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三重野慶 言葉にする前のそのまま

 玉前神社をお参りしたあと、ホキ美術館に行きました。
 今回紹介する作品は三重野慶の「言葉にする前のそのまま」です。

2019年03月07日21時33分18秒0001 (2)

 三重野慶氏は1985年生まれの若手写実作家です。 この作品の精巧な美しさはSNSで話題になったそうです。

 若い子の肌は水をはじくともいいますが、乙女の瑞々さが魅力的です。
 また、水の透明感あふれる描写が秀逸です。川の流れは川底の石、反射する光等いろいろな要素で複雑な姿を見せますが、この作品は複雑な姿を精巧に描いています。

 しばらくの間、ホキ美術館中の「人・ひと・人 —人って面白い—」で見た作品が続きます。私が好きな卯野和宏の作品はなく、山本大貴は2作品でしたが、写実作家の大御所から新人まで幅広い層の作品が楽しめます。
 今回三重野慶氏の作品を紹介したのは、若手写実作家の作品の中で群を抜いて精巧な作品を描いたからですが、それ以上にこの作品に萌えいづる春の訪れを感じたからです。

観明寺 千葉県一宮市

 玉前神社の次に観明寺をお参りしました。玉前神社の近くにありこの神社の別当寺でした。

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 このお寺にある金毘羅堂です。

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 1748年に建てられ、明治時代にに玉前神社境内から移築しさらに向拝を増築したそうです。
 このお堂にある龍は波間を飛翔しています。なお、この町は東京オリンピックのサーフィン会場です。

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 金毘羅様は航海の神様だけに波の彫刻が美しいです。私が最近愛読している若葉純氏の「百龍めぐり関東編」によると千葉県は宮彫りのある社が全国的に見ても多いそうです。

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 逆巻く波を乗りこえる動物たちが彫られています。青い彩色が美しいお堂でした。

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 このお寺の参道にあった4本の柱に龍の彫刻を施した水屋です。
 房総は「波の伊八」と「龍の義光」と呼ばれる超一流の職人を輩出している土地であることがよくわかりますね。

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 梅の香りを楽しむ穏やかなお地蔵様でした。

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 河津桜です。梅と桜の共演を存分に堪能しました。

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 本堂です。堂内の欄間には「地獄極楽図」の彫刻が施されており、正月に公開されるらしいです。
 千葉県の寺社巡りといえば香取神宮、成田山新勝寺ですが他にも珠玉な寺社は多いので括目ですよ。

玉前神社 千葉県一宮町

 2月25日に、房総半島の九十九里浜の最南端に位置する千葉県一宮町にある玉前神社をお参りしました。
 
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 一の鳥居と二の鳥居です。戦国時代に文書が焼失したため創建時期は不明ですが、延喜式に記載されてることから相当な古社であることは確実です。

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 三の鳥居です。この神社は上総の国一之宮だけに堂々とした狛犬様です。

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 1687年に造営された、黒漆塗りの権現造りという珍しい社殿です。漆黒で重厚な社殿は安定感を感じます。

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 男性的な印象の社殿ですが、この神社は神武天皇の母である玉依姫命を祀っています。

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 裏手は赤と黒のコントラストが美しいです。彫刻が美しい神社を最近好んでお参りしていますが、色彩の美しい神社もまたよしです。

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 もちろん彫刻も素晴らしいです。この神社は宮彫りに覆われていないせいか、木鼻は一輪挿しのようでした。
 画像には小さく写っていますが、社殿の正面の高砂は左甚五郎の作とも言われています。 

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 神木のなんじゃもんじゃの木です。もうすぐ春といえ緑が少ない時期ですが、この神社は常緑樹が多く生えているの清々しいです。

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 境内の築山です。はだしで周ると御利益があるそうです。
 この神社は本州の東端に位置します。この神社付近から上った太陽は西に向かい出雲大社付近で沈むそうです。

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 御朱印です。白銀の神紋の印が美しいです。
 実は一の宮をお参りするのは今回が初めてです。都内から日帰りできる一の宮は他にも香取神宮、鹿島神宮、寒川神社、氷川神社がありますが、この神社は東京駅から特急で1時間、駅から歩いて10分とアクセスが良く、レンタルサイクルで九十九里浜をサイクリングできるからお参りしました。

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 しかし、雨のためサイクリングを断念しました。
 その代わり、美しい社殿をじっくりゆっくり見ることができたので良しとします。次回はこの神社の別当寺を紹介します。

曾我蕭白 唐獅子図

 前回は伊藤若冲でしたが、今回は曾我蕭白です。展覧会に数点出展されていましたが、紹介する作品は「唐獅子図」です。

曾我蕭白 唐獅子図

 右の唐獅子は、アニメ版の天才バカボンで場面が切り替わる際の画像に現れる逆立ちした犬に似ていますね。 ユーモラスでありつつも狂気を秘めた作品です。 
 曾我蕭白は破天荒な画風ではありますが、伝統的・正統的な水墨画を描いているそうです。音楽でいえばプロディジー。不穏なPVと曲ですが激しくも実は正当な音楽教育をうけている点が似ています。
 
 曾我蕭白の作品はある時は神経を逆なで、狂気に圧倒されますが、激が飛んでくるようにも感じます。
 今回の作品は檄文のごとき作品で、左の唐獅子は激を飛ばし、右の唐獅子は無言で訴えているように見えます。実際に見ていただければわかりますが、既成概念をぶち壊せ!という激が飛んでくるように見えます。
 そういえばプロディジーのライブ映像見ていると観客を煽ってます。曾我蕭白の作品は見るレイブといえそうです。
 

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