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エミール・クラウス ピクニック風景

 屋外で過ごすのが心地よい季節です。そこで今回紹介する作品はエミール・クラウスの「ピクニック風景」です。

ピクニック風景

 この作品は2010年にBunkamuraで開かれた、「フランダースの光ベルギーの美しき村を描いて」展で観ました。
 西洋絵画で誰が一番好きか?と聞かれたらエミール・クラウスと答えます。理由は見ているだけで明るい気分になれるからです。モネ・ルノアールとは一味違った光の描写は白眉です。
 大原美術館のHPにあるエミール・クラウスの紹介文によると、エミール・クラウスはモネと親交がありました。また、大原美術館のコレクションを収集した児島虎次郎氏はエミール・クラウスの弟子です。

 爽やかな光がそそぎ薫風香るという言葉が似合う作品です。階級社会を描いた(手前に農民、向こう岸にブルジョワ)という解説もありましたが、慎ましい農民達の様は優しい気分になります。優しくそそぐ光、薫る風も伝わってくるのでそのような政治的な解釈はどうでもよくなります..
 
 子供の頃、4月から5月の晴れた日は多摩川に釣りに行ったものです。また独身の頃はサイクリングにはまっていて、多摩川の河川敷をサイクリングしたものです。
 河原は開放的な空間なので普段都会に暮らしていると時に恋しくなります。このブログで紹介している他作品と彼の弟子の作品もどうぞ!!

 「晴れた日」・弟子のアンナ・ド・ウェールトの「6月の私のアトリエ」(こちら

「夏の日中」と「夏の朝」(こちら
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