伊藤若冲 石峰寺図
スカイツリーが昨日開業しました。我が家のベランダからもくるくる回るイルミネーションが見えます。
今回紹介する作品は伊藤若冲の「石峰寺図」です。

この作品は2009年に府中市立美術館が開催した「山水に遊ぶ-江戸絵画の風景250年」と2010年に千葉市立美術館が開催した「伊藤若冲 アナザーワールド」で見ました。(作品は京都国立博物館が所蔵)
石峰寺は伊藤若冲が草庵を結んだお寺で、伏見稲荷から宇治の方に歩いて確か10分の場所にあるお寺で、伊藤若冲がデザインした五百羅漢で有名です。おととしのGWに行きましたが、ひっそりとした隠れ家のようなお寺でした。(この記事はこちら)
不思議な絵です。この絵に描かれている羅漢はふわふわしています。ルソーやシャガールのような浮遊感です。 右側に象と獅子に乗った羅漢の横に船に乗った羅漢がいますが、陸なのか池なのか分かりません。全てがひらっぺい空間に、あの超現実的な鶏を描く画家の作品かどうか困惑します。
若冲にとって絵を描くことは仏に近づく修行だったと思われますが、この作品は悟りの境地に近づいた心境を描いたのかもしれません。
ボストン美術館展に展示されている曾我蕭白の「雲竜図」はキュビズムの先駆けであるという評論がありましたが、この作品は象徴派またはシュールリアリズムの先駆けと言えます。
さて、今週末は府中市立美術館の「イメージの叫び:パワー・オブ・創作木版画 」に行く予定です。ではまた!
今回紹介する作品は伊藤若冲の「石峰寺図」です。

この作品は2009年に府中市立美術館が開催した「山水に遊ぶ-江戸絵画の風景250年」と2010年に千葉市立美術館が開催した「伊藤若冲 アナザーワールド」で見ました。(作品は京都国立博物館が所蔵)
石峰寺は伊藤若冲が草庵を結んだお寺で、伏見稲荷から宇治の方に歩いて確か10分の場所にあるお寺で、伊藤若冲がデザインした五百羅漢で有名です。おととしのGWに行きましたが、ひっそりとした隠れ家のようなお寺でした。(この記事はこちら)
不思議な絵です。この絵に描かれている羅漢はふわふわしています。ルソーやシャガールのような浮遊感です。 右側に象と獅子に乗った羅漢の横に船に乗った羅漢がいますが、陸なのか池なのか分かりません。全てがひらっぺい空間に、あの超現実的な鶏を描く画家の作品かどうか困惑します。
若冲にとって絵を描くことは仏に近づく修行だったと思われますが、この作品は悟りの境地に近づいた心境を描いたのかもしれません。
ボストン美術館展に展示されている曾我蕭白の「雲竜図」はキュビズムの先駆けであるという評論がありましたが、この作品は象徴派またはシュールリアリズムの先駆けと言えます。
さて、今週末は府中市立美術館の「イメージの叫び:パワー・オブ・創作木版画 」に行く予定です。ではまた!
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