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ルーカス・クラナッハ ヴィーナスに困らされるクピド

 「戦え!軍人君」は吉田戦車の初期の名作ですが。「甘えんじゃねえよ」も傑作ですね。
 そこで今回紹介する作品はルーカス・クラナッハの「ヴィーナスに困らされるクピド」です。

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 この作品はナショナルギャラリーが所蔵しています。上野の西洋美術館で開催された展覧会に出展されなかったのが残念です。
 ルーカス・クラナッハの描く女性の魅力は目です。色気に満ちた目もとにいつも魅了されます。スレンダーな裸婦像は現代的かもしれませんが、この時代の貴族の女性は極端にウェストを絞った服を着ているからスレンダーな女性を美しいとする美意識は昔から変わらないのかもしれませんね。

 蜂の巣を採ろうとしたクピドが、ヴィーナスによって蜂に襲われている。甘い蜂蜜を手にする代償として、蜂の一刺しがあるということを描いたこの絵は、「人生の楽しみには痛みを伴う」という教訓を表したものです。困り顔のクピドと、踊るような所作でクピドの困惑を楽しむヴィーナスが本当に母親か?と突っ込みたくなりますね。

 この様は「甘えんじゃねえよ」は母親の嘘に振り回される娘を描いた4コマ漫画です。この絵画は愛娘のみっちゃんに嘘を教えることに情熱を傾けるという「みっちゃんのママ」そのものなので今回紹介しました。このブログで紹介している次の作品もどうぞ!
ウェヌスとアモル
洗礼者ヨハネの首を持つサロメ 
正義の寓意

 

江戸城天守復元模型

 10月3日に皇居東御苑で公開中の江戸城天守復元模型を見に行きました。

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 江戸城には慶長期,元和期,寛永期と3度にわたり天守が築かれており、今回復元されたのは寛永期のものです。

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 復元模型とはいえ堂々として凛としています。

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 江戸城の天守は、徳川家の権勢の象徴だから絢爛豪華なもの(多分、最高の資材を使っているだろうから実際は豪華)をイメージしていましたが、威厳があるものでした。

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 こちらは天守閣跡です。この上に模型のような建物があった思うと江戸時代の建築技術の高さというより日本人の技の凄さを感じました。

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 天守閣跡地からの眺めです。正面の建物は桃華楽堂です。私が見た建築物の中で最も優雅です。
 
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 江戸城の天守閣を復元しようという運動(発起人の一人は太田道灌公の子孫)があります。この模型を見るまでは復元する意味はあるのか?と思っていました。
 日本人の技の継承はもちろんのこと、大手町・丸の内は荒川が決壊したら水没しますが、天守閣があった場所は高台なので災害時の避難場所として十分機能しそうです。だから、天守復元は価値があると思い直しました。

月岡芳年 悟道の月

 中学生の頃「戦え!軍人君」を読んで以来、吉田戦車のファンです。先日は「吉田戦車 不条理ギャグのパイオニア〈大増補新版〉」を読みました。
 そこで2回程、吉田戦車の作品を連想する絵画を紹介します。まずは月岡芳年の「悟道の月」です。

月岡芳年 悟道の月

 布袋様が笑って月を見上げて、細かなことは気にせず楽しく生きることを説いている作品です。月が綺麗な秋だからこそ愛でたい作品ですね。ではこの作品が吉田戦車の作品とどう関係があるのか?

 吉田戦車の描く女性は可愛いという評判を良く見ますが、一方でごつごつした体育会の若者た(昔風の角刈り・丸刈り)、ニキビ面で汗っかきな若者、中年男性等、男性特有のむさ苦しさを描かせたら右に出る作家がいないと思います。バイト君なんか秀逸ですね。
 布袋様は神様というフィルターを外してみると、太った毛深いむさ苦しい中年男性そのものです。このあたりが吉田戦車の描く男性に似ていると思い紹介しました。あと3回は続きます。次回は吉田戦車の初期の作品を連想する絵画です。

このブログで紹介している他の月百姿の作品もどうぞ! 
 玉兎孫悟空
 南海月
 月夜釜 小鮒の源吾 島矢伴蔵と垣間見の月
 金時山の月
 南屏山昇月 曹操

北区ふるさと農家体験館

 赤羽自然観察公園はカブトムシ・クワガタが生息してると聞き、8月に2回ほど息子と捕りに行きました。
 カブトムシはいなかったものの、小型種のヒラタクワガタなら捕まえました。個人的にはカミキリ
を捕まえたかったのですが。見当たらずでした。
 さて、公園内には「北区ふるさと農家体験館」があり、古民家が公開されています。

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 撮影したのは8月30日です。園内には田んぼもあります。
 
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 アマガエルがいました。野生のアマガエルを都内で見たのは初めてです。公園には水も湧いています。
 なお、田んぼのある区画にはカナヘビもいました。

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 公園周辺は団地とナショナルトレーニングセンターです。この公園は1999年に開園された意外と新しい公園で、もともとは自衛隊の駐屯地でした。

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 母屋の正面です。体験館には多目的トイレがあるからトイレ休憩と虫捕りで汗まみれになった服を着替えるのにちょうど良いです。

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 日本家屋は高温多湿の夏を少しでも快適にすること目的にしているとのことですが、襖、雨戸を開放すれば風通しがよく地面から高い場所に座敷があるので湿気も和らぎ快適でした。ちょっと腰かけてくつろぐのも良しです。(ただし飲食禁止)

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 納屋です。この古民家は入園料なしです。このブログの訪問者は40代以上の方が多いので実感できると思われますが、田舎の家はこのような造り・間取りが多いため、夏休みに田舎の家にで過ごしたことを思い出し、同時に癒しを感じることができるのでお勧めしたいです。

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