雑司かや不二見茶やと目白不動尊金乗院
浮世絵の楽しみ方の一つは作品に描かれた場所に行ってみることです。今回は地元豊島区を描いた作品と描かれた場所を紹介します。
歌川広重の富士三十六景の「雑司かや不二見茶や」です。雑司ヶ谷の鬼子母神の参道付近は急峻な坂道として知られている「富士見坂」があります。
こちらがその坂です。崖の下は現在の新宿区の早稲田界隈と思われます。今では富士山の代わりに新宿のビル群を見渡すことができます。
さて、雑司ヶ谷鬼子母神の参道付近にある崖を下る途中には江戸五色不動の一つ「目白不動」様がいらっしゃります。
山門をくぐり右手にあるお堂に目白不動様はいらっしゃります。秘仏ですがガラス越しにお姿を見ることはできます。
通常左手に羂索を持ってますが、目白不動様は、左腕を断ち切りそこから火焔が噴き出しているという独特のお姿をしています。なんかサイコガンみたいでかっこいい~
左の画像は境内にある庚申塚です。倶利伽羅明王を主尊とする点で貴重なものといわれています。
ご朱印です。「金乗院」というお寺なのに、「新長谷寺」と書かれているのは、目白不動様はもともと、文京区関口(椿山荘周辺)にあった、「新長谷寺」にいらしたのですが、戦災により「金乗院」に移されたからです。
この展覧会では地元近くの北区飛鳥山を描いた作品も紹介されていたので、いろいろ調べてみると歌川広重は北区王子界隈を描いた作品が案外多いことが分かりました。次回は北区王子界隈の作品と描かれた場所を紹介します。
歌川広重の富士三十六景の「雑司かや不二見茶や」です。雑司ヶ谷の鬼子母神の参道付近は急峻な坂道として知られている「富士見坂」があります。
こちらがその坂です。崖の下は現在の新宿区の早稲田界隈と思われます。今では富士山の代わりに新宿のビル群を見渡すことができます。
さて、雑司ヶ谷鬼子母神の参道付近にある崖を下る途中には江戸五色不動の一つ「目白不動」様がいらっしゃります。
山門をくぐり右手にあるお堂に目白不動様はいらっしゃります。秘仏ですがガラス越しにお姿を見ることはできます。
通常左手に羂索を持ってますが、目白不動様は、左腕を断ち切りそこから火焔が噴き出しているという独特のお姿をしています。なんかサイコガンみたいでかっこいい~
左の画像は境内にある庚申塚です。倶利伽羅明王を主尊とする点で貴重なものといわれています。
ご朱印です。「金乗院」というお寺なのに、「新長谷寺」と書かれているのは、目白不動様はもともと、文京区関口(椿山荘周辺)にあった、「新長谷寺」にいらしたのですが、戦災により「金乗院」に移されたからです。
この展覧会では地元近くの北区飛鳥山を描いた作品も紹介されていたので、いろいろ調べてみると歌川広重は北区王子界隈を描いた作品が案外多いことが分かりました。次回は北区王子界隈の作品と描かれた場所を紹介します。
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