フェルナン・クノップフ  茶色の瞳と一輪の青い花

 おとといの雪がまだ残ってます。私は「雨男」ならぬ「雪男」でスキーに誘われたら、雪でスキー場に行けないことが何回かあって、学生時代に雪国にいた割にはスキーをあまりしたことがないです。

 さて、今週と来週のテーマは「象徴派」。今回紹介するのはフェルナン・クノップフの「茶色の瞳と一輪の青い花」です。

茶色の瞳と一輪の青い花

 フェルナン・クノップフはギュスターヴ・モロー、エドワード・バーン=ジョーンズ、グスタフ・クリムトと錚々たる画家たちと親交があり、お互い影響しあったそうです。19世紀の西洋絵画史を見ると名だたる巨匠たちが互いに親交を結んでいて壮観です。

 フェルナン・クノップフの作品は静謐感に満ちています。静謐感に満ちた絵と言えばフェルメールですが、フェルメールは心の動きや息遣いが伝わってきますが、フェルナン・クノップフの場合は動きが止まってる、時間が止まってるようです。また、虚無的で儚げで作品によっては切なくなります。いわば良質なバラードのような作品が多く、私はそういうところが気に入ってます。

 フェルナン・クノップフの描く女性はこの作品のような凛々しく中世的な女性が多いです。おそらく忘れらない人で、画家の心の中では時間が止まっているのでしょう。西欧ではスミレは再生の象徴でもあるそうです。この青い花がスミレだとしたら、時間が止まってはだめだ再び歩きだせという心の内を描いた作品かもしれません。

次の作品も紹介しています。是非ご覧ください!!
「白、黒、黄金」
「ヴァン・デル・ヘクト嬢の肖像」
「天井画-絵画、音楽、詩歌」

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Comment

[202] はじめまして。

クノップフは、私の最も好きな画家の一人です。
クノップフの絵は静謐ですが、冷たい冬の凍り方ではではなく、
春のような温かさがあり、ものすごくゆっくりですが時間も流れていると私は思います。
「愛撫」のような作品は、少しに意味合いが異なりますが。
こどもを描いた肖像画などは、すごくかわいいのですよ。

だまけんさんは、写実絵画にお詳しいですね。
それとお寺関係も。
関東のお寺は、あまり行けないので、いつも楽しみに読ませていただいています。

[203] Re: はじめまして。

Ms.れでぃさんへ
 コメントを頂きありがとうございます。
 関西方面のお寺とか展覧会の記事を私も楽しみに見ています。

 クノップスの描いたこどもの可愛らしい肖像画はいづれ紹介する予定です。
今後ともよろしくお願いします。

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