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伊藤若冲 象と鯨屏風図

 2月22日に荏原神社をお参りした後、東京都美術館で開催中の「奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド」に行きました。
 他の美術館で開催された江戸絵画の展覧会で見たことのある作品との再会もありましたが、私が以前より見たかった作品との出会いもありました。今回紹介する作品がそれです。作品名は伊藤若冲の「象と鯨屏風図」です。

伊藤若冲 象と鯨屏風図(左隻)

伊藤若冲 象と鯨屏風図(右隻)

 左隻の鯨は潮を吹いているところのみが描かれています。潮を吹き勢いよく潜ろうとしているはずなのに不思議な静寂を感じます。
 地上から見る航行する巨大な貨物船も岬も小さく見えます。広大な海からすれ一匹の鯨は小さなものです。この不思議な静寂は海の広大さを表しているようです。

 右隻の象も鯨と同じく不思議な静寂を感じるので、同じくことが言えます。象の雄たけびは人間には大きく聞こえますが広大な山河からすれば小さなものです。
 この屏風は、鯨や象といった巨大な生物も大自然からみれば小さい、日々の問題は俯瞰してみると小さいものだということを伝えているのではと思いました。次回もこの展覧会で見た作品です。 
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