月岡芳年 「朱雀門の月 博雅三位」「月の四の緒 蝉丸」
夢枕獏の陰陽師の最新刊「水龍の巻」を読みました。
そこで今回は月岡芳年の「朱雀門の月 博雅三位」と「月の四の緒 蝉丸」を紹介します。


2つの浮世絵の魅力は笛の音、琵琶の音が心地よく響き渡るところです。余韻嫋嫋という言葉を絵画にしたらこうなると思います。
「水龍の巻」には源博雅の笛である「葉二」と「朱雀門の鬼」の過去を描いた「麩枕」という作品がありました。上段の「朱雀門の月 博雅三位」はまさしく陰陽師の世界そのものです。
「蘇莫者」という話も必読です。蝉丸が盲目になる前の頃のエピソードです。下段の「月の四の緒 蝉丸」もまた陰陽師の世界そのものです。そのせいか蝉丸の視線の先には妖しい何かがいるようです。
陰陽師は新刊が出るたびに読みますが、「水龍の巻」はコロナ禍をモチーフにした話もあります。しかし今まで読んだ中で一番楽曲が登場しています。平安時代に演奏された様々な楽曲が登場しますが、無教養なのでどういうものか分からないのが悔やまれます。
そこで今回は月岡芳年の「朱雀門の月 博雅三位」と「月の四の緒 蝉丸」を紹介します。


2つの浮世絵の魅力は笛の音、琵琶の音が心地よく響き渡るところです。余韻嫋嫋という言葉を絵画にしたらこうなると思います。
「水龍の巻」には源博雅の笛である「葉二」と「朱雀門の鬼」の過去を描いた「麩枕」という作品がありました。上段の「朱雀門の月 博雅三位」はまさしく陰陽師の世界そのものです。
「蘇莫者」という話も必読です。蝉丸が盲目になる前の頃のエピソードです。下段の「月の四の緒 蝉丸」もまた陰陽師の世界そのものです。そのせいか蝉丸の視線の先には妖しい何かがいるようです。
陰陽師は新刊が出るたびに読みますが、「水龍の巻」はコロナ禍をモチーフにした話もあります。しかし今まで読んだ中で一番楽曲が登場しています。平安時代に演奏された様々な楽曲が登場しますが、無教養なのでどういうものか分からないのが悔やまれます。
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