フェルナン・クノップフ 白、黒、黄金

 年度末・年度初めは慌ただしいですが、個人的には何となく切なくなる季節です。
 毎年この時期はYOUTUBEで聞く音楽もバラードが多く、GAOの「さよなら」とか大澤誉志幸の「そして僕は途方に暮れる」は定番ですが、SEKAI NO OWARIの「SOS」は歌詞とメロディーが美しい!
 そこで今回紹介するのはフェルナン・クノップフの「白、黒、黄金」です。

白、黒、金

 フェルナン・クノップフの作品は静謐です。そして切なくなりますがギスギスした気持ちを静め、悲しい気持ちを昇華するまさに見るバラードです。

 フェルナン・クノップフにとって妹のマルグリット・クノップフは美の女神で、妹を描いた作品を多く描いています。こちらもその一つです。 画面中央の像はおそらくケルビム。この天使はマリヤ様とかイエス様と一緒に描かれることが多いです。フェルナン・クノップフにとって妹はマリヤ様に匹敵する尊いものであったことがうかがえます。この作品の連作と思われる「青い翼」という作品もあり、このモチーフはフェルナン・クノップフのお気に入りのようです。

 フェルナン・クノップフは同じくベルギー象徴派のジェームス・アンソールとは同級生で、ギュスターヴ・モロー、エドワード・バーン=ジョーンズ、グスタフ・クリムトと錚々たる画家たちと親交があり、お互い影響しあったそうです。19世紀の西洋絵画史を見ると名だたる巨匠たちが互いに親交を結んでいました。黄金を配しているところがクリムト、女性を天美的に描いてるところがラファエロ前派の影響を受けているみたいです。 

 次の作品もご覧ください。
茶色の瞳と一輪の青い花
ヴァン・デル・ヘクト嬢の肖像
「天井画-絵画、音楽、詩歌」
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