葛飾北斎 隅田川関屋の里
新年あけましておめでとうございます。
新年なのでおめでたい作品を紹介します。めでたいものの一つとして「富士山」があります。そこで、富嶽三十六景でから品である「隅田川関屋の里」を紹介します。

この絵は吉兆のシンボルでもある赤富士が描かれています。また曲がりくねった道は龍の胴体、左と中央の侍の笠は龍の眼にも見えることから、この絵は吉兆画・縁起物として描かれたのでないかと思います。
疾走する馬の躍動感が魅力的な作品です。連続画面のような描写が早馬の速度感を引き立てています。
「速さ」を表現した絵は以前紹介したターナーの「雨、蒸気、速度-グレート・ウェスタン鉄道」が最初と言われていますが、富嶽三十六景は1831~1835年に作成され、ターナーは1844年に「雨、蒸気、速度-グレート・ウェスタン鉄道」を作成したので、葛飾北斎はターナーより早く「速さ」を表現したといえます。
さて、数ある富嶽三十六景の中でこの作品を紹介した理由ですが、「隅田川関屋の里」は現在の足立区で、北千住の一歩手前にある地域です。毎日京成線で通勤してる際にこの付近を通過します。また、冬は京成線車窓から富士山が見えることがあるので紹介しました。
今年でこのブログも8周年となります。引き続きよろしくお願いいたします。
新年なのでおめでたい作品を紹介します。めでたいものの一つとして「富士山」があります。そこで、富嶽三十六景でから品である「隅田川関屋の里」を紹介します。

この絵は吉兆のシンボルでもある赤富士が描かれています。また曲がりくねった道は龍の胴体、左と中央の侍の笠は龍の眼にも見えることから、この絵は吉兆画・縁起物として描かれたのでないかと思います。
疾走する馬の躍動感が魅力的な作品です。連続画面のような描写が早馬の速度感を引き立てています。
「速さ」を表現した絵は以前紹介したターナーの「雨、蒸気、速度-グレート・ウェスタン鉄道」が最初と言われていますが、富嶽三十六景は1831~1835年に作成され、ターナーは1844年に「雨、蒸気、速度-グレート・ウェスタン鉄道」を作成したので、葛飾北斎はターナーより早く「速さ」を表現したといえます。
さて、数ある富嶽三十六景の中でこの作品を紹介した理由ですが、「隅田川関屋の里」は現在の足立区で、北千住の一歩手前にある地域です。毎日京成線で通勤してる際にこの付近を通過します。また、冬は京成線車窓から富士山が見えることがあるので紹介しました。
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