月岡芳年 悟道の月
中学生の頃「戦え!軍人君」を読んで以来、吉田戦車のファンです。先日は「吉田戦車 不条理ギャグのパイオニア〈大増補新版〉」を読みました。
そこで2回程、吉田戦車の作品を連想する絵画を紹介します。まずは月岡芳年の「悟道の月」です。

布袋様が笑って月を見上げて、細かなことは気にせず楽しく生きることを説いている作品です。月が綺麗な秋だからこそ愛でたい作品ですね。ではこの作品が吉田戦車の作品とどう関係があるのか?
吉田戦車の描く女性は可愛いという評判を良く見ますが、一方でごつごつした体育会の若者た(昔風の角刈り・丸刈り)、ニキビ面で汗っかきな若者、中年男性等、男性特有のむさ苦しさを描かせたら右に出る作家がいないと思います。バイト君なんか秀逸ですね。
布袋様は神様というフィルターを外してみると、太った毛深いむさ苦しい中年男性そのものです。このあたりが吉田戦車の描く男性に似ていると思い紹介しました。あと3回は続きます。次回は吉田戦車の初期の作品を連想する絵画です。
このブログで紹介している他の月百姿の作品もどうぞ!
玉兎孫悟空
南海月
月夜釜 小鮒の源吾 島矢伴蔵と垣間見の月
金時山の月
南屏山昇月 曹操
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布袋様が笑って月を見上げて、細かなことは気にせず楽しく生きることを説いている作品です。月が綺麗な秋だからこそ愛でたい作品ですね。ではこの作品が吉田戦車の作品とどう関係があるのか?
吉田戦車の描く女性は可愛いという評判を良く見ますが、一方でごつごつした体育会の若者た(昔風の角刈り・丸刈り)、ニキビ面で汗っかきな若者、中年男性等、男性特有のむさ苦しさを描かせたら右に出る作家がいないと思います。バイト君なんか秀逸ですね。
布袋様は神様というフィルターを外してみると、太った毛深いむさ苦しい中年男性そのものです。このあたりが吉田戦車の描く男性に似ていると思い紹介しました。あと3回は続きます。次回は吉田戦車の初期の作品を連想する絵画です。
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