ウィリアム・ターナー 戦艦テメレ―ル

 「Gallery銀座フォレスト・ミニ」で9日まで龍口経太氏の展覧会が開催されているので、会社帰りに寄りました。妖しく魅惑的な女性像は息をのみます。龍口経太氏の描く女性はランジェリー姿が多いです。ランジェリー姿を描いた絵画は意外と少ないのなぜ?と考えてしまいました

 さて、イギリスはエリザベス女王の即位60周年とオリンピックに湧いています。そこで今週と来週のテーマは「イギリス」で第1弾はウィリアム・ターナーの「戦艦テメレ―ル」です。

戦艦テメレール
                            
 ターナーと言えばイギリスを代表する画家です。また、イギリスは海軍力で7つの海を支配し、蒸気機関の発明で産業革命を起こした国です。したがって、この作品はまさに「イギリス」を象徴していると言えます。2005年に行われたイギリス国内の一般投票により「最も偉大なイギリス絵画」に選ばれたそうです。ちなみに私の新婚旅行はロンドン。この作品が見たかったからです。

 蒸気船に曳航される帆船はトラファルガー海戦では2番艦、大和に対する武蔵のような戦艦です。そんな栄光ある帆船が小さい蒸気船に曳航されて解体される風景です。
 そのため、新しい時代(産業革命)の幕開けと一つの時代の終焉を描いた絵でもあります。世界史の教科書には「産業革命」の象徴として載っていました。
 
 夕陽と雲を貫く光線、そして暮れなずむ空の描写が素晴らしいです。そしてキャンバス一杯に広がる空間の描写も素晴らしいです。私は特に雲を貫く光線の描写に感嘆しました。
 夕暮れ時の青空と夕焼けが混ざる瞬間を描いたのは、時代の終焉を夕陽で、新しい時代への期待を青空で表したかったのかも知れません。


このブログでは次の作品も紹介しています
「スピットヘッド:ポーツマス港に入る拿捕された二隻のデンマーク船」(こちら
「雨、蒸気、速度-グレート・ウェスタン鉄道」(こちら
「風景・タンバリンをもつ女(こちら
「ポリュフェモスを愚弄するオデュッセウス」(こちら) 
「旧ウェルシュ橋 シュロプシャー州シュールズベリー」(こちら
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