鳥越・蔵前周辺のお稲荷様その2 蔵前駅周辺
今回紹介するのは地下鉄浅草橋駅の隣にある蔵前駅周辺の教会・神社です。
まずは廣澤稲荷神社です。
元々は浅草寺近くに田原町にあったとのことです。

宗右エ門稲荷神社です。由緒は不明ですが長屋のお稲荷様がそのまま現在に残ったのでしょうか?

揖取稲荷神社です。かじとりいなりと読みます。
街中のお稲荷様としては堂々とした社殿です。

慶長年間に江戸幕府米倉造営用の石材を船で運搬中の遭難を避けるため創建したといわれております。
ちなみにこの神社はポケGOのスポットらしく、それらしい人たちで賑わっていました。

最後に日本聖公会浅草聖ヨハネ教会です。

1929年(ブラックマンデーの年)に建造された鉄筋コンクリート造の教会です。
国登録有形文化財で、端正な雰囲気がいいです。

このブログは寺社巡りといいつつ教会や戦前の建物が登場します。それは教会は寺社同様、神聖な場所で東京の戦災・再開発の嵐を生き延びた建物は存在自体が神聖です。つまり私の中では寺社と同列です。
次回は浅草線の浅草駅周辺の神社を紹介します。
まずは廣澤稲荷神社です。
元々は浅草寺近くに田原町にあったとのことです。

宗右エ門稲荷神社です。由緒は不明ですが長屋のお稲荷様がそのまま現在に残ったのでしょうか?

揖取稲荷神社です。かじとりいなりと読みます。
街中のお稲荷様としては堂々とした社殿です。

慶長年間に江戸幕府米倉造営用の石材を船で運搬中の遭難を避けるため創建したといわれております。
ちなみにこの神社はポケGOのスポットらしく、それらしい人たちで賑わっていました。

最後に日本聖公会浅草聖ヨハネ教会です。

1929年(ブラックマンデーの年)に建造された鉄筋コンクリート造の教会です。
国登録有形文化財で、端正な雰囲気がいいです。

このブログは寺社巡りといいつつ教会や戦前の建物が登場します。それは教会は寺社同様、神聖な場所で東京の戦災・再開発の嵐を生き延びた建物は存在自体が神聖です。つまり私の中では寺社と同列です。
次回は浅草線の浅草駅周辺の神社を紹介します。
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横浜美術館が所蔵する森村泰昌の作品
横浜美術館は郷土に因んだ作品はもちろん、現在作家の作品も充実しているので今回紹介するのは森村泰昌の作品です。

「私の中のフリーダ」という連作の「骸骨の指輪」、「手の形をした耳飾り」、「イバラの首飾り」です。
作者とフリーダの一体感が半端ないです(笑)。それはさておき、遺影のような暗さを感じつつも強い意志を感じました。

「 神とのたわむれⅠ:昼下がり」と「神とのたわむれⅡ:たそがれ」

「神とのたわむれⅢ:夜」と「神とのたわむれⅣ:Ⅳ夜明け」
森村泰昌の作品を見るの今回が初めてでしたが、いろいろ突っ込みどころのある見て愉快な作品でした。
この作品の意図は専門家に任せるとして私の感は
①クラナッハの「キリストの磔刑」を原画とする作品で厳かな宗教絵画なのに、、、、不条理なギャグ漫画(吉田戦車というよりは榎本俊二)を読んでる気分になる。
②特にたそがれは、マドンナが舞台衣装で来た尖った黄金のビスチェをモチーフにしていると思われますが、私には志村けんの白鳥の湖に見える。
③夜、夜明けに至っては宗教画というより幼児に遊びたおされた人形がほおってあるおもちゃ箱のようです。
モネの展覧会は9月中に終わりますが、この作品は12月まで見れます。横浜美術館は展覧会の企画力も良いですが常設展示もまた良しです。ではまた!

「私の中のフリーダ」という連作の「骸骨の指輪」、「手の形をした耳飾り」、「イバラの首飾り」です。
作者とフリーダの一体感が半端ないです(笑)。それはさておき、遺影のような暗さを感じつつも強い意志を感じました。

「 神とのたわむれⅠ:昼下がり」と「神とのたわむれⅡ:たそがれ」

「神とのたわむれⅢ:夜」と「神とのたわむれⅣ:Ⅳ夜明け」
森村泰昌の作品を見るの今回が初めてでしたが、いろいろ突っ込みどころのある見て愉快な作品でした。
この作品の意図は専門家に任せるとして私の感は
①クラナッハの「キリストの磔刑」を原画とする作品で厳かな宗教絵画なのに、、、、不条理なギャグ漫画(吉田戦車というよりは榎本俊二)を読んでる気分になる。
②特にたそがれは、マドンナが舞台衣装で来た尖った黄金のビスチェをモチーフにしていると思われますが、私には志村けんの白鳥の湖に見える。
③夜、夜明けに至っては宗教画というより幼児に遊びたおされた人形がほおってあるおもちゃ箱のようです。
モネの展覧会は9月中に終わりますが、この作品は12月まで見れます。横浜美術館は展覧会の企画力も良いですが常設展示もまた良しです。ではまた!
蔵前・鳥越周辺のお稲荷様 その1浅草橋駅周辺のお稲荷様
5月から6月の仕事が早く終わった日に台東区の蔵前・鳥越周辺のお稲荷様を巡りました。今回を含め4回連続で紹介します。
まずは浅草橋駅周辺です。

まずは柳橋1丁目にある笹塚稲荷神社です。
創建時期は不明ですが、新田義貞の家臣篠塚伊賀守重廣が当地にあった稲荷社に祈願を続けていたことから、「篠塚稲荷」と称されたとのことです。近辺に日本武尊が創建した第六天榊神社(こちら)があることから古代から中世にかけてこの辺りは聖地だったのかもしれません。

石塚稲荷神社です。浅草御蔵前元旅籠町の居住者有志が創建し、元禄元年にこの地に移転したとのことです。稲荷巡りの上野界隈編でも紹介しましたが、台東区は「カギかっこの閉じる」形をしたお稲荷様が多い気がします。

浅草橋2丁目にある扇稲荷神社です。桑名藩松平家の江戸屋敷の屋敷神でしたが明治時代にこの地に移転しました。

浅草橋3丁目にある加賀美久米森稲荷神社です。「カギかっこの閉じる」形をしています。
江戸時代初期当地に住んでいた加賀美太夫が邸内社として創建したそうです。加賀美太夫は猿回しであると同時に高名な祈祷師で将軍の大病を治した褒美にこの地に邸宅を構えました。

同じく浅草橋3丁目にある甚内神社です。
武田家再興をはかって江戸市中を乱したものの瘧(マラリア)に苦しんでいたところを幕府に捕えられた高坂甚内を祀った神社です。
処刑される際に「瘧に悩む人もし我を念ぜば平癒なさしめん」といったことから、甚内霊神として尊崇を集め現在に至っております。下町の街角の神社を多く紹介してきましたが、多くは武家、商家の屋敷神、有志による創建が多いですがこの神社は謂れが特異です。そのせいか今まで紹介した中で一番畏れを感じました。
次回は地下鉄蔵前駅周辺です。
まずは浅草橋駅周辺です。

まずは柳橋1丁目にある笹塚稲荷神社です。
創建時期は不明ですが、新田義貞の家臣篠塚伊賀守重廣が当地にあった稲荷社に祈願を続けていたことから、「篠塚稲荷」と称されたとのことです。近辺に日本武尊が創建した第六天榊神社(こちら)があることから古代から中世にかけてこの辺りは聖地だったのかもしれません。

石塚稲荷神社です。浅草御蔵前元旅籠町の居住者有志が創建し、元禄元年にこの地に移転したとのことです。稲荷巡りの上野界隈編でも紹介しましたが、台東区は「カギかっこの閉じる」形をしたお稲荷様が多い気がします。

浅草橋2丁目にある扇稲荷神社です。桑名藩松平家の江戸屋敷の屋敷神でしたが明治時代にこの地に移転しました。

浅草橋3丁目にある加賀美久米森稲荷神社です。「カギかっこの閉じる」形をしています。
江戸時代初期当地に住んでいた加賀美太夫が邸内社として創建したそうです。加賀美太夫は猿回しであると同時に高名な祈祷師で将軍の大病を治した褒美にこの地に邸宅を構えました。

同じく浅草橋3丁目にある甚内神社です。
武田家再興をはかって江戸市中を乱したものの瘧(マラリア)に苦しんでいたところを幕府に捕えられた高坂甚内を祀った神社です。
処刑される際に「瘧に悩む人もし我を念ぜば平癒なさしめん」といったことから、甚内霊神として尊崇を集め現在に至っております。下町の街角の神社を多く紹介してきましたが、多くは武家、商家の屋敷神、有志による創建が多いですがこの神社は謂れが特異です。そのせいか今まで紹介した中で一番畏れを感じました。
次回は地下鉄蔵前駅周辺です。
ロイ・リキテンスタイン 日本の橋のある睡蓮
8月11日に横浜美術館で開催中の「モネ それからの100年」に行きました。
後世代の画家達に引き継がれたモネの特質・独創性を紹介する、従来の印象絵画の展覧会とは違った趣の展覧会でした。今回紹介する作品はその一つ、ロイ・リキテンスタインの「日本の橋のある睡蓮」です。

モネの睡蓮をモネの後世代の画家達がREMIXした作品が多い中で、この作品を選んだ理由は、この作品をたまたまネットで見たときなんと楽しいそうな作品なんだ!と思ったからです。
モネの「睡蓮」をモチーフにしているということを意識しないで鑑賞すると、パックマン大集合のようですし、楽しそうなおしゃべりの風景のようにも見えます。ストライプ、ドット、無地は、光の反射で絶え間なく表情を変る水面をうまく表現していますね。
モネの作品はもちろん、日本人画家による作品も多数展示されていました。モネの作品は時代が進むにつれ現在絵画のようになってきましたが、モネの先駆的な一面を改めて実感でいる充実の展覧会でした。次回は横浜美術館の常設展を紹介します。
後世代の画家達に引き継がれたモネの特質・独創性を紹介する、従来の印象絵画の展覧会とは違った趣の展覧会でした。今回紹介する作品はその一つ、ロイ・リキテンスタインの「日本の橋のある睡蓮」です。

モネの睡蓮をモネの後世代の画家達がREMIXした作品が多い中で、この作品を選んだ理由は、この作品をたまたまネットで見たときなんと楽しいそうな作品なんだ!と思ったからです。
モネの「睡蓮」をモチーフにしているということを意識しないで鑑賞すると、パックマン大集合のようですし、楽しそうなおしゃべりの風景のようにも見えます。ストライプ、ドット、無地は、光の反射で絶え間なく表情を変る水面をうまく表現していますね。
モネの作品はもちろん、日本人画家による作品も多数展示されていました。モネの作品は時代が進むにつれ現在絵画のようになってきましたが、モネの先駆的な一面を改めて実感でいる充実の展覧会でした。次回は横浜美術館の常設展を紹介します。