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国立博物館の常設展示 河鍋暁斎と吉田博

4月8日に国立博物館で開催中の「特別展 東福寺」に行き、その後、久々に常設展示を見ました。常設展示は撮影可能です。
今回は撮影をした近代絵画を紹介します。

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上段は河鍋暁斎の「龍頭観音像」です。
観音様は慈悲深く、龍神様は喝!!と言ってそうです。飴と鞭を両方受けたような気分になりました。この作品が伝えていることは「厳父慈母」ということでしょうか?
このブログでは原田直次の「騎龍観音」も紹介しています。

下段は吉田博の「精華」です。
乙女が猛獣を従えている構図は「ユニコーンは処女に懐く」という伝承をアレンジしたと思われます。
この作品を見てギュスターヴ・モローの「一角獣」を連想しました。

国立博物館はいつ行っても新しい発見があります。今回紹介した作品は私にとっては新しい発見でした。
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所沢航空発祥記念館

4月1日に所沢航空発祥記念館に行きました。

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西武線の航空公園駅前に展示されているYS-11です。
福岡に住んでいた頃、鹿児島出張の際はあえてJACのYS-11を選びました。また、千葉ニュータウンに通っていたころは下総航空基地に離着陸するYS-11をたまに見かけたものです。

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ヘリコプターの有用性を実証した名機。シコルスキーH-19です。丸いフォルムがかわいらしいです。

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ノースアメリカンT-6Gです。

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バートルV-44です。バナナのような曲線美がいいですね!

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第二次世界大戦後初の実用国産飛行機である富士T-1Bです。

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C-46です。輸送機は大きさを問わず頼もしさを感じます。
この博物館ではフライトシュミレータによる操縦体験もできます。息子と一緒にチャレンジしましたが、、、、離陸できず住宅地に激突、着陸失敗、真っ逆さまに墜落と散々でした、、初めてなので仕方ないとはいえ命が何個あっても足りないフライトでした。飛行機以外のことも親子で楽しめる楽しい博物館でした。

吉山明兆 五百羅漢図 第20号幅

4月8日に国立博物館で開催中の「特別展 東福寺」に行ったので、吉山明兆「五百羅漢図 第20号幅」を紹介します。

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この展覧会の目玉は東福寺を拠点に活躍した絵仏師の吉山明兆が描いた五百羅漢図です。
この作品は五百羅漢が動物達を手なずたうえで乗り込んでいる図です。猛々しい動物も手なずける五百羅漢の徳の高さを表すものです。
この展覧会では作品の横に4コマ漫画で作品を解説しており極彩色でホリの深いお顔なのでアメコミようです。おかげで五百羅漢様達の飄々とした日常が伝わります。案外飄々と生きるというのも何らかの境地なのでは、、、?

他にも金剛力士像の勇壮さは目を見張り、約2m17㎝もある旧本尊の「仏手」の巨大さは仏様の加護をを感じます。また、極めて写実的な東福寺の僧侶の肖像画も必見です。

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こちらは先着順1日500枚限定のホログラムステッカーです。これは御朱印帳に挟んでおくことにしました。

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おまけで東福寺の御朱印です。なお、展覧会場限定の御朱印もありました。
息子が生まれる前は年に一度は京都に行っており、八相の庭が好きなので東福寺は必ずお参りしていました。東福寺は塔頭ごとに趣がことなる庭園も多く一日いても飽きません。(東京では乗ることができない奈良線の103系に乗りたいという気持ちもありましたが、、、)
東京に居ながらにして東福寺の素晴らしさを感じることができるとても充実した展覧会でした。

美喜井稲荷神社 港区赤坂

3月26日に国立新美術館で開催中の「ルーヴル美術館展 愛を描く」に行った後、赤坂にある美喜井稲荷神社をお参りしました。

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猫を祀っていることで有名な神社です。左の猫は小鳥と遊び、右の猫は人魂?と遊びつつ邪鬼?を踏みつけています。

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雨の日なので傘をさしていました。ビルの一角にあるとても小さな神社です。なお、この神社の向かい側は豊川稲荷東京別院です。

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狛犬様もいます。子猫のようにかわいいですね。

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ネットで見つけてこの神社の謂れを要約すると、
・当地に「美喜井」という名の猫がいて何度も飼い主の命を救ったそうです。
・この猫の正体は比叡山から猫の形を借りてやってきた霊位の高い神様だった。
・そのため本格的に祀るようになった。とのことです。

猫を祀る寺社は他にもありますが、この神社が謂れといい雰囲気といいダントツです。猫好きの方には是非お参りいただきたいです。

このブログで紹介している他の猫を祀る寺社の記事もどうぞ!
豪徳寺
西方寺
三光稲荷

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