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日本丸

 3月24日に横浜美術館で開催中の「ヌード NUDE 英国テート・コレクション」に行きました。この展覧会で見た作品は次回紹介します。
 さて、JR桜木町から横浜美術館に行く道中に日本丸が保存・展示されており、美術館に行く前に立ち寄りました。

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 横浜といえば港町。帆船と桜は港町ならではの風景です。このような風景は都内では見ることがないので、今回私が自信をもってお勧めする風景です。

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 船体左側の風景です。帆船はマストがきれいに並ぶさまが均整のある美しさですね。

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 高層ビルに帆船。おしゃれです。
 個人的には同じ東京湾岸でもお台場より横浜が好きです。お台場はとってつけたような雰囲気ですが、横浜は歴史的な重みがあるからです。

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 ブリッジです。宇宙戦艦ヤマト、ホワイトベースetc艦船が登場するアニメ・映画が好きな人にはたまらない場所です。
 
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 船内の居住区も見学可能です。浮かんでいるので歩いているとふわふわ感じもします。
 ちなみにこちらは機関室。整然と並んだ機能美が美しい。優れた機械は見ても美しいのかもしれないです。

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 マストを見上げてみました。 放射状に広がるロープが美しくどこか遠くへ、またどこにだって行けそうな気分になりました。
 横浜美術館の行き帰りにぜひ立ち寄ることをお勧めします。
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ベラスケス 王太子バルタサール・カルロス騎馬像

23日は幸いにも早く帰社できたので、「日本スペイン外交関係樹立150周年記念 プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」に行きました。
 今回紹介する作品はベラスケスの「王太子バルタサール・カルロス騎馬像」です。

ベラスケス 王太子バルタサール・カルロス騎馬像

 5-6歳の王太子バルタサール・カルロスの堂々とした姿がかわいらしい、この展覧会の目玉の作品です。
 他にも傑作品はありましたが、息子は4月から年長で王太子と同学年なので選びました。うちのは自転車補助輪なしが微妙なのに、さすが世界を支配したスペインの王太子は馬を軽々と乗りこなすのだなと感心しました。

 生命力が一斉に芽吹く春です。子供は芽吹きの象徴ともいえるので、この季節に鑑賞するのにふさわしい作品といえます。
 上野で(一部は満開でした)桜を見たあと、この作品を愛でて、春をより一層満喫するのもいいですね。

海蔵寺 文京区向丘

 3月17日に文京区向丘にある海蔵寺をお参りしました。この界隈は白山神社、根津神社に挟まれいること、近くに谷中があるせいか、見落とされがちですが見どころのあるお寺が多い地域です。
 
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 このお寺は徳川家光より寺領8石の御朱印状を拝領していたので格式は高そうです。

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 このお寺の見どころは身禄行者の墓です。
 身禄行者は食行行者ともいい、庶民の苦しみを救おうと、富士山七合五勺の烏帽子岩近くの石室で断食入定した身禄の教えは、広く庶民の信仰を集めやがて富士講が盛んにおこなわれ、それとともに寺社に富士塚が建てられました。

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 このブログでは富士塚を多く紹介しています。今回このお寺をお参りしたのは富士塚好きとしては一度は行くべき場所だからです。ちなみに御朱印はないようです。

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 海蔵寺から地下鉄の白山駅に向かう途中にある専西寺です。パコダのような様式が目に留り、また桜がきれいなので立ち寄りました。

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 白木蓮です。桜も良いですがこの花もきれいですね。

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 このお寺をお参りした後に立ち寄った新町館です。国の登録有形文化財です。昭和初期に建てられた住宅兼法律事務所です。
 法律事務所らしくよい意味での堅さが伝わる建物です。古くからの住宅街である文京区は国の登録有形文化財である住宅が多いです。寺社巡りに合わせて建物巡りの良いですよ。

鳥文斎栄之 茶屋娘見立雁金五人男

 最近、葛飾北斎を見立てた美少女キャラをネットで見かけました。
 第二次大戦時の軍艦を美少女キャラにした艦隊コレクションが人気ですね。戦国武将を美少女にしたものもあるそうです。そこで今回紹介する作品は鳥文斎栄之の「茶屋娘見立雁金五人男」です。

鳥文斎栄之 茶屋娘見立雁金五人男

 鳥文斎栄之は葛飾北斎と同時代の浮世絵師(共作があるらしい)で、清楚な美人に定評があったそうです。   
 この作品は大坂で乱暴狼藉をはたらいた雁金文七、庵の平兵衛、ほていの市右衛門、極印千右衛門、神鳴庄九郎を茶屋の娘に見立てたものです。刀の代わりに尺八、家紋入りに前掛けでそれぞれのキャラクターを表現しています。
 
 軍艦や武将といった猛々しいものを可憐な美少女で表現するのは今に始まったことではないようです。 
 また、今でいうコスプレイベントを茶屋でやっていて、この美少女達は江戸時代のコスプレイヤーなのかもしれません。日本人男性の美意識は江戸時代から変わらないようですね。

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