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重林寺 豊島区池袋本町

 西武デパート屋上にある伏見稲荷の次に、池袋本町にある重林寺をお参りしました。

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 江戸時代の初期に創建されたと伝えられています。この山門は江戸時代初期の幕臣、大久保彦左衛門の屋敷のものであったといわれています。

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 このお寺の見どころはこの扁額です。
 2頭のうごめく龍そして獅子が喝を入れてくれます。どうやら私はお寺に癒しでなく活力を求めいるようです。

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 七つの観音が彫られた石塔にも注目です。19世紀初頭に建てられたものです。ほかにも16世紀の板碑もありました。

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 本堂は昭和初期に建てられたものです。23区でも都心から離れれば戦前からの建築物が残っていることが多いです。 

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 最後に東武東上線の北池袋駅に隣接する北池袋稲荷です。
 このお寺と神社がある池袋本町は日本有数の人口密度である豊島区の中でも特に人口密度が多い地域です。しかし池袋と言いつつも池袋駅から遠く、再開発も進んでいないこともあって街全体に漂う昭和の雰囲気が心地よいです。
 このお寺は御朱印をいただけるようですが、御朱印よりもお寺のある街の雰囲気を楽しんでいただきたいです。
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ルーカス・クラナッハ ウェヌスとアモル

 先月は息子の小学校入学後初の運動会、今月は合唱発表会そして誕生日なので、子供の成長に感慨深くなります。
 さて、子供、特に男子は悪ふざけが好きですね。うちの子はおとなしい方ですが従姉(小2)と比べるおふざけが多いので疲れると義母が言ってます。そこで今回はルーカス・クラナッハの「ウェヌスとアモル」です。 

ヴィーナスとキューピッド
 
 クラナッハの描いた「ウェヌスとアモル」は、ナショナルギャラリーにもありますが。こちらはベルギー王立美術館が所蔵している作品です。 この絵は誘惑にとらわれると痛い目にあうという教訓を説いているそうです.

 「ウェヌスとアモル」、すなわちヴィーナスとキューピット。ヴィーナスはキューピットの母親です。そのせいか子供が無茶して捕まえてきた虫を見てやんわりと褒めてるようにも見えます。 
 
 また、子供の頃、よその家のお母さんは皆やさしく思えました。なぜうちの親は怒鳴り声でがさつなのか? (もっともそれは余所行きの表情でどの家も状況は同じ)と思ったものです。 この作品は子供時代のそんな気持ちを思い起こしました。

妙経寺と伏見稲荷神社

 文化の日に池袋周辺の寺社巡りをしました。 
 まずは上池袋にある妙経寺です。

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 日本三大稲荷とされている岡山県の最上稲荷神社の東京別院です。
 伏見稲荷、豊川稲荷はいうまでもありませんが、中国地方の方々は笠間稲荷ではなく最上稲荷神社3大稲荷のひとつとしているようです。

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 日蓮宗のお寺です。
 岡山県にある最上稲荷神社は岡山県で唯一、廃仏毀釈を免れたお寺とのことです。東京別院は大正時代に創建されました。

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 お稲荷様の祠が横一列に並んでいます。この神社の近所には子安稲荷神社もあります(こちら
 
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 お稲荷様といえば朱色の鳥居が立ち並んでいることが多いですが、横一列の祠も独特です。
 最寄駅は東武東上線の北池袋駅です。
 ちなみに池袋は浦和ほどではありませんが、南池袋、西池袋、東池袋という地名がありますが、北池袋は駅名のみで、方角的に北の地区は「上池袋」か「池袋本町」です。

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こちらは西武デパートの屋上にある庭園です。
 モネの庭をイメージしています。

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 西武沿線にある東伏見稲荷神社を勧請したお稲荷様です。 
 デパートの屋上にお稲荷様が祀られていることは多く買い物ついでにお参りするのも一興です。次回も池袋周辺の寺社紹介します。

受胎告知 ティツィアーノ

 今月の土日は晴天のため、私が良く通り過ぎる王子神社や王子稲荷は七五三で賑わっています。
 まだ7歳、5歳、3歳と祝われる子供が小さいせいか妊婦さんも目立ちます。そこで今回紹介する作品はティツィアーノの「受胎告知」です。

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 子育ては身ごもった日から始まります。我が家は結婚が遅かったのでやっぱダメかな、、、、と思ったところ妻が身ごもりました。その時の気持ちを表すと大げさかもしれませんが「受胎告知」になります。多くの親御さんにとっては身ごもることはこの作品のようにとても尊いことだと思います。 

 この作品は2016年の8月に国立新美術館で開催中された「アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」に展示されていました。
 「受胎告知」は数多くありますが、人生は不安と不満がいっぱいです。そんな現実も、正しく立ち向かえば救われると当時(2016年)は思い、実際その通りになった吉兆ともいうべき作品だからこの作品を紹介しました。

次の作品もどうぞ!
「タンバリンを演奏する子ども」
「ウルビーノのヴィーナス」

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