谷中安規 幻想集 旅 月のロケーション
家にいることが多いので超名作の漫画を楽しみたいと思い、ちくま文庫が販売しているつげ義春全集を買いました。
幻想的、叙情的、呪術的な物語はいつ読んでも魅了されます。代表作の「ねじ式」は多くの漫画家がパロディーにしているので我々は知らず知らず刷り込まれているのかもしれませんね。
そこで今回はつげ義春の作品を連想する谷中安規の「幻想集 旅 」と「月のロケーションと」を紹介します。

まずは「幻想集 旅」です。
裸婦と中央の手が別世界への列車に誘っているように見える幻想的な版画です。つげ義春の作品はここではないどこかへ行きたいという願望と幻想的な作品が多いので紹介しました。また、つげ義春の作品に登場する大人の女性はこの版画の裸婦のように大きなお尻であることも多いので紹介しました。
この作品は主人公が列車に飛び乗って房総方面に行き、安宿の女将と関係を持つ妄想をする「やなぎや主人」を連想します。

次に「月のロケーション」です。
谷中安規は月夜とか夜の風景をモチーフにした作品が多く、この作品はその一つです。タロットカードでは月は「自らが導く、未だ見えざる真実への道程。それを辿ることの困難」を意味するそうです。
つげ義春の作品は漫画家としての高みを目指して精進し苦悩する姿がよく描かれています。
「月」が「高み」の象徴だとしたら、版画家として、美術家としての「高み」を目指そうといろいろ精進している様と苦悩するさまを表現してると思われるので、つげ義春の作品世界と合致します。
次回もつげ義春の作品を連想する絵画を紹介します。
幻想的、叙情的、呪術的な物語はいつ読んでも魅了されます。代表作の「ねじ式」は多くの漫画家がパロディーにしているので我々は知らず知らず刷り込まれているのかもしれませんね。
そこで今回はつげ義春の作品を連想する谷中安規の「幻想集 旅 」と「月のロケーションと」を紹介します。

まずは「幻想集 旅」です。
裸婦と中央の手が別世界への列車に誘っているように見える幻想的な版画です。つげ義春の作品はここではないどこかへ行きたいという願望と幻想的な作品が多いので紹介しました。また、つげ義春の作品に登場する大人の女性はこの版画の裸婦のように大きなお尻であることも多いので紹介しました。
この作品は主人公が列車に飛び乗って房総方面に行き、安宿の女将と関係を持つ妄想をする「やなぎや主人」を連想します。

次に「月のロケーション」です。
谷中安規は月夜とか夜の風景をモチーフにした作品が多く、この作品はその一つです。タロットカードでは月は「自らが導く、未だ見えざる真実への道程。それを辿ることの困難」を意味するそうです。
つげ義春の作品は漫画家としての高みを目指して精進し苦悩する姿がよく描かれています。
「月」が「高み」の象徴だとしたら、版画家として、美術家としての「高み」を目指そうといろいろ精進している様と苦悩するさまを表現してると思われるので、つげ義春の作品世界と合致します。
次回もつげ義春の作品を連想する絵画を紹介します。
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[766] Re: 谷中安規の絵本の購入
始めましてこんばんわ。
谷中安規の絵本は今のところ見たことがありません。お役に立てなくて申し訳ございません。
このブログに掲載したものは府中市美術館で販売されていた絵葉書セットです。
現在でも販売されているかは要確認です。
谷中安規の絵本は今のところ見たことがありません。お役に立てなくて申し訳ございません。
このブログに掲載したものは府中市美術館で販売されていた絵葉書セットです。
現在でも販売されているかは要確認です。
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