作品は特にそのことが伝わります。この作品は2年前前に東北各地の美術館を巡回したそうです。理由は一言でいえば鎮魂とのことです。
 
 天才は未来を予想するような作品を残します。CGはいわばドットの集合体。この作品もドットの集合体です。伊藤若冲はCGを予見したのか?と思いたくなります。
 静岡県立美術館にも同様の作品があります。購入時は価値はあるの?という議論があったそうですが、伊藤若冲の人気が高い昨今、購入した担当者の先見性は素晴らしいです。年明けに大がかりな伊藤若冲の展覧会が開催されるらしいので是非行きたいものです。

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村上隆の五百羅漢図展

11月23日に森美術館で開催中の「村上隆の五百羅漢図展」へ行きました。なんとこの展覧会は全作品撮影可能!SNSに載せ放題とい太っ腹な展覧会でした。今回は100mの超大作(実際は4部に分かれています)、五百羅漢図の一部を紹介します。

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 白虎です。ふてぶてしい野良猫のような姿がかえって笑いを誘います。 

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 獏です。五百羅漢のユーモラスなお姿がこの作品の肝ですが、神獣達にも注目です。

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 朱雀です。この大作は青龍、白虎、朱雀、玄武の4神に分かれています。

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 ドークマンやガキデカといった往年のチャンピオンの名作のごとき濃いキャラクターのオンパレードでしたが、この部分の飛天はとても美しいです。

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 龍の一種「蜃」です。この展覧会は子供連れが目立ちました。はっきりとした色彩とキャラクターは子供でも楽しく鑑賞できそうです。しかし、ユーモラスとか往年のギャグ漫画云々と書きましたが、この作品は震災・原発事故で暗くなった日本社会の再生への祈りが込められています。そのせいか鑑賞を進めていくうちに涙がこみ上げるような気分でした。

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 「宇宙の産声」という彫刻です。宇宙は小さな点が次々増殖して現代に至りますが、この作品は草間彌生の作品に感じるような増殖するこの宇宙を感じます。

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 展示されている絵画作品は伊藤若冲への敬意を感じるものが多いです。こちらは「渓流に咲く梅」という作品の白象ですが、
「鳥獣花木図屏風」の白象をモチーフにしています。

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 「渓流に咲く梅」の虎です。今年は琳派のメモリアルイヤーですが、この虎は琳派で描く虎のようです。

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 この展覧会では村上隆が創作した神獣も多く登場します。曾我蕭白の作品にヒントを得ているそうです。

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 「見返り来迎図」です。先ほどの目頭が熱くなった作品はこれです。五百羅漢図は震災への鎮魂です。私自身の震災の被害は電車が止まって困ったぐらいですが、被災の映像は今でも怖く悲しい。これは大多数の方々にいえると思います。五百羅漢図で怖く悲しい感情を乗り越え後、極楽浄土(再生と希望)が現れる。。。。そう思うと目頭も熱くなります。この展覧会は3月まで開催されています。

ゴッホ 歩きはじめ ミレーに拠る

 息子の3歳の誕生日が近づいてます。3年間は大人になるとただ何となく過ぎますが、幼児の場合目まぐるしい成長を遂げますね。 そこで今回紹介する作品は、幼児の目まぐるしい成長とその喜びを描いたゴッホの「歩きはじめ ミレーに拠る」です。

歩きはじめ ミレーに拠る

 この作品は2012年に東京都美術館で開催された「メトロポリタン美術館展」で見ました。
 萌え出る色彩が印象的で、歩きだした赤ちゃんの成長を祝福するようです。ゴッホの作品は時に人生の厳しさを伝える作品がりありますが、この作品は生きる喜びを感じます。

 これはミレーの作品を模写したものです。高校生の頃、現代社会か倫理の教科書の挿絵としてミレーの同作品が使われていました。思春期は同時に反抗期のピーク。お前たちはこの絵のように両親の愛情を受けて育ったのだから親に反抗するなということを諭すためでしょう。
 
 このブログでは、他にも次の作品を紹介しています。よろしければどうぞ!!
ひまわり
星降る夜
夜のカフェテラス
糸杉

神田稲荷めぐり6 岩本町駅周辺

 このシリーズの最終は地下鉄新宿線の岩本町駅周辺。JRでいえば秋葉原駅から見て錦糸町方面の一帯です。
 まずは岩本町の金山神社です。

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 昭和初頃に東京金物同業組合が創建した神社です。今でも「神田金物通り」という通りがあります。鍛冶の神様である金山様のご神体が、川崎にある金山神社同様か否かは不明です。(記事はこちら

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 繁栄お玉稲荷大明神です。かつて不忍池よりも大きいお玉が池がこの地にあったこと物語るお稲荷様です。
 本所深川と日本橋のお稲荷様シリーズでも伝えたように、府内のお稲荷様を巡ることで頭の中は江戸時代に遊びことができます。なお、太田道灌が崇敬したと伝えられています。さらにいうと中世後期の東京に想うこともできます。

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 神田佐久間町の佐久間公園にある草分稲荷神社です。江戸時代に板倉主計頭の邸神として創建され今日に至ります。
 
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 神田泉町の金剛稲荷です。この神社は武家の屋敷神ではなく、日本通運の先祖に当る飛脚問屋京屋弥兵衛が創建したのです。日本通運でアルバイトをしていたことがあるので、たまたま飲み屋で居合わせた人が同郷だったような気分になりました。

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神田のお稲荷様めぐりはひとまず終了です。東京は個性豊かなお稲荷様と同居していることが実感できます。

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