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仲町氷川神社と白幡八幡神社

 千住大橋駅周辺の神社巡りの最終回です。
 今回紹介する仲町氷川神社は河原町稲荷神社から歩いて5分の場所に鎮座しています。

千住大橋 (18)

 「氷川神社」は23区の埼玉県に近づけば近づくほど多いようです。その証拠に埼玉県と接している板橋区・足立区は氷川神社が多いです。半面、千葉県に接している葛飾区・江戸川区、神奈川県に接している世田谷区・大田区には少ないです。

千住大橋 (19)

 境内社です。覆屋が新しいので最近建てられたようです。

千住大橋 (20)

 弁財天様を祀る庚申塔です。龍の扁額に惹かれたのですが、弁財天を祀る庚申塔は都内では例が少ないため、大変貴重な祠であることを後日知りました。

千住大橋 (21)

千住大橋 (22)

 社殿です。柵で囲まれおり洋風な趣です。私が子供頃はこのような柵がある木造の民家が多かったので懐かしいです。また青銅製の灯篭もいい雰囲気です。

千住大橋 (23)

 仲町氷川神社の摂社である白幡八幡神社です。北千住駅方面にあります。
 源義家が奥州征伐に赴く際に白幡を立て戦勝祈願を場所に建立されたとのことです。なお、この神社に行く道中、坂本龍馬の婚約者である千葉さな子が営んでいた鍼灸院の跡地があります。

 今回初めて本格的に足立区の神社巡りをしました。北千住駅周辺は近代建築と寺社が多いので大変興味深いです。
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アーティゾン美術館のパウル・クレー作品

 アーティゾン美術館では10月25日まで新たにコレクションに加わったパウル・クレーの作品を展示しています。
 この美術館は展示作品が撮影可能であるため、気に入った作品を撮影することができました。

artizon (8)

 まずは「島」です。
 作品左側からアフリカ大陸、、順にインド亜大陸、オーストラリア大陸、マレー半島。突起はユーラシア大陸の山脈の見えます。地球儀を見ると地球の大半は海で陸地は「島」に見えるのでこれは世界そのものを描いたと解釈しました。

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 「数学的なビジョン」です。
 世の中の各運動は数式で表すことができます。これも世界そのものを描いたと解釈しました。 

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 「宙飛ぶ竜の到着」です。
 この飛行物体は何?そもそも飛行物体か?タイトルどおりドラゴンであると思えば思うほど困惑します。数ある作品の中で一番摩訶不思議な印象を受けました。

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 「谷間の花」です。
 この作品は以前に見たことがある「花ひらく木と花ひらいて」を連想しました。さんざん考え抜いた後にいいアイデアが湧いたような感覚にある作品です。
 過去記事を見ていると息子が未就学児だった頃、パウル・クレーの作品を見る機会が多くかつ惹かれていたようでした。久々にじっくりと鑑賞できることができた良かったです。
 このブログで紹介している他のパウル・クレーもどうぞ(こちら

河原町稲荷神社 足立区千住河原町

 今回紹介する神社は、足立市場から見て北千住駅方面に歩いて5分の場所にある河原町稲荷神社です。

千住大橋 (14)

 創建年代は不明です。
 足立市場の総鎮守として知られております。

千住大橋 (16)

 こちらの狛犬様は足立区最大とのことですが、私が今まで見た中でも巨大な部類の狛犬様です。市場で働く男達のように隆々としています。

千住大橋 (15)

 男らしさの一つは大きいことです。男前な狛犬様です。
 このご時世のためマスクをされていますがコロナに立ち向かう気概を感じます。

千住大橋 (17)

 石灯籠と天水槽も隆々としています。神社は静寂で癒される場所ですがこの神社は雄々しいです。

千住大橋 (13)

 町中の神社なので境内はあまり広くはないですが、市場の熱気を感じることができる神社でした。

千住大橋 (12)

 青銅製の鳥居も渋いです。市場の男達の親分だった御隠居のような渋みを感じます。思えば前々回紹介した神社も男の技を感じる神社でした。次回は千住大橋駅周辺の寺社巡りの最終回です。

鴻池朋子 ちゅうがえり

 8月19日にアーティゾンミュージアムで10月25日まで開催されている鴻池朋子の「ちゅうがえり」という展覧会に行きました。

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 まずは「皮とんび」という作品です。。展覧会の説明文に「狩猟採集という人間の文化の「原型」というものを再考し、芸術の根源的な問い直しを続けてきた」と書かれていましたが、巨人に狙われているような気分になり、狩られる側になった気分でした。

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 オオカミの毛皮が多くつるされています。松井冬子は朽ちていく死体を通して鑑賞者に生命について問いかけますが、鴻池朋子のほうがより急進的に問いかけているようです。

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 上記3枚の画像はこの展覧会の名物であるすべり台です。襖絵は「生々流転」を描いています。
 蝸牛が描かれていますが、極めて小さい世界を「蝸牛角上」というそうです。太古の生命がまだ極めて小さかった時代に滑り落ちた気分です。

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 影絵灯篭です。別世界に連れていかれそうな気分になります。

artizon (7)

 様々な人が語った物語をテーブルランナーにする「物語るテーブルランナー」というプロジェクトの作品です。 人のよっては不安な気分になる展覧会ですが、この作品群はほのぼのとした気分になります。
 展覧会はに非日常や普段は意識しないことを感じる場所でもあります。この展覧会は特にこれらのことを感じることができました。
次回は同じ美術館で開催されていたパウル・クレーの展覧会を紹介します。

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